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【この記事のエキスパート】
住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

住生活ジャーナリスト:藤原 千秋

木質プレハブ系大手住宅メーカー営業職出身。

主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆して約20年。企画、広告等多様な業務に携わる。

TBS系『マツコの知らない世界』に1000種類の掃除グッズを試した主婦として出演。

プライベートでは三女の母。


気温が上がる春や夏に近づくと、キッチンや排水溝周りに発生するコバエ。この記事では、コバエ取りの選び方やおすすめ商品をご紹介します。使いやすく、効き目バツグンな最強アイテムをピックアップしました。記事後半では、コバエ取りの自作方法も解説!

コバエ取りの選び方

出典:楽天市場

コバエ取りといっても、タイプや駆除の仕方などさまざまな種類があり、何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、コバエ取りの選び方をご紹介。設置場所やコバエの種類に適したものを選んで、コバエによる不快感を取り除き、快適な毎日を過ごしましょう。ポイントは以下3点です。

【1】コバエ取りの種類・タイプ
【2】赤ちゃんやペットがいるなら薬剤の有無
【3】交換頻度

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【1】コバエ取りの種類・タイプで選ぶ

コバエ取りにはさまざまな種類やタイプがあります。汎用的にどこでも使える置き型・吊るすタイプのほか、特定の場所で発生するハエに効くタイプも。それぞれの特徴をご紹介します。

置き型タイプ|どこでも手軽に置ける

出典:Amazon

置き型は、コバエが発生しそうな場所や発生している場所の近くへ置くことで使用できるタイプ。かんたんにコバエ対策ができ、有効期間内であれば長い期間使うことができます。電気で使用できるものや、ゼリー状のエサが入ったものなど種類があります。

また、昔ながらのハエ取り紙に似た「粘着テープタイプ」もあります。飛んでいるコバエを粘着テープで捕獲するタイプで、粘着力がある限り使用できるため低価格なのが魅力です。

吊るすタイプ|邪魔にならず便利

出典:楽天市場

吊るすタイプのコバエ取りは、天井や窓辺などに吊るして使用します。粘着式の商品が主流で、コバエが飛んできたときに、粘着テープでキャッチする仕組みです。

掛けておくだけでかんたんに対策ができるほか、設置してもジャマにならないのが魅力。ただし、見た目は生活感が出やすいため、インテリア性にも配慮したい方は避けた方がよいでしょう。

ゴミ箱取り付けタイプ|生ごみに

出典:楽天市場

コバエの種類ごとに、発生しやすい場所や好物が異なるため、対策を行う場所によって適切なタイプの商品を利用することが大切です。

ゴミ箱のフタ裏などに取りつけるゴミ箱用のコバエ取りは、キッチンや生ごみ用のゴミ箱に寄ってくるショウジョウバエとノミバエに適しています。こまめに掃除していてもコバエは発生しやすいため、キッチンのゴミ箱専用のコバエ取りを上手に活用しましょう。

錠剤タイプ|キッチンやお風呂の排水溝に

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お風呂やキッチン、トイレなどの水回りでは、チョウバエという種類のコバエが発生しやすいです。排水溝に巣を作って大量発生するケースもあるため、掃除を行うと同時に、排水溝にポンと入れられる錠剤タイプのコバエ取りを利用しましょう。

最近では、コバエ対策と排水溝のヌメリ取りが同時に行える便利な商品もあるため、ぜひ活用してチョウバエの発生を抑えましょう。

土に挿すタイプ|植物やプランターに

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園芸・ガーデニング好きな方におすすめしたいのがこのタイプ。観葉植物を植えたプランターには、観葉植物自体やまわりに生えるキノコを好物としている、キノコバエが発生するケースがあります。そんなときには、土に挿して使用するタイプのコバエ取りがぴったり。

棒の形状になっており、そのまま土や植木鉢に刺すだけでかんたんに設置できるのが魅力。植物やプランターまわりなど、ガーデニングシーンのコバエ対策に活用しましょう。

【2】薬剤の有無をチェック

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害虫駆除系の道具は、殺虫成分のある薬剤を用いるものと、そうでないものに大きく分かれます。

粘着テープなどのトラップ(罠)には薬剤を使用していないものが多くあります。しかし、捕らえたその後に薬剤を効かせるものもあり、設置環境によっては子どもやペットの「誤飲、誤食」を心配しなければいけません。

害虫駆除という目的、メリットと、その後に考えられるリスクとを勘案して、商品を選ぶようにしましょう。

赤ちゃんやペットがいるなら電気式がおすすめ

出典:Amazon

コンセントがある場所ならば、電気を利用して虫を退治するコバエ取り器を利用することもできます。

電気タイプのコバエ取り器は電気を使って虫を集めるため、薬剤を使用しません。置き場所を工夫すれば赤ちゃんやペットのいる家庭や寝室などで使用するのにも適しているでしょう。

電気を使ったハエ取り器は置き型タイプが主流ですが、飛んでいるコバエへすぐに対応できる乾電池を使用したラケットタイプのコバエ取りもありますよ。

【3】交換頻度も確認を

出典:Amazon

実際どのような環境か、どれほどたくさんの虫が発生しているかなどにもより、一概には言えませんが、商品によっては寿命が短く、交換しないといけないこともありえます。

ただ、各々の「コバエ取り」としての効果がその家でどれほどの期間、維持できるかは、設置してみないとわからないところが大きいので、使いはじめの期間は「お試し」という覚悟が必要です。

リピートの段階で効果やコスト面を考え、使い続けるか否か判断することになります。

エキスパートからのアドバイス

【エキスパートのコメント】

洗浄や掃除のほうが根本的な解決になるケースも

「コバエ」はその名のとおりごく小さく、出はじめはほとんど気にならないか気づかれにくい害虫です。ただ、出はじめの時点でなんらかの対処が行われず、そのことによって爆発的に増えて驚いて対処する人が多いので、どうしても対処後の効果にも劇的なもの(一気に取れていなくなる)を期待しがちです。

しかし、相手は生きものですし道具や環境との相性もあるので「コバエ取り」だけで解決が図れるとは思わないほうがいいでしょう。むしろ、虫が湧いてしまったポイント(ゴミ箱など)の洗浄や掃除のほうが根本的な解決になるケースも多いのです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)