元マラソン選手の高橋尚子が、きょう29日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『衝撃のアノ人に会ってみた!』(毎週水曜19:00~)に出演し、先月亡くなった小出義雄監督との秘話を語る。

  • 『衝撃のアノ人に会ってみた!』に出演する高橋尚子=日本テレビ提供

シドニー五輪金メダリストの高橋。国民栄誉賞の受賞や、全国のゆかりのある土地に続々と高橋の名が付いたマラソンコースができるなど、その実力と親しみやすいキャラクターで大活躍となったが、その裏には“2つの衝撃伝説”があった。

1つは、筋肉が発達しすぎて「体の○○が多い」。そのためいつも「空港で困っていた」というエピソードを明かす。原因はとにかく多いトレーニング量で、スタジオトーク中にも、「腹筋2000回」「朝飯前の50km」などとんでもないトレーニングを明かして驚かせる。

もう1つは、大きい前の大会に必ず起こる「夜中の病院騒動」。“階段から落ちる”、“蛇にかまれる”など、なぜか大きい大会前に必ずハプニングが起こり、小出監督が高橋を病院に運ぶはめになった。迷惑をかけた分、「恩返しに」と高橋が張り切った結果、新記録などの結果につながったという。スタジオトークでもハプニングエピソードは続き、「夜中に耳から血が出た」という話に、スタジオ中から悲鳴があがる。

そんな高橋を無名から金メダリストに育て上げたのが、先月に亡くなった小出監督。高橋は、シドニー五輪の前日、小出監督の部屋に呼ばれたという逸話を告白。重い話かと思ったが、「思いっきり走っていいぞ」と言われ拍子抜けしたという。

さらに監督は、高橋の激走の途中、金メダルを確信して祝杯。そのせいで、前日の夜に高橋と交わした“唯一の約束”を監督が破っていたことが明らかになる。しかし高橋は「これが指導者なんだなってあとで分かりましたね」と監督に感謝。「選手が緊張しない空気を作る」という小出監督流の指導を振り返る。

独立後も監督と連絡を取っていたという高橋。「亡くなる直前にも電話をいただいていた」と、晩年の監督との交流についても口にし、「かけっこが大好きな人だった。それを伝えていきたい」と今後のマラソン界への抱負を語る。また、「監督に薦められた男性と付き合った」というエピソードにはスタジオ中が仰天。そのときの小出監督の反応とは…。

そのほか、高橋に憧れてメダリストになったアスリートがVTRで登場。桝太一アナは、本田圭佑に憧れて星稜高校サッカー部に入部したものの、チア男子として注目を浴びた男子高校生を紹介し、彼の身に起きた衝撃のサッカー人生には、高橋も思わず「ほろっときました」と感動する。

霜降り明星は、数々の名選手を輩出している日本女子体育大学へ。“美しすぎる女子大生”、“世界一のパフォーマンス”のほか、女子大生が普通は持ち歩かない衝撃の“あるある”も発見する。