Bluetoothイヤホン、便利ですよね。特に、左右をつなぐケーブルすらない「トゥルーワイヤレスイヤホン」の場合、ケーブルが絡まるという不快な現象から完全に解放されるので、そのぶんストレスがありません。

そんなBluetoothイヤホンにも弱点が……iPhoneと通信状態のまま放置したときの問題です。電話の着信音はもちろん、通知音などシステムが発する音(アラームを除く)もBluetoothイヤホンから出力されるため、大切な情報に気付くことができません。AirPodsのように、センサーの働きで耳から外すと自動的に音が出なくなるしくみのイヤホンはともかく、大半の製品は通信を切断するか電源をオフにしないと通信状態が続きます。

多くのBluetoothイヤホンは、再生/停止ボタンなどどこかのボタンを長押しすることで電源オフできますが、朝の慌ただしいときにボタンの長押しなどしたくありませんよね。製品にもよりますが、再生/停止と電源オフのボタンが兼用ということも多いため、電源オフしたつもりが一時停止でなにかの拍子に再生が始まるということも十分ありえます。

iPhoneでBluetoothイヤホンの利用を停止するには、コントロールセンターの利用が確実です。コントロールセンターにはBluetoothボタンが必ず表示されていますから、それをタップするのです。ただちにBluetoothイヤホンとの通信は切断され、iPhoneの音の出力先は内蔵スピーカーへと切り替わります。

その時点ではBluetoothイヤホンの電源はオフになりませんが、大半の製品は無通信状態が数分続くと自動電源オフする省エネ機構を採用しているので、放置して構いません。種を明かせばどうということもありませんが、確実に音の出力先が内蔵スピーカーに切り替わり、数分遅れでBluetoothイヤホンの電源もオフになりますよ。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 コントロールセンターを表示し、Bluetoothボタンをタップします

  • iPad iPhone Hacks

    2 ただちにBluetoothイヤホンとの通信は切断され、数分後には(イヤホンの省エネ機能により)イヤホンの電源もオフになります