俳優の大森南朋が、7月スタートのテレビ朝日系新ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(毎週木曜 21:00~)で主演を務めることが28日、明らかになった。大森が民放の連続ドラマで単独主演を務めるのは初めて。
同ドラマは、さまざまな事件の真相を追い求める天才法医官と新人女性法医官が絶対的権力に立ち向かう姿を描いた、韓国の大ヒットドラマ『サイン』をリメイクするもの。
日本版では「日本法医学研究院」なる、厚労省・警察庁共管の架空組織を設定。あらゆる事件において、解剖医らが突き止める“真実”と、権力側がねつ造する“真実”が共存する中、両者はデッドヒートを繰り広げていく。
「日本法医学研究院」の解剖医・柚木貴志を演じる大森は「松雪泰子さんをはじめ、素晴らしい俳優さんたちともご一緒できるので、楽しみながら誠実に、今まで以上に真面目に取り組んでいこうと思います。今回は民放連続ドラマ単独初主演。どういう感じがちょうどいいのかまだ分からないので、加減を確かめながら、現場を盛り上げていきたいです」と意気込みをコメント。
解剖シーンについては、「実際の映像を拝見させていただき、先生に解剖の仕方などを教えていただきました。表向きは平気な顔で見ていましたが、実は何回か気持ち悪くなりました」と明かしながら、「きっとドラマの撮影が終わる頃には慣れていると思います」と自信を見せる。
さらに「スピード感あふれる原作の韓国ドラマを楽しく拝見していたので、もちろんプレッシャーもあります」と言いつつ、「今回の日本版では僕なりに一歩超えた“オリジナルの色”を提示できる作品にしたい。俳優・大森南朋、全力で取り組みますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と力強く語った。
また、大森のほかにも、飯豊まりえ、高杉真宙、仲村トオルの出演も発表された。
警視庁捜査一課の管理官・和泉千聖を演じる松雪は「刑事役は久しぶりに演じるのですが、会話の内容がどうしても専門的になるので、実は“そこに実在する人”として演じるのが難しい役どころでもあるんです。ですから、状況説明的なセリフも含め、どこまで自然体で刑事を演じられるかにも挑戦していきたいです」とのこと。「大森さんやトオルさんとも久しぶりにご一緒できますし、飯豊さんと高杉さんという若いお2人とも初共演できますので、今からワクワクしております」と期待を示した。
新人解剖医・中園景役の飯豊は「柚木さんの姿を見ながら、私自身も景と一緒に大きく成長していきたいです」と語り、「実は私、景のように、先輩に対しても立ち向かっていくような、強い女の子をあまり演じたことがないんです。その点でも今回はすごく楽しみです!」と話す。
警視庁捜査一課の警部補・高橋紀理人役の高杉は「大先輩方に囲まれての撮影で緊張もしていますけど、皆さんにより一層楽しんでいただけるよう、役をしっかりと生きていきたいです」、国立大学の法医学教授・伊達明義役の仲村は「視聴者の皆さん、お願いですから最終回のラストシーンまで見てください。僕らはそこを目指して一生懸命やっていますので! それが今の僕の祈りです」と呼びかけた。
テレビ朝日の飯田爽プロデューサーは「素晴らしく個性的なメンバーに集まっていただきました。最終話のラストロールまで、夢中になって見ていただける熱い作品になると思います! ご期待ください」とコメントしている。