女優の山本美月が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』(毎週火曜21:00~)で切ない役柄を演じる心境を語った。

  • 瀬戸康史(左)と山本美月=カンテレ提供

前回の第5話では、つぐみ(山本)がホームから転落しケガをしたのが、何もできない自分のせいだと自分自身を責める樹(松坂桃李)に、追い打ちをかけるようにつぐみの父・元久(松重豊)から「頼む!娘と別れてくれ」と土下座されてしまった。そして、樹は自分といると“つぐみのことをどんどん不幸にさせてしまう”と想い、別れを告げるところで物語が終わった。

山本は、この5話の撮影について「つぐみの気持ちに引っ張られて、(5話のラストで)別れた日(の撮影)はきつかったなぁ」と撮影の裏側を吐露。さらに「あれだけ大きい恋愛をしていると、喪失感も本当に大きいと思うので、そばで支えてくれる人がいたら甘えてしまう気持ちは分かります」と、幼なじみの是枝(瀬戸康史)につい頼ってしまう、つぐみに共感した。

自身が大失恋をしたら、どのように立ち直るのかを尋ねてみると「大人になるにつれて『時間がかかるなあ』と思いますが、やっぱり、新しい恋愛をするのが一番だと思います。『女友達とたくさん遊ぶ』とか言うけど、それだけで埋まるような恋愛は、大恋愛ではない気がします。でもなかなかできないんですよね~、新しい恋って(笑)」と笑顔。

松重豊と堀内敬子が演じる、つぐみの両親について尋ねると「すごく愛情を感じます。愛情があるから、厳しくされているのが分かります。『この人たちのことを傷つけたくないな』って思わせる空気感は、本当にすごい。長女としてあのご両親に育てられたら『気持ちに応えたい』という思いが、強くなると思います」と答えた。

きょう28日に放送される第6話では、長女で責任感の強いつぐみが、樹への想いを断ち切るためにも、地元・松本へ帰る決断をするが…。