JR東日本と日本レストランエンタプライズ(NRE)は28日、首都圏の普通列車グリーン車での車内販売において、汎用スマートフォンを活用した「Suica」などの交通系電子マネー決済サービスを5月29日から順次導入すると発表した。

  • 汎用スマートフォンを活用したハンディ端末(JR東日本提供)

首都圏の普通列車グリーン車では、ビールをはじめとするアルコール類、ソフトドリンクやおつまみ品などを販売しており、決済はこれまで現金のみとなっていた。

2018年2月3日から常磐線の普通列車グリーン車で「Suica」等交通系電子マネー決済サービスを先行導入し、好評となったことから、首都圏の普通列車グリーン車全線への拡大が決定した。なお、車内でのグリーン券の発売はこれまで通り、現金決済のみとなる。

対象区間と開始時期は、横須賀線(湘南新宿ラインを除く)・総武快速線(総武本線・成田線・内房線・外房線直通含む)が5月29日から、東海道線・宇都宮線・高崎線(上越線・両毛線直通含む)・湘南新宿ライン・上野東京ラインが6月5日からとなる。車内販売を行わない列車・区間もある。