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【この記事のエキスパート】
スーパーエコごはん研究家:桃世 真弓
スーパーなど手に入りやすい食材で、簡単美味しい節約・時短レシピを得意とする。
誰でも簡単に作れる体にもお財布にも優しいメニューは、主婦や忙しい女性から絶大なる支持を得ている。
テレビ、雑誌でのレシピ提供、年間500食以上の食べ比べ、家電キッチンツールの検証、企業向けの料理講師など幅広く活躍中。また、混ぜるだけの味噌作り講座を主催し、体に優しい味噌の美味しさを広めている。
登山やロングトレイルで栄養補給をしたいときに便利な「行動食」。多くのエネルギーを手軽に摂取できる高カロリーゼリー、糖分補給にぴったりなチョコレート、栄養価の高いナッツ類などがあります。この記事では、行動食の選び方、ユーザーのイチオシ、エキスパート、編集部が厳選したおすすめ商品をご紹介します。
登山やトレッキングでカロリーを補う
行動食とは?
「行動食」とは、カロリーや栄養を効率よく補給するための食料のこと。「補給食」「携行食」とも呼ばれます。山登りやロングトレイルでは、移動中に多くのエネルギーを消費するため、行動食の携帯が欠かせません。
登山時のシャリバテ(※)や自転車やトライアスロンでのハンガーノックに陥らないようにするための大事な食料です。
※ シャリバテとは「ごはんのエネルギー不足でバテて歩けなくなる状態」、ハンガーノックも同じような意味で、低血糖になってしまうことです。
行動食はメインの登山食とは違い、歩きながらや途中休憩で口にするものです。そのため、手軽に食べられる高カロリー食品が適しています。
「行動食」はコンビニでも買える!
手軽にカロリーや栄養を摂取できるものであれば、どんな食べ物も行動食になります。行動食向けに作られた商品だけでなく、コンビニで買えるお菓子でも代用が可能です。
ふだん食べているお菓子のなかにも、行動食に合っているものが多くあります。日ごろからそういった目線で商品を見たり選んだりすることで、登山やハイキング、遠足などで役立つ商品を見つけることができるでしょう。
総合的なエネルギー補給なら、行動食ゼリーや栄養ゼリー、栄養補助食品などがおすすめ。糖分補給なら、チョコレート、羊羹、飴、ソフトクッキー、ドライフルーツなどが適しています。塩分が欲しいときは、魚肉ソーセージや塩味のついたナッツ類がぴったり。
また、柿ピーやぬれせんべい、ミニドーナツ、スナック系などのお菓子も行動食になります。
行動食の選び方
ここでは、行動食を選ぶときのポイントをご紹介します。疲れたときに取り入れたい栄養素や食べ物をチェックしておきましょう。
ポイントは下記。
【1】少量で効率的にエネルギー補給できるものを選ぶ
【2】カロリーと栄養価で選ぶ
【3】登山中に食べたくなる味で選ぶ
【4】歩いているときに食べやすいものを選ぶ
【5】持ち歩き・持ち運びやすい大きさ、保存性、ゴミもチェック
【6】溶けにくいものを選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より自分に合った行動食を見つけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】少量で効率的にエネルギー補給できるものを選ぶ
行動食は消費するエネルギーを補給する役割がありますが、重要なポイントは少量で補給できるということ。登山やトレッキング、サイクリングなどでは荷物の負担を減らすことが大事で、そのためには少量でじゅうぶんなエネルギー補給できる行動食が必要です。
体重が60kgの平均的な男性が6時間の登山で消費するカロリーは約3,500kcalぐらい。1時間で約300~600kcalを目安に摂取できる行動食を選んでください。
【2】カロリーと栄養価で選ぶ
行動食は消費したエネルギーを補給するために、カロリーと栄養価の高いものをバランスよく選ぶ必要があります。
