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【この記事のエキスパート】
自転車ライター:浅野 真則

自転車ライター:浅野 真則

自転車専門誌やウェブサイトなどで活動する自転車専門のライター。

ロードバイクやサイクルパーツ、サイクルアパレル、自転車用デジタルデバイスなどのインプレッション記事、トレーニング系の記事、ロングライドの実走レポートなどを得意とする。

執筆活動の傍ら、Jエリートツアーの選手としてロードレースやタイムトライアル、ヒルクライムなど幅広いレースに参戦。

自転車版の耐久レース・エンデューロも好きでよく出場している。


この記事では、サイクルコンピューター(サイコン)はロードバイクなどの自転車にとりつけて速度やカロリーなど数字で可視化できるサイクルコンピューターの選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミを紹介します。ガーミンやキャットアイ、ブライトンといった人気メーカー・ブランドの商品に注目!

どんなアイテム?
サイクルコンピューターとは

出典:Amazon

サイクリング人気が高まっていますが、走行をより楽しくするアイテムがサイクルコンピューターです。このアイテムを自転車に装着すれば、走行距離、スピード、消費カロリーなどを測定できるようになります。

どのくらいの距離を走ったのか、どのくらいの速度で走っているのかを、サイクリングしながらチェックできるのが特徴です。データを数値化できるので、趣味の走行やトレーニングにも活用できます。

サイクルコンピューターつきの自転車が楽しいのは、達成感を得られることでしょう。

自転車ライターが教える!
サイクルコンピューターの選び方

出典:Amazon

ここからはサイクルコンピューターの選び方を解説していきます。自転車ライターの浅野 真則さんからのアドバイスも掲載しているのでぜひチェックしてみてください。ポイントは下記。

【1】通信手段
【2】自分に必要なデータが取れる機能
【3】防水機能があれば雨でも安心

上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】通信手段から選ぶ

出典:Amazon

サイクルコンピューターの速度や距離などは通信によってデータ化されます。通信手段について紹介しますので、選ぶときの参考にしてください。

▼有線接続
設定が簡単で、電波の混信がないため通信が安定していることが魅力。

▼無線接続(ワイヤレス)
見た目がスッキリして、走行中にケーブルが引っかからないことが魅力。

【2】自分に必要なデータが取れる機能をチェックしよう

高機能なハイエンドモデルは高価なので、自分がどういうデータを必要とするかによって、必要な機能が搭載されているモデルを選ぶようにしましょう。

GPS機能|カーナビとして使える

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サイクルコンピューターのなかには、GPSで走行中のコースを記録し、パソコンやスマートフォンの専用アプリに走ったコースをアップロードできるモデルもあります。GPS対応モデルと言っても、ただ走ったところを記録するだけのものから、スマートフォンのアプリなどでコースデータを入れて走りながらナビゲーション機能を利用できるものもあります。

また、ナビゲーション搭載モデルでも、地図表示がなく曲がる地点までの距離と曲がる方向のみ指示するモデルから、カーナビのように地図上にルートが表示される高度なモデルまであります。もちろん高機能なものほど高価になる傾向にあるので、何が必要かを吟味して必要な機能が搭載されているモデルを選びましょう。

速度計測|ペース配分がしやすい

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どのくらいの速度が出ているかをチェックできるのは、サイクリングの楽しさのひとつです。それを実現するのが「速度計測」機能で、走行するときのモチベーションが上がります。

公道を走るときは速度制限を守る必要がありますが、速度計測機能があれば法定速度を意識して走ることが可能。またトレーニング走行の場合は、一定のペースで走り続けられるというメリットがあります。

ケイデンス計測機能|ペダルの回転数が計測できる

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ケイデンスというのはクランク回転数のことで、1分間にどのくらいペダルが回転するかを計測できるのが「ケイデンス計測」機能です。この機能があれば、つねに回転数を意識しながら走行できるため疲労を軽減できます。

とくに長距離走行の場合はペダル回転数を一定にキープすることが大切なので、ケイデンス測定機能が役立ちます。持久力をつけたり、スピードアップを目指したりしている方に必要な機能です。

心拍数センサー|安定したトレーニングができる

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運動中の心拍数を計れる心拍センサー対応モデルは、フィットネスやトレーニングに活用できます。心拍数は運動時の強度を表す目安になり、ある心拍数の範囲を維持して走ることで有酸素運動能力が鍛えられたり、効果的に脂肪を燃焼させることが可能です。

また、ロングライドでのオーバーペースを防ぐ指標としても心拍数を活用することができます。つまり、心拍センサー対応モデルは、フィットネスやトレーニング志向の方からロングライド志向の方まで、あらゆるサイクリストにおすすめです。

パワーメーター|より高度なトレーニングも

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「もっと高度なトレーニングをしたい」と考えるなら、パワーメーターに対応するモデルがおすすめです。パワーメーターとは、サイクリストがバイクを進めるときに生み出す出力(パワー)を計測するセンサーのことで、クランクやペダル、リアホイールのハブなどに内装されています。

サイクルコンピューターとは別に用意する必要があり、最低でも5万円程度かかりますが、運動強度の変化を忠実に表すため、今やトレーニングの必需品と言われています。パワーメーターをお持ちでない方も、対応モデルのサイクルコンピューターを手に入れておけば、後々パワーメーターを購入した際にすぐに使うことができます。

【3】「防水機能」があれば雨の日も走れる

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サイクリングは天候の影響をもろに受けるスポーツです。とくに長距離走行の場合は途中で雨に降られることもあります。そのようなときに不安なく使用できるのが「防水機能」付きのサイクルコンピューター。

天候の変化が激しい山岳エリアの走行では防水機能は必須です。防水性能は「IPX6」のような等級で表示され、数字が大きいほど性能はすぐれています。

自転車ライターからアドバイス

【エキスパートのコメント】

最もシンプルなモデルでは、総走行距離がサイクルコンピューター上に蓄積していくだけですが、さらに高性能なGPSサイクルコンピューターなら、日々のライドデータを専用の解析サービスやアプリにアップロードして蓄積していって、ライドやトレーニングを振り返ることができます。GPSによって走行ルートを地図上に表示させ、自分がどこに行ったかという思い出も残すことができ、自転車に乗る楽しみが増してモチベーションも自然と高まることでしょう。

最近は、比較的手ごろな価格で機能が充実した新型製品も登場してきました。みなさんも、自分なりの自転車との付き合い方や予算を考えながら、ぜひお気に入りの一品を見つけてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)