キヤノンは5月28日、特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載するインクジェットプリンター3モデルを発表した。複合機1モデルと単機能機2モデルで、小規模オフィスをメインターゲットとする。いずれも価格はオープンで、6月6日より販売する。

G6030は、コピーやスキャンが可能なA4カラー複合機で、特大容量のインクタンク「GIGA TANK」を搭載する。ブラック×2本、カラー(C/M/Y)各色×1本のインクタンクが付属し、モノクロで約8,300ページ、A4カラーで約7,700ページ(ともにエコノミーモード)プリントできる。ランニングコストはA4モノクロで約0.4円、A4カラーで約0.9円。

  • スキャナーを搭載する複合機「G6030」

顔料ブラックインクは新規に開発したもので、高濃度でくっきりとした印字を可能とした。印刷速度はA4モノクロで約13ipm、A4カラーで約6.8ipm、ファーストプリントタイムはA4モノクロで約9秒、A4カラーで約14秒と高速。自動両面印刷にも対応する。最大250枚の用紙をセットできる給紙カセットを標準で装備。背面には100枚の用紙をセット可能。

主な仕様は、最高解像度が4,800×1,200dpi、総ノズル数が1,792(ブラック640、CMY各384)。スキャナーはCISセンサーで、光学解像度は1,200×2,400dpi。インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W403×D369×H195mm、重さは約8.1kg(収納時)。同社オンラインショップでの価格は35,800円(以下、税別)。

G5030は、G6030からコピーとスキャン機能を省略したモデルで、プリンターの性能や付属品はほぼ共通。本体サイズは約W403×D369×H166mm、重さは約6.5kg(収納時)。同社オンラインショップでの価格は27,800円。

  • カラーのインクタンクを搭載する単機能機「G5030」

G2030は、ブラック×2本のインクボトルが同梱するモノクロプリンター。別売のC/M/Y一体型のカラーインクカートリッジ「BC-341」を使用することでカラー印刷にも対応する(写真用紙などの特殊紙には対応しない)。印刷枚数は約8,300ページ(エコノミーモード)で、ランニングコストはA4モノクロで約0.4円。

  • カラーのカートリッジも搭載するモノクロの単機能機「G2030」

本体サイズは約W403×D369×H166mm、重さは約6kg(収納時)。そのほかのプリンターの性能はほぼ共通。同社オンラインショップでの価格は20,800円。