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【この記事のエキスパート】
二級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級:尾崎 友吏子

二級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級:尾崎 友吏子

3人の男の子を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。

暮らしをダウンサイジングする生き方や、心地よいシンプルな暮らしを綴ったブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」で多くの読者の支持を得ている。

主婦雑誌で度々取材を受け、講演活動も行う。
初著書に『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)が大人気。

「食事は手作りが基本」「家はいつもスッキリ整えたい」というこだわりは叶えながら、平日朝の家事は1時間、夜も1時間という合理的に行う家事の手法を著書『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(KADOKAWA)にて具体的に紹介。


寝違えや寝起きの身体の痛み、腰痛などがあり、高反発マットレスの購入を考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、初心者の方向けに高反発マットレスの魅力や低反発マットレスとの違い、商品の選び方、そして、腰痛対策にもなるおすすめ商品をご紹介します。

高反発マットレスとは

まずは、高反発マットレスについて解説していきます。本項では基礎知識として、

■高反発マットレスの魅力
■低反発マットレスとの違い
■高反発マットレスのデメリット
■高反発マットレスがおすすめな人

について解説いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

■高反発マットレスの魅力

出典:Amazon

高反発マットレスとは、しっかりとした弾力があり、跳ね返す力が強いマットレスのこと。

弾力性が強いため、頭・腕・胴体・腰・脚に至るまで、しっかり身体を支え、身体が沈み込むのを防いでくれます。そのため、無理な体勢で曲がったままにならず、寝返りもしやすいです。

また、低反発マットレスよりも身体に密着するスペースが少ないため、空気や湿気の通り道が多くなるなど、通気性がいいのも特徴。夏場でもへたりにくく、快適な睡眠が可能です。

■低反発マットレスとの違い

出典:Amazon

「高反発マットレス」と「低反発マットレス」との大きな違いは、マットレスの柔らかさにあります。

低反発マットレスは、反発力や弾力性が低く、身体が沈み込むように寝ることができるマットレスのこと。身体の形に合わせてマットレスが沈み込みゆっくりと形が戻ってくる特性があります。

そのため、柔らかく包み込まれるように寝ることができます。また、柔らかいため、体圧(身体への圧力)が分散されやすく、仰向け、横向き関わらず、腰や肩など圧力が掛かりやすい部位への負担も抑えられます。

【 高反発マットレスの特徴 】
・弾力性が強く、しっかり身体を支え、身体が沈み込みにくい
・無理な体勢で曲がったままにならず、寝返りもしやすい
・通気性がいい

【 低反発マットレスの特徴 】
・反発力や弾力性が低く、身体に沈み込み、フィットする
・柔らかく包み込まれるように寝ることができる
・体圧が分散されやすく、身体の各部位への負担も抑えられる

■高反発マットレスのデメリット

出典:Amazon

高反発マットレスにも、もちろんデメリットもあります。

第一に、反発性・弾力性が高すぎると、寝た時に身体が痛くなることがあります。身体が沈み込みにくいため、横向きなどで寝ると、肩や腰などに負担がいきやすくなります。そのため、高反発マットレスを選ぶ際は、どのくらいの硬さが自分の身体に合うかを確認することが大切になります。

第二に、洗いにくい点です。もちろん使われている素材にもよりますが、多くはウレタン素材が使われており、水に弱い特性があります。そのため、丸洗いを含め、メンテナンスが難しくなります。その場合は、敷きマットなどで汚れ防止などを行うと便利です。

第三に、通気性です。高反発マットレスは通気性がいいと前述しましたが、そのため冬場は寒くなりがちです。掛け布団で暖かさを調節することが大切です。

■高反発マットレスがおすすめな人

高反発マットレスは、身体が沈み込みにくいため、寝返りがしやすく、身体の負担が一箇所に溜まりにくいです。そのため、身体への負担軽減や、寝る姿勢重視で選びたい人におすすめです。

一方で、柔らかく、包み込まれるように寝たい方、横向きで寝る方にとっては不向き。どちらも、高反発マットレスでは、弾力性・反発性が強いため、身体に負担がかかりやすくなります。

自分がどのような心地よさを求めているのかを確認することが大切です。

硬さの表記(N)と寝る姿勢

出典:Amazon

高反発マットレスの硬さの表記は「N(ニュートン)」で表されます。消費者庁のHPによると、下記のように表記されています。

出典:消費者庁 公式HP『4.硬さ』より

一般的には「110ニュートン(11重量kg)以上」のマットレスが高反発マットレスに分類され、150ニュートン、180ニュートン、200ニュートンと様々な商品があります。

しかし、商品を選ぶ際は、実際にマットレスに寝てみることをおすすめします。同じ体重・同じ体型、同じ硬さでも、寝る体勢や寝相のクセ次第では、身体に合わないことはたくさんあるからです。

