きょう28日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、長野の山間部にある豆腐屋の店長に密着する。
さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、長野県伊那市の人里離れた山間にある「豆腐工房まめや」を経営する青木春奈さん(38)だ。
地元の大豆と天然のにがりを使い、昔ながらの製法で作る豆腐に加え、低温と高温の油を使って仕上げた油揚げは、利便性の低い土地に店を構えながら、県外から客が訪れるほど評判になっている。
青木さんの生まれは東京・世田谷区だが、大学時代に出会った夫との結婚を機に、夫の実家がある長野県へ移住。夫は当初、食品メーカーで働くサラリーマンだったが、会社になじめず、悩む姿を見た青木さんが「豆腐屋やらない?」と提案し、学生時代から豆腐作りに興味を持っていた夫とともに、豆腐屋を始めた。
人気の豆腐であるにもかかわらず、1日わずか100丁ほどしか作らないという。開店当初はたくさんの豆腐を作り、従業員も雇っていたが、忙しさのあまり子どもと向き合う時間がなかったことから、“家族で暮らせるだけの収入があればいい”と、無理することをやめた。現在は夫と二人三脚で店を切り盛りしている。
夫と、三男二女の子どもたちと暮らす青木さんは料理はもちろん、裏庭の畑やニワトリの世話、薪割り等を家族全員で行う。学生時代に訪れたラオスで、自然に囲まれて暮らす豊かさに気付いたという。子どもと野山を駆け、近所の人たちと助けあい、不便でも知恵があれば暮らせることを実践しており、「『こんな暮らし方があってもいいんじゃない』っていう挑戦かな」と語る。
スタジオでは「まめや」の豆腐と油揚げが出され、それをもくもくと食べる出演者たち。青木崇高の「もくもくと食べるくらいのテンションが豆腐に対する最大級の賛辞」という一言に、一同納得の様子を見せる。