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【この記事のエキスパート】
アウトドアカフェBASE CAMP代表:A-suke

アウトドアカフェBASE CAMP代表:A-suke

アウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー「BASE CAMP」の店主。

雑誌などのアウトドア系メディアで活躍中。幅広いアウトドア経験と知識を持ち、元プロダクトデザイナーという経歴を生かしてコトやモノをプロデュースしている。調理人でもあるので燻製やダッチオーブン料理などにも造詣が深い。


軽量かつ頑丈で登山やキャンプなどで活躍するアルコールストーブ(アルコールバーナー)。エバニューやトランギア、エスビット、バーゴなどが有名ですが、多数のメーカーから発売されています。ここでは、買ってよかったアルコールストーブの選び方とおすすめ商品を紹介します。

アルコールストーブとは?

出典:Amazon

アルコールストーブは、燃料用のアルコールを使って着火するコンロのことです。キャンプなどのアウトドアシーンで持ち運びながら使用されるのが一般的。

本体にアルコール燃料を入れ、ライターなどで火をつけるだけのシンプルな構造なので、誰でもかんたんに取り扱えます。少人数でのキャンプや、キャンプの荷物を減らしたいときに活躍するでしょう。

アルコールストーブのメリット

軽量&コンパクトなど、アルコールストーブのさまざまなメリットをご紹介します。

軽量・小型

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アルコールストーブといえば、軽量かつ小型なサイズが大きな特徴です。アウトドアシーンでも持ち運びやすくて、使い勝手がいいのがメリット。

アルコール燃料は、必要なぶんだけ重量を調整して持っていけるので、荷物準備の際に無駄が出ないのもうれしいポイントです。また、アルコールは火をつけても燃焼音が少なく、周囲を気にすることなく使用できます。

ランニングコストが安い

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燃料として利用するアルコールは、ホームセンターやドラッグストアなどで販売されています。メタノールとエタノールを合わせたもので、燃焼効率がいいほか、値段が安いのがメリットです。

また、持ち運びやすい軽量サイズの燃料アルコールも多く、使い勝手がいいのも特徴。登山シーンでも、荷物を持ち運ぶ負担が抑えられて、便利です。

故障しにくい構造

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アルコールストーブは、構造が原始的なのが大きな特徴です。シンプルなぶん、故障するリスクが抑えられます。使われている部品は耐久性があって、部品数自体も少ないので、物理的に損傷することも少ないでしょう。

ただし、ゴム部分は長期使用によって劣化することもあるので、必要に応じてメーカーから取り寄せて交換しましょう。耐久性やメンテナンス性にすぐれたモデルもたくさん販売されています。

アルコールストーブの選び方

ここからは、素材や容量などに注目し、アルコールストーブの選び方のポイントをご紹介します。

容量と燃焼時間を確認

アルコールストーブは、商品ごとに容量や燃焼時間がことなっています。調理などに使いたい場合は、容量が大きくて長時間燃焼するタイプを選ぶといいでしょう。

また燃焼時間は、容量だけでなくあるストーブの火力によっても前後するため、容量と火力のどちらも確認しておいてください。

通常、容量が大きいほど火力が強くて燃焼時間も長くなる傾向がありますが、製品自体のサイズが大きくなって携帯性は落ちるため、ほどよいバランスを考えましょう。

調理をするなら火力調節機能をチェック

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火力調整機能は、キャンプなどのアウトドアシーンで料理や自動炊飯をしたいときに便利です。付属の火消し用フタをずらしながら、火力が調整できます。

ほかには、フラップを上下させて調節するタイプの製品も。火力を変えられるぶん、幅広い調理に対応できるため、バリエーション豊富なキャンプメニューが楽しめるでしょう。

素材で選ぶ

アルコールストーブには、さまざまな素材が使用されているため、特徴をみていきましょう。

軽くて丈夫なアルミ

アルミニウム製のものは、鉄・銅などほかの金属よりも軽量なのが大きな特徴。また、加工がしやすくサビにくいなど、さまざまなメリットのある素材です。

軽い素材ですが丈夫でしっかりとしているので、アウトドアシーンで持ち運びながら使うのにもぴったり。軽さや強度を重視して選びたい方は、アルミ製のアルコールストーブを選びましょう。

色合いや風合いの変化を楽しむなら真鍮

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真鍮は、銅と亜鉛を混合させて作られる素材で、ゴールド系の色合いが特徴です。「黄銅」と呼ばれることもあります。

真鍮製のアルコールストーブは、使えば使うほど、徐々に黒っぽくなって色が変化していくのが魅力です。経年変化が楽しめるため、愛着が湧いてさらにアウトドアシーンを満喫できるでしょう。味わいのある素材をお好みの方にふさわしい素材です。

耐久性や強度重視ならチタン

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チタンは、アルミと同じシルバーカラーをしています。アルミよりも重いですが、鉄よりは軽くて耐久性・強度ともにすぐれているのが魅力です。

ほかの素材のアルコールストーブよりも価格が高めに設定されている傾向がありますが、サビに強いほか、金属疲労もすくないため、長く愛用できてコスパはいいでしょう。長期間使える素材を選びたいときは、チタン製をチェックしてみてください。

付属アイテムや機能もチェック

そのほかの付属品や機能もチェックしましょう。

調理には安定感のある五徳付きで!

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アルコールストーブのほとんどがコッヘル(携帯用小型調理器具)を乗せるゴトクを別に用意しなくてはなりません。さらには風に弱い特性があるので風防が必要になることも。

同じメーカーで、さまざまなオプションが用意されている場合もありますし、別メーカーの商品でジャストフィットするモノを探すのもまた楽しい作業です。どんなオプションがあるのかも選考基準にしてみるとよいでしょう。

火力を安定させるにはウインドスクリーンを

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ウインドスクリーン(風防)は、火を風から守るためのアイテムです。小さいアルコールストーブは火力が弱くて風が強い火は、火が流れてしまうこともあります。そんなときにウインドスクリーンがあれば、火力が安定して調理がしやすくなるのがメリットです。

また、ウインドスクリーンを使えば、アルコールの気化がうながされて、火力をサポートしてくれます。アルコールストーブの使い勝手がさらによくなるので、あると便利なアイテムです。

完全に火を消せる火消し蓋付き

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火を消すための蓋(消火蓋)が付いている製品もあります。アルコールストーブを使い終わったら蓋をかぶせるだけで、かんたんに火が消せて便利です。

とくに持ち手が付いた蓋であれば、火に手を近づける必要がないため、やけどのリスクも抑えられます。また、消化蓋を少しずらして置けば、弱火~強火までの調節も可能です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)