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【この記事のエキスパート】
フリーライター、小物王:納富 廉邦(のうとみ やすくに)
文化、飲食、メディア、ガジェット、雑貨、伝統芸能など、娯楽全般をフィールドに雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、講演などで活動する。
文具系、カバンなどの装身具、お茶、やかん、ガジェット、小説、落語などに関する著書もある。テレビ「マツコの知らない世界」ではボールペンの人、「嵐にしやがれ」ではシステム手帳の人として出演。
本を汚れや破れから守るブックカバー。綺麗に保てるのはもちろん、背表紙から読んでる本が悟られるのを防げます。本記事では専門家からのアドバイスをもとに、ブックカバーの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品をご紹介します。
ブックカバーの役割とは
【エキスパートのコメント】
ブックカバーはもちろん機能的な側面があり、実際そのまま読むよりもカバーをつけたほうが保護になります。また、読んでいる本の題名を隠せますし手も汚れません。いろんな側面から、できれば使ってほしいと思っています。
ですが、保護が目的なら書店でつけてくれる紙でもいいということになりますよね。それよりもむしろ、ブックカバーの役割は本を読むときの手触りの向上ではないでしょうか。
とくに古書や図書館から借りた本などは直接持つよりもカバーをかけたほうが気持ちいいですし、どうせならより気持ちいいほうが本を手に取りたくなる、つまりそれだけ本が読みたくなるというわけです。革装の本を持っているとうれしくなるようなものですね。
ブックカバーの選び方
目利きライターの納富廉邦さんへの取材をもとに、ブックカバーを選ぶときのポイントを解説します。ポイントは下記。
【1】サイズ
【2】素材
【3】機能
【4】デザイン
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】本に適したサイズから選ぶ
ブックカバーは、商品によってサイズが異なるため、装着したい本のサイズや厚みを確認し、適したものを選びましょう。
【一般的的な書物のサイズ】
■文庫本(A6):約105×148mm
■単行本(四六判):約127×188mm
■新書:約103×182mm
また、ハードカバーや教科書で使われるA5は約148×210mmが目安です。商品説明欄に、「文庫本サイズ」などと記載されていることもあるため、チェックしてください。
【2】素材から選ぶ
ブックカバーの素材にはいくつかの種類があるため、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
革|強度があり長く愛用できる
動物の皮革から作られたレザーは、天然素材のため、同じ商品でも質感や色あい・手触りなどが少しずつ異なります。また、経年変化(エイジング)によって、色が変化したり、独特のツヤ感が出たりして、味わいが増すのが魅力です。
ただし、水濡れや乾燥に弱く、状態によってはオイル塗布などのメンテナンスも必要になるため、注意してください。
布|サラッとしていて手触りがいい
布製のブックカバーは、手触りの良さが特徴です。とくに、天然素材の綿はやわらかいため、化学繊維よりも肌ざわりがよく、なめらかな質感が楽しめます。
また、吸水・吸湿性や通気性に優れているため、汗が付着してもべたつきにくいでしょう。あたたかみのある素材をお好みの人は、布製のブックカバーを探してみてください。
紙|本に合わせて折り目が調節できる
紙製のブックカバーは、ほかの素材と違って縫い目がないため、本のサイズに合わせて織り目を調整しやすいのが特徴です。
デザインも無地から柄もの・和風まで、幅広いバリエーションがそろっており、好みのものがみつかるでしょう。一般的な紙素材は水に弱いですが、商品によっては特殊加工を施して、濡れても破れないよう工夫されている場合もあります。
ナイロン|水に強く気軽に使いやすい
ナイロンは、合成樹脂から作られた合成繊維で、絹のような肌触りのものや、木綿の質感に近いものなど、いくつかの種類があります。
綿よりも摩擦に強く、シワになりにくいため、カバンに入れて持ち歩いても傷みや汚れが少ないでしょう。また、水濡れしても収縮しないほか、乾きやすいのもうれしいポイント。デイリーユースで、気軽に扱いやすい素材です。
ビニール|コミックファン必見
透明のブックカバーは、漫画喫茶やレンタルコミック店でコミックを保護するために使われていることが多いブックカバーです。本棚のどこに収納したか分かりやすく、隣の本と擦(す)れて劣化を起こす心配もありません。保護目的でブックカバーが欲しい方におすすめです。
また、一般的なブックカバーでは、本棚に収納したときにどこに何の本がしまわれているか分かりづらくなってしまいます。透明ブックカバーなら背表紙がはっきり確認できるので、読みたい巻をすぐに取り出すことができ、巻数の多い作品の保管に役立ちます。
また、透明ブックカバーなら、手に取って表紙のイラストも楽しむことができ、せっかくの表紙を隠してしまうことはありません。ビニール素材の透明ブックカバーは、革やファブリックなど他素材のカバーと比べ安価で購入でき、お財布にもやさしいです。
【エキスパートのコメント】
>>>プロからのワンポイントアドバイス
ブックカバーの素材は革のほかに、ファブリック、合皮、紙、化繊などいろいろあります。
