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【この記事のエキスパート】
整理収納・防犯コンサルタント、住宅建築コーディネーター、防災士:瀬尾 さちこ
整理収納を出発点に、防犯、防災、住まいづくりなど、日常をより快適に安全な環境で
過ごしていただけるために、一般家庭から企業までのコンサルティング業務やメディアでの
慣習などを行なっています。
愛知県東海市と岐阜県多治見市のコミュニティエフエムで、ラジオパーソナリティとしても活動。
皿やコップ、スプーンなどの収納に便利な食器棚。調理器具や仕切り棚が移動できて整理整頓しやすいもの、上品で高級感のあるものなど、機能やデザインはさまざま。本記事では、食器棚のおすすめと選び方をご紹介。ニトリやLOWYA、パモウナなどの人気メーカーやおしゃれなロータイプの商品など厳選しました。
食器棚の選び方
それでは、食器棚の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】タイプ
【2】サイズと収納力
【3】扉・棚・引き出しのタイプ
【4】デザイン
【5】安全性
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
食器棚は大きく分けて2つの種類があります。まず1つが、炊飯器や電子レンジなどの調理器具も収める「キッチンボード」。そしてもう1つが、食器をメインに収める「カップボード」です。
キッチンボードは、調理中の動線を考えるとキッチンに置くことになりますし、カップボードはご家族が家事に参加されるようであればダイニングなどに置く方が便利な場合もあります。置く場所のスペースやインテリアテイスト、収納したいものの量とサイズも考慮しながら選びましょう。
とくに、キッチンボードはコンセントの位置との兼ね合いや、スライド式の棚に炊飯器を置くタイプなら、スライドを引き出したときに人が通れるスペースがあるかなども考慮して。
【2】サイズと収納力をチェック
せっかく購入したのに、置きたい場所に設置できなかった!などということにならないように、まずは、設置可能な場所を確認し、設置できる食器棚のサイズを確認しておきましょう。
【チェックすること】
・食器棚の全面から80cmほどの余裕を確保できるか(扉や引き出しの開閉、作業スペースのため)
・設置する場所の天井の高さが一定か、梁などがないか
・冷蔵庫の横に置く場合などは、冷蔵庫の放熱部をふさがずに置けるか
・設置場所までの運搬経路に無理がないか
設置場所について、とくに完成品を持ちこむ場合は、玄関扉、ダイニングへの部屋の入り口も通り抜けられるか、採寸が必要です。もし少し傾けて運ばなければならない場合は、斜めにしたときの対角線の長さが、通り抜ける場所の高さより長くないかに気を付けましょう。
ポイント:収容力が気になる方は内寸も確認!
意外と忘れがちなのは、食器棚の内寸チェック。現在持っている食器のサイズはもちろん、今後欲しいと思っている食器のサイズも考慮しながら、購入候補の食器棚の内寸を確認しましょう。
食器のサイズと食器棚の内寸が合わなければ、デッドスペースばかりが増えてしまって、使いにくい!などという結果になってしまうかもしれません。現在使っている食器棚があれば、理想の内寸がわかりやすいでしょう。食器棚に可動式の棚があるかどうかで、収納の許容範囲も変わってきますので、確認しておいたほうが安心です。
【3】扉・棚・引き出しのタイプをチェック
外寸と内寸をチェックしたら、使い勝手に関わる、扉・棚・引き出しのタイプも確認してみましょう。
扉の開閉方法により選ぶ
どんな風に食器棚を使いたいかによって、扉のタイプで選ぶこともできます。食器棚の種類には、扉が片側しか開かない「引き戸タイプ」、両方の扉があけられる「観音開きタイプ」、そして扉のない「オープンタイプ」などがあります。
引き戸タイプは扉が前面に出ないため狭い通路にも配置できる一方、もう片側の裏にある食器を取り出すときは逆側からもう一度開けなければいけないデメリットがあります。
観音開きタイプは一度開けただけですべての食器を取り出せますが、狭い通路には配置できません。
