北総鉄道は28日、開業以来初という本格的な駅リニューアルを新鎌ヶ谷駅で実施すると発表した。新鎌ヶ谷駅は北総線・新京成線・東武アーバンパークライン(野田線)の乗換駅として、1日あたり平均約2万人(2018年度実績)を超える利用者があり、沿線からの通勤・通学利用と合わせて、成田空港を利用する乗客も増加傾向にある。

  • 新鎌ヶ谷駅リニューアル後の出入口(イメージ)

北総線の駅はこれまで、新京成線との共同使用駅として営業してきたが、新京成線連続立体交差事業の進捗にともない、6月16日始発から新京成線の改札口が新京成線高架下に移転。北総線と新京成線の改札口が分離され、今後は北総線単独の駅として営業することになる。これに合わせ、「国内外を行き交うお客様にとって分かりやすく、地域に親しまれる駅」をコンセプトに、北総線の駅がリニューアルされる。

リニューアルは利用者にとってのわかりやすさを重視し、案内サインのデザインを一新するほか、新たに駅構内の柱周りにも行先やホーム番線を表記した大型の案内サインを新設する。駅出入口の壁面は親しみの感じられる木目調を基調としたデザインとし、大型の駅名看板を設置して視認性向上も図る。

  • 新鎌ヶ谷駅リニューアル後の駅構内(イメージ)

駅出入口から改札付近のコンコース床タイルも改修し、改札入場前の利用者も列車の発車時刻を確認できるように、出入口改札前に旅客案内表示器が新設される。