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【この記事のエキスパート】
住生活ジャーナリスト:藤原 千秋
木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。
主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。
TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。
プライベートでは三女の母。
住生活ジャーナリストの藤原千秋さんへの取材をもとに、濃縮タイプの洗濯洗剤の選び方とおすすめ商品を厳選して紹介します。 時短タイプや部屋干しに有効なタイプ、洗浄力や消臭力が高いタイプ、大容量のコスパが高いものまで幅広くピックアップしています。
そもそもどんなもの?
濃縮タイプの洗濯洗剤とは?
【エキスパートのコメント】
洗剤の中でも最新技術が投入されている商品の1つ
「濃縮タイプ」といま一般的に呼ばれている、「衣料用濃縮液体洗剤」「超コンパクト液体洗剤」が市場にあらわれたのは、案外最近である2009年になります。そこからおよそ10年のうちにすっかりおなじみの、当たり前の商品となり、従来の「コンパクトでない」「濃縮されていない」液体洗剤のほうが店頭では珍しくなってしまいました。
年々変化していく、生活者のリアルな家事環境に添わせた研究開発による、各メーカーの最新技術が投入されている商品群のひとつです。ぜひ「これ」と頭から決め込まず、さまざまな商品を使い比べてみることをおすすめします。
香りの有無や洗浄力などをチェック!
濃縮タイプの洗濯洗剤の選び方
住生活ジャーナリストである藤原千秋さんに、濃縮タイプの洗濯洗剤を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
【1】香りの有無
【2】時短
【3】衣類の素材
上記のポイントをおさえることで、より具体的に使いやすい濃縮タイプの洗濯洗剤を選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】香りの有無で選ぶ
【エキスパートのコメント】
濃縮タイプの洗剤の臭いは強い?
濃縮タイプの液体洗濯洗剤には、大きくわけて「香料のあるもの」と「無香料、あるいは限りなく微香」のものがあります。
濃縮タイプの洗剤は、「すすぎ1回」をうたう、いわゆる洗濯時の節水を売りにするタイプが多いのが特徴。そのため香料のあるものだと、商品によっては洗濯物が乾いた後まで強く香りが残ることがあります。
香りの有無や種類などについて、自分や家族の嗜好を考えてから購入するようにしましょう。
【2】時短でしっかり洗えるものか
【エキスパートのコメント】
スピードコースでも充分な洗浄力があるのかも重要
全自動の洗濯機とはいえ、「洗濯」という家事は、時間も含めて負担がかかるものです。
洗剤の計量といったほんのちょっとしたことでも、毎日繰り返しおこなっていると少なからず負担になってくることもあるかもしれません。
それを考えると、スピードコースでも充分に汚れを落とせるといった時短視点で作られた商品かどうかはチェックすべきポイントといえます。
【3】衣類の素材に合っているか
【エキスパートのコメント】
洗剤の液性も要チェック
洗剤の液性が弱アルカリ性である場合、洗える衣類の素材は綿、麻、合成繊維といったふだん使いのものに限られます。一方で中性の商品では、カシミアやシルクなどの特別な素材の衣類まで洗うことが可能なものもあります。
どういった衣類をどの程度の頻度で洗うのか、洗剤そのもののコストと合わせて購入前に考えるようにしましょう。