単に汚れを防ぐというだけなら、化繊やビニールなどでもいいのですが、手触りについてはやはり革かファブリックがいいですね。紙もいいのですが、耐久性に欠ける場合があります。
合皮はできれば実際に触ってみて、気に入ったものを選びたいところです。
【3】あると便利な機能
ブックカバーには使い勝手をよくする機能を備えたものもあるため、チェックしましょう。
しおり紐|抜け落ちないから安心
ブックカバーには、背表紙部分にしおりが取りつけられているものもあります。通常のしおりだと、本を読むときに落ちることもあるため、不便に感じてしまうことも。
しおりつきのブックカバーを選んでおけば、落ちてなくしてしまうこともないほか、しおりを別途用意する手間もかかりません。通常のしおりは使いにくいと感じている人は、しおりつきを選ぶといいでしょう。
留め具|かさばりにくい
ブックカバーの真んなかあたりに、本をまとめるための留め具がつけられている場合もあります。しっかり固定できるため、よりコンパクトで持ち歩くときもかさばりにくいのがメリットです。
また、カバンに入れているあいだや取り出すときも、本が開いてしまうことがなく、扱いやすいでしょう。ゴムやマグネットなど、いろんな素材の留め具があるので、本の厚みや好みに合わせて選んでください。
【エキスパートのコメント】
>>>プロからのワンポイントアドバイス
ブックカバーには、素材や色、柄、サイズのほかにも、機能などで特長を出している製品があります。
ひとつでさまざまなサイズの本に対応するもの、着脱がらくにできるもの、しおりひもが複数ついているもの、ストラップなどがつけられるもの。
さらには、表紙の模様などを変えられるもの、カバンのなかなどでページの間にものが挟まったりしないようにカバーしてくれるもの、ハードカバーのもの、ラウンドファスナーのもの、などなど……。探せばいくらでも出てきますよ。
もし、「こういう機能があったらいいな」と思ったときは、検索して探してみてください。
【4】デザインは好みにあわせて選んで
本にブックカバーをかけるということは、その本を持ち歩く可能性が高いということです。そして、持ち歩く本は、電車のなか、カフェ、教室など、あらゆるところで取り出して読みたくなるもの。
柄や色は、自分が持ち歩いて気分があがるものを選びましょう!
【エキスパートのコメント】
>>>プロからのワンポイントアドバイス
今やブックカバーの選択肢はものすごく増えています。サイズなどに制限されずに、好きな柄や色が選び放題。
そこを妥協すると、結局持ち歩かないことになりかねません。とにかく好きな柄、持っていたい色のブックカバーを選びましょう。
ブックカバーの人気ブランドを紹介
ここからは、ブックカバーの人気ブランドをご紹介していきます。自分好みのブックカバーをさがす参考にしてください。
イルビゾンテ|手に馴染む上質なレザー
1970年創業のイルビゾンテは、ハイクオリティのレザー製品を取り扱うイタリアのブランドです。上質な革を使って熟練職人が作りあげた、バッグやアクセサリーが人気を集めています。
使いこむほど、エイジングによって味わい深さが増すほか、手になじむようにやわらかくなっていき、オンリーワンのレザーアイテムへ変化していくでしょう。
アルベロ|自然素材にこだわる方に
アルベロは、自然を大切にするデザイナーのレザーブランドです。イタリアのトスカーナをはじめとするヨーロッパの自然にはぐくまれた皮革をなめして使用。
バッグや財布・手袋など、さまざまなアイテムを製作しており、質のいいレザーと個性的なデザインが魅力です。ブックカバーは、数種類の色を組み合わせた遊び心あるデザインの商品などがそろっています。
ゲンテン|国産レザーブランド
ゲンテンは、上質さと高級感が魅力の国産レザーブランドです。植物タンニンで時間をかけながらなめしたレザーは、耐久性が高く、経年変化で自然な風合いが増していくのが魅力。
職人がミシン縫いや手縫いで仕上げるハンドメイドのレザー製品は、丈夫なつくりで長い期間愛用できるでしょう。ブックカバーは、素材のよさが引き立つシンプルデザインのほか、花と星をあらわす美しいカットワークタイプもあります。
アーティミス|柄の種類が豊富
アーティミスは、ステーショナリー雑貨をメインに取り扱っているメーカーです。ユニークな発想で、バリエーション豊かなオリジナルアイテムを提供しています。
たくさんの柄から選べるブックカバーは、フリーサイズで、文庫本からA5判までのサイズ&厚みに対応可能です。ポリエチレンファイバーを使った丈夫な素材なので、破れずに繰り返し使えます。
山陽製紙|再生紙をいかす
山陽製紙は、環境に配慮した製品づくりをおこなう製紙会社です。梱包資材や包装材のほか、ブックカバーも取りそろえています。
使用済みコピー用紙から作った再生紙や、梅炭をすきこんだ再生紙など、オリジナリティあふれる紙素材が魅力。落ち着いた大人っぽい柄から、かわいい動物柄まで、デザインのバリエーションも豊富です。
コンサイス|どなたも使いやすい
TTC(旧「コンサイス」)は、旅行グッズや円形計算尺・製図用品を扱うメーカーです。独自のアイディアを盛りこんだブックカバーやしおりなど、使い勝手にこだわったアイテムがそろっています。
また、質のいい素材や職人技術・設備を活かしながら、品質の高い製品づくりにこだわっているのも魅力です。コットン素材やレザー調・透明フィルムなど、幅広い素材のブックカバーがラインナップしており、用途に合わせて選びやすいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)