GIGABYTEは、COMPUTEX TAIPEI 2019においてノートブック新製品の発表会を開催し、薄型ノートPC「AERO 15 OLED」、「AERO 17」を紹介した。
AEROシリーズは、ゲーマー向けのゲーミングノートPCとしての側面に加えて、高いなスペックによるクリエイター向けノートPCとしての側面も併せ持つ。今回の15.6型モデル「AERO 15 OLED」はクリエイター向けの色が強く現れたスペックだ。
特徴は有機ELパネルの採用と色再現性の追求。Samsung製のAMOLEDパネルで解像度は4K(3840×2160ドット)。OLEDの発色のよさに加えて、VESA DisplayHDR 400認証、X-Rite傘下のPANTONEによる認証をユニット単位で取得し、色差⊿E値が1以下、DCI-P3 100%カバーをうたっている。
パネルのベゼルも上部と左右を3mmにせばめ、15.6型でありながらコンパクト化している。応答速度は1msでリフレッシュレートは60Hzとのことだ。
そのほかのスペックとしては搭載するCPUが第9世代のCore i9/i7の「H」シリーズ、GPUはGeForce RTX 20シリーズまたはGTX 16シリーズ。パフォーマンス面では、先行するGIGABYTE製ゲーミングノートと同様にMicrosoft Azureを利用した「AI」でチューニングされる。
ストレージはIntel SSD 760pで、ネットワークは(Intelのテクノロジーも入っている)Killer Ethernet E2600、無線側がKiller Wi-Fi 6 AX1600となり、ここもGIGABYTE製ゲーミングノートのウリのAll Intel Inside仕様だ。
キーボードは10キー付きで、展示モデルは英語配列だが、日本市場で販売する際には日本語配列も検討されている。タッチパットにはWindows Hello対応の指紋認証センサーを備え。キーボードのF9キーの上の部分にはこれもWindows Hello対応と言うWebカメラ(プライバシーシャッター付き)が搭載されている。
17型モデルのAERO 17は、AERO 15 OLEDよりも少し先の発売になる見込みだ。パネルはOLEDではないが、LG製144Hzパネル、AUO製4K HDRパネル、同じくAUO製の240Hzパネルといった3つのオプションを用意。高リフレッシュレートパネルが多く、こちらの製品はややゲーミング寄りの位置付けになる。
CPUはAERO 15 OLED同様、GPUはGeForce RTX 20シリーズのみの模様。こちらもAzure AI Notebookであり、SSDの型番に記載はなかったがAll Intel Inside仕様となる見込みだ。また、ESS SabreのオーディオDACも搭載される。
AEROシリーズのほかは、今後AORUS 17にも第9世代Core搭載モデルがリリースされる見込み。