オープンタイプは場所を選ばず配置でき、ものを取り出しやすい一方、汚れやほこりが入りやすく掃除の手間がかかる、地震のときは中身が飛び出してしまう、といったデメリットもあります。
棚や引き出しの数と使いやすさで選ぶ
持っている食器の枚数・種類やナイフやフォークなどカトラリーも含めて、どのぐらいの収納スペースが必要かを考え、少し余裕のあるサイズを選べるとベターです。
家族構成などの変化など、生活していくと食器の種類や枚数は増えていくものだからです。また使いやすさも確認するようにしましょう。
棚タイプはレールつきの可動棚が便利
食器棚に収納したいものを考えましょう。瓶のような高さのあるものを入れたい場合は、可動棚のある食器棚が重宝します。ただ、棚の場合は奥に入れたものが取り出しにくくなるというデメリットも。また、棚板や棚板を支えるダボの耐久性も大切。棚板が薄いと重い食器や調理器具を入れすぎるとたわんだり、棚を支えるダボが小さいと、棚が落ちてしまったりすることもあります。
小さめの食器が多い場合は、引き出しのほうが奥に入れたものまで見やすく使いやすいです。ものを入れると重くなるので、引き出しにレールのついているものを。また、引き出しが出きって落ちてしまわないように、ストッパーのついているものを選ぶことが大切です。
【4】デザインをチェック
毎日使うキッチン。独立して考えがちですが、家全体や隣接するリビングなどのインテリアと同様のテイストにすると、より一層おしゃれ感が増します。
ひとくちに食器棚といっても、ざっとあげるだけで次のようなスタイルがあります。
・ホワイトやナチュラルな木目などシンプルなオーソドックススタイル
・洗練されたスタイリッシュさと収納アイデアが楽しい北欧スタイル
・木のぬくもりとレトロ感のあるアンティークスタイル
・インダストリアルな雰囲気やレンガを取り入れたカフェテイストがおしゃれなブルックリンスタイル
などなど……。
リビングが和風だから、キッチンはオーソドックスでいいと決めつけないで! たとえば、日本古来の水屋箪笥をモダンにアレンジしたカップボードを選べば、一気におしゃれなキッチンに変身しますよ。
【5】安全性をチェック
陶磁器やガラス製品など、収納するものの多くが割れものとなる食器棚。災害時の安全性も考えて選ぶことも大切です。
地震などの災害時に転倒しないように固定することはもちろん、中のものが飛び出さないように配慮されたつくりがされているかどうかも、食器棚選びの際のチェックポイントのひとつです。
上下に分かれているタイプの食器棚の場合は、金具などでしっかりと上下を連結固定できるかチェックしましょう。開き扉の収納は、揺れを感知して自動でロックのかかるものもあります。扉にガラスが使われている場合は、強化ガラスかどうかも確認しましょう。
人気メーカー・ブランドの特徴
食器棚選びに迷ったときは、メーカーから選ぶのもひとつの選択肢です。食器棚の定番人気メーカーをご紹介していきます!
ニトリ
ニトリは国内・海外問わず720以上もの店舗を抱える日本を代表する家具メーカーです。大手メーカーだけにデザインや大きさはもちろん、カラーバリエーションも豊富。
ご自宅にあった大きさに組み合わせもできるので、ぴったりのものが見つかりますよ。また、組み立てに自信の無い方は、組み立てや郵送して設置してくれるサービスもあるので、安心して購入することができます。
LOWYA
ロウヤは、家具・インテリアをオンラインで販売するファストインテリアブランド。2006年からはじまり、海外のようなデザイン性の高いものやトレンド感にこだわったアイテムを展開しています。
また、価格もオシャレなデザインからは想像ができないくらい控えめ。テレビなどでも紹介されているアイテムも多数あるので、インテリアにこだわりたい方にぴったりです。
パモウナ
パモウナは洗練されたシンプルで美しいデザイン、機能的で長く使えることをコンセプトにした家具メーカーです。素材選びからこだわり、数十年先まで使える構造、耐久性に配慮して作られています。
また、引き出しは静かに滑るような走行性なので傷がつきにくいのも魅力。国内生産かつ高品質なので一生モノの食器棚を見つけることができます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)