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【この記事のエキスパート】
自転車ライター:浅野 真則

自転車ライター:浅野 真則

自転車専門誌やウェブサイトなどで活動する自転車専門のライター。

ロードバイクやサイクルパーツ、サイクルアパレル、自転車用デジタルデバイスなどのインプレッション記事、トレーニング系の記事、ロングライドの実走レポートなどを得意とする。

執筆活動の傍ら、Jエリートツアーの選手としてロードレースやタイムトライアル、ヒルクライムなど幅広いレースに参戦。

自転車版の耐久レース・エンデューロも好きでよく出場している。


ロードバイクの乗り心地を左右する要素のひとつが、「ロードバイク用ペダル」。種類もフラットタイプ・ビンディングタイプなど複数あります。この記事では、自転車ライターの浅野真則さんと編集部が厳選したロードバイク用ペダルのおすすめと選び方をご紹介。軽量モデルやSPDペダルもピックアップしています。

用途に合わせて選ぶ
ロードバイク用ペダルの選び方

ここからは、自転車ライターの浅野真則さんにお話をうかがい、ロードバイク用ペダルを選ぶときのポイントについて教えてもらいました。参考になるポイントばかりですので、商品選びにぜひ活用してください。

長距離ライド・短距離ライド
用途に合わせて選ぶ

ロードバイクのペダルは、大きくビンディングペダルとフラットペダルの2種類に分かれます。長距離ライド向きの「ビンディング」タイプ、短距離ライド向きの「フラットペダル」の2種類です。初心者の方は早い段階でビンディングペダルに慣れることをおすすめします。

まずは、それぞれのペダルの特徴をご紹介します。

長距離ライドに!
効率よくペダリングできる「ビンディング」

出典:Amazon

シマノ『ULTEGRA PD-ES600』

ビンディングペダルは、サイクリングシューズにクリートという部品をつけて、シューズとペダルを固定するタイプ。踏むときだけでなく、ペダルを引き上げるときにも力が伝わり、速く楽に走ることができます。

短距離ライドには
より安全に乗れる「フラット」ペダル

出典:Amazon

GORIX ゴリックス 自転車 ペダル シマノ SPD 対応 片面フラット ペダル ビンディングペダル クリート付属 GX-PM811

フラットペダルは普通の自転車と同じようにスニーカーで乗ることのできる気軽さが魅力。ただし、ペダルを踏むときしかバイクの推進力が生まれないので、長時間走ると疲労がたまりやすくなります。

「SPD-SLタイプ」「SPDタイプ」
ビンディングペダルには2つのタイプがある

ひと口にビンディングペダルといっても、大きく分けてふたつのタイプがあります。

ひとつはロードバイク向けのロードペダルで、シマノのSPD-SLペダルがその代表格です。もうひとつはMTBやロードのツーリング向けモデルに採用されるもので、シマノのSPDペダルがその代表格。これらはシューズとペダルを固定するクリートという部品が違うため、互換性がありません。

また、それぞれ得意とするシーンがあるので、目的に合ったペダルを選びましょう。

クリートはブランドによって異なる

出典:Amazon

スピードプレイ(SPEEDPLAY) ウルトラライトアクション ブラック ウォーカブルクリートセット クロモリシャフト

シューズとペダルを固定する部品のクリートは、メーカーによって異なり、基本的に互換性はありません。また、同じブランドでもペダルのモデルによっては互換性がない場合もあります。

タイプが異なる数種類のクリートが用意されているケースもあり、クリートをペダルにはめたあとにシューズの左右方向の遊びがあるか、完全に固定されるかなどもロードバイクを楽しめるかどうかの決め手となります。

初心者や膝に故障を抱えている人は、固定後にも若干の遊びがあるフローティングタイプのクリートを選ぶのがおすすめです。また、ペダリング時のダイレクト感を求める人は、フローティングのない固定式クリートを選ぶといいでしょう。