高カロリーで糖質・脂質が多いもの
エネルギーを効率よく摂取できるのは糖質です。糖分を補給することで、疲れた脳の活性化も期待できるでしょう。日帰りのらくなハイキング程度なら、高カロリーで糖質が多いグラノーラなど穀物系の行動食が適しています。
一方、長時間の登山やハードなトレッキングでは、消化吸収が緩やかで、少量でも長時間動ける栄養素をとる必要があります。ふさわしいのは高カロリーかつ脂質の多い行動食で、ポテトチップやおかきなど油で揚げたスナックがおすすめです。
ビタミンB・クエン酸・塩分が含まれたもの
登山などハードなスポーツでは絶え間なく筋肉を動かすため、ビタミンやミネラル類の補給が必須です。エネルギー変換に必要なビタミンB1やB2、リフレッシュ作用のあるクエン酸、汗と一緒に失われる塩分も補給しましょう。
ビタミンやミネラルが豊富な行動食として、ドライフルーツやミックスナッツが挙げられます。また、塩分とクエン酸を多く含むゼリー飲料や梅干し、熱中症防止タブレットなどもおすすめです。
【3】登山中に食べたくなる味で選ぶ
栄養補給には甘味、塩味、酸味などをバランスよく摂取することが大事です。好みの味のものだけを食べるとバランスが悪くなるため、適度に食べ分ける必要があります。
エネルギーを消費すると、体が足りない栄養素を補おうとして自然と食べたい味が出てくるものです。いくつかの種類を準備しておいて体の欲求に合わせて食べるのもいいでしょう。
甘いもの|チョコレートや羊羹など
集中力が途切れてきたと感じたら、糖分補給するのもひとつの手。そんなときは、チョコレートや羊羹、ドライフルーツなどがおすすめです。チョコレートを携帯するなら、山の気温で溶けないチョコを選びましょう。
しょっぱいもの|塩飴や梅干しなど
たくさん汗をかいたときや、疲労が激しいときには、しょっぱいものが食べたくなるもの。失われた塩分を補給するために、塩飴や梅干し、チーズ、ドライソーセージなどがおすすめです。
すっぱいもの|レモン味の飴やゼリーなど
疲れた気分をリフレッシュしたいときには、酸っぱい食べ物がぴったり。レモンなど柑橘系の飴やグミ、ゼリー飲料、梅干しなどがおすすめです。さわやかな味わいで気分もスッキリするでしょう。
【4】歩いているときに食べやすいものを選ぶ
登山用食料として、手軽に食べられるカップラーメンや缶詰なども人気ですが、食べるときにひと手間かかるものは行動食に不向きです。行動食は、そのまま手軽に食べられるものがベスト。ゼリー飲料やお菓子、乾物類なら、歩きながらでも気軽に食べられます。
歩きながら行動食を食べる場合は、出たごみを山に落としたりしないよう注意が必要です。できるだけごみの出にくいものを選ぶといいでしょう。
【5】持ち歩き・持ち運びやすい大きさ、保存性、ゴミもチェック
登山やトレッキングでは荷物の量が限られます。そのなかで行動食を持参するとなると、携帯しやすくて保存できるものがベストです。個包装のものや食べきりサイズのものは、かさばらないうえに衛生的。大袋で購入して、必要なぶんだけ持っていくのもいいでしょう。
果物などの生鮮食品は傷みやすいので、ドライフルーツや乾物系の日持ちする食品を選んでください。果物などを持参するなら、日帰り登山やハイキングまでにしておきましょう。
また、登山中に出たごみはすべて持ち帰る必要があります。ごみをできるだけ出さないように、箱入りのものは中身を出しておく、チャックつき袋にまとめておくなど、事前にひと工夫しておきましょう。
【6】溶けにくいものを選ぶ
行動食のなかではチョコレートなど甘いものが定番ですが、選ぶ際に注意したい点があります。
それは、溶けて形状が変化しないこと。溶けてしまうと食べるまでに時間がかかるうえ、手や口が汚れてしまいます。手軽でかんたんかつ汚れる心配がなく食べられるものが、行動食としておすすめです。チョコレートならば、溶けないタイプのチョコを選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)