COMPUTEX開幕前日の5月27日、ASUSは恒例のプレスイベントを開催、そこでハイエンドマザーボードのコンセプトモデル「Prime Utopia(ユートピア)」を初公開した。
コンセプトモデルということで、具体的な発売日や価格などは決まっていないものの、これまでの常識を打ち破る斬新なコンセプトと未来感溢れるフォルムは注目を集めそうだ。
Prime Utopiaを見てまず目を引くのは基板の下部にある大きなディスプレイだ。この7インチOLEDタッチスクリーンは、温度等のシステムステータスを表示できるほか、ファンコントロールの操作も可能。さらに、Wi-Fiも搭載しており、マザーボードから分離して、机の上に置いて使える。
この位置にOLEDパネルを置いたら、じゃあ拡張スロットはどこに行ったのか、ということになるが、Prime Utopiaでは背面側に設置する形になるという。なおこのOLEDパネルの下の位置には、M.2スロットが4つ隠れており、ファン付きの大型ヒートシンクでしっかり冷却する。
そしてバックパネルのI/Oも特徴的だ。通常は、製品ごとに固定されているが、Prime Utopiaはモジュール化したI/Oを採用。ユーザーが自由に組み合わせて、USBポートやLANポートの数を変更するようなことができる。マザーボードとI/Oモジュールとの間のインタフェースは、Mini PCI Expressになるとのこと。
そのほか、VRMを水冷化するなど、冷却性能についても強化されている。 なお、明日から始まるCOMPUTEXの同社ブースでは、試作機によるライブデモが見られるということなので、それについてはまた続報でお届けしたい。