アルミ製・カーボン製・ナイロン製・グラスファイバー製
ペダルの素材で選ぶ

ロードバイク用ペダルに使われている素材は、さまざまなものがあります。ほしいペダルのタイプが決まったら、素材にも注目してみましょう。

錆びにくくて比較的安い「アルミ製」

アルミは溶かしてかんたんに再生することができるため、経済的な材料として知られている素材です。比較的安い価格で、錆びにくいロードバイク用のペダルがほしいという方はアルミ製のものを選びましょう。

ペダルに滑り止めがついているので、雨の日でも滑りにくいのがメリットとして挙げられます。しかし、プラスチック製に比べると少し重く感じるかもしれません。

強度と軽さにこだわるのなら「カーボン製」

出典:Amazon

TIME(タイム) 自転車 ロード バイク 軽量 フロート ビンディング ビンディング ペダル XPRESSO エクスプレッソ 15 セラミックスピードベアリング 71g (片側) T2GR004

軽量のロードバイク用ペダルがほしい方は、カーボン製のものを選びましょう。カーボンファイバーは、アクリル繊維を高温で焼いて炭化させた繊維です。鉄と比較すると4分の1も軽くて、約10倍の強度があるのが特徴的です。

カーボン製はビンディングペダルに多く使われていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

柔軟性・衝撃吸収性にすぐれている「ナイロン製」

出典:Amazon

ROCKBROS(ロックブロス)『ロードバイク ペダル 』

ナイロン製のロードバイク用ペダルは、軽いだけではなく漕ぎやすいという特徴があります。樹脂にナイロンファイバーが加えられており、柔軟性があって衝撃吸収性も高く、ペダリングしているときも疲れにくいでしょう。

カラーラインナップが豊富でスリムなデザインの製品が多いので、薄めのロードバイク用ペダルがほしい方に向いています。

耐熱・耐久性にすぐれている「グラスファイバー製」

出典:Amazon

WELLGO(ウェルゴ)『グラスファイバーペダル(398g ATB/MTB B-107N)』

グラスファイバーは、ガラスを溶かして引き伸ばし、繊維状にした素材です。グラスファイバー製のロードバイク用ペダルは、耐熱性・耐久性にすぐれているという特徴があります。

フラットペダルに多く使われている素材のひとつであり、錆びにくく劣化しにくいのがうれしいポイントです。ロードバイクにふだんから乗っていて、かんたんに錆びないタイプのものを探している方にピッタリです。

長時間走行も体力温存できる
軽量モデルがおすすめ

出典:Amazon

シマノ(SHIMANO) SPDロードツーリングペダル PD-ES600 SMSH51クリート付属 EPDES600

ロードバイクは、長時間走行を前提としているため、体力をしっかりと温存させるためにも軽量モデルのペダルを選びましょう。足周りを軽量化すれば、自転車自体の重量も軽くなるので、長時間乗り続けても体力の消費を抑えることが可能です。

ペダルの種類や素材、面積などでロードバイク用ペダルの重量は変わってくるので、購入前にしっかりとチェックしてください。

MKS・SHIMANO(シマノ)
主要メーカーから選ぶ

ロードバイク用ペダルを製造している、主要メーカーの製品を選ぶのもひとつの手です。それぞれのメーカーの特徴を知っておきましょう。

NJS基準をクリアした「MKS」

「MKS(三ヶ島製作所)」は、冷間鍛造生産を自社で行っており、回転性能がよくて耐久性にすぐれたペダルを実現しています。品質管理の徹底さは、さすがメイド・イン・ジャパンだと言えるでしょう。

国内の競輪用自転車ペダルに使用する「NJS基準」を唯一クリアしたメーカーなので、ハイエンドのイメージが強いかもしれません。しかし、タウンユースでも使えるペダルを展開していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ラインナップが豊富な「SHIMANO」

出典:Amazon

シマノ(SHIMANO) PD-R7000 EPDR7000

ペダルのラインナップが豊富で、競技用からタウンユースまで幅広い製品を取り扱っている「SHIMANO」。さまざまな種類のロードバイク用ペダルを見比べたいという方向けのメーカーです。

ロードバイクに乗り慣れており、自分に合ったペダルがほしい方やロードバイク用ペダルにこだわりたいという方は、一度チェックしてみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)