寝る体勢で一番理想的なのは、
「仰向けで寝た際に背骨がS字カーブを描く体勢」と、
「横向きで寝た際に背骨が一直線になる体勢」
です。

上記の画像の体勢になり、なおかつ快適な寝心地になるマットレスが理想。

150N(ニュートン)を基準に店舗で実際に寝てみて、寝ている体勢と心地よさのバランスを考えながら、柔らかくしたり、硬くしたりして微調整していきましょう。

高反発マットレスの選び方

それでは、高反発マットレスの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。

【1】マットレスの素材
【2】厚み
【3】サイズ
【4】お手入れのしやすさ
【5】収納性の高さ
【6】保証の有無

上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】マットレスの素材をチェック

素材には、大きく分けて、ノンコイルタイプとコイルタイプの2種類があり、その中でもいくつかの種類があります。

【ノンコイルタイプ】
・ウレタン素材
・ファイバー素材
・ラテックス素材 など

【コイルタイプ】
・ポケットコイル
・ボンネイルコイル

それぞれの素材で寝心地も変わってきます。各特徴をみていきましょう。

▼ノンコイルタイプ

出典:Amazon

ノンコイルタイプで代表的な素材は、「ウレタン」「ファイバー」「ラテックス」などがあります。

●ウレタン素材
ウレタン素材は、高反発マットレスの主要素材です。高反発のウレタン素材がしっかりと体を支えるため、寝心地のよさが一番の特徴。表面の形状が凸凹になっているものなどは、反発力と柔らかさを兼ね備えており、面でなく点で体を支えるため、体圧分散に優れています。価格面と寝心地のバランスが良いため、とりあえず試してみたい人に向いています。

●ファイバー素材
ポリエステルなどで作られた、弾力性のあるチューブ状の繊維がファイバー素材です。ファイバー素材で作られた高反発マットレスは、透湿性が高く、マットレスのなかの湿気を逃がして快適な寝心地が得られます。汗をかきやすい人や新陳代謝のよい小さなお子さんにおすすめです。

●ラテックス素材
ゴムの木の樹液から作られたのがラテックス素材。弾力性が高く、しっかりからだを支えながらも柔らかな寝心地であることが特徴です。さらに、耐久性もあり長期間の使用が可能です。しかし重量が重く持ち運びや移動が大変なこと、ゴムアレルギーの人は使えないため注意が必要です。

▼コイルタイプ

コイルタイプには、大きく分けて「ポケットコイル」と「ボンネイルコイル」があります。

●ポケットコイル
ポケットコイルは、一個一個のコイルが布製の袋に入った状態でマットレス内に敷き詰められているタイプ。コイル自体が単体で存在しているため、マットレス全体で身体を支えつつも、肩や腰など、一点に体圧がかかる部分は一個のコイルが沈みます。そのため、高反発マットレスでも身体にフィットしやすいという特徴があります。

●ボンネイルコイル
ボンネルコイルは、複数のコイルを連結させてマットレス内に敷き詰められているタイプ。コイル1個1個で支えるのではなく、身体を面で支えているイメージです。反発性が高く、硬い寝心地ですが、その分、寝返りが打ちやすいタイプになります。

(★)ポイント:体圧分散性の高さに注目!

【エキスパートのコメント】

高反発マットレスは、そのかたさが特徴です。腰や下腹部など、とくに重量のある部分はどうしても沈み込みがち。高反発マットレスはこの部分が沈み込みにくいので、腰に負担がかかりません。

とはいえ、かたすぎると、横になったときの姿勢が一直線になってしまったり、背中下部などに空間ができてしまい、寝心地がよくないでしょう。

おすすめなのは、体圧分散性の高い、表面に凸凹の仕上げのしてあるマットレスです。ほかにも、表と裏でかたさの違う素材を使用していて、季節やかたさの好みで使い分けられる商品もあります。かたさは、素材や密度によって変わるものです。耐久性も同じことがいえます。

長く使うなら、高密度の素材を選ぶのがポイントです。

【2】厚みをチェック

出典:Amazon

高反発マットレスの厚みは、5cmぐらいの薄いものから10cm以上ある厚みのあるものまでさまざまです。理想的な寝心地のために、体重や体型にあった厚みのものを選ぶようにしましょう。

●5cm前後
5cmぐらいの薄いものは、大人が寝ると体重のかかる腰付近に底つき感があります。一方で、軽く上げ下ろしの負担がすくないので子ども用にぴったりです。ほかにも薄めのマットレスは収納場所のスペースが少なくて済むので、来客用など一時的に使用するマットレスとしても適しているでしょう。

●8cm前後
8cm前後のものは、女性や体重の軽い男性にちょうどいい厚みです。

●9~10cm以上
腰痛持ちの方や体重のある方は、9~10cm以上の厚みがあり、弾力性や反発性が高いものがピッタリです。

なお、ラグや畳の上に敷くのではなく、フローリングに直接敷くことを想定するならすこし厚めのものがベターです。

【3】サイズをチェック

出典:Amazon

マットのサイズ展開は、各メーカーともシングル、セミダブル、ダブルが一般的で、さらに大きなクイーンサイズをラインナップしているところもあります。

床に直に敷いて使うなら、サイズは特に気にする必要はなく、使う人数によってサイズを選べば大丈夫です。すでに使っている布団やベッドのうえに敷いて使うなら、布団やベッドのサイズに収まるマットレスサイズを選ぶ必要があります。

また、寝相が悪い人やゆったり広々とした中で寝たい人などは、ひとつ大きなサイズを選んでもよいでしょう。

【4】お手入れのしやすさをチェック

出典:Amazon

高反発マットレスは、その通気性のよさから一般的な布団のように天日に干す必要がありません。定期的に室内に立てかけて風をとおすだけで、寝ているときに溜まったマットレスのなかの湿気を放湿させることができます。高反発マットレスは低反発のマットレスと比較しても軽量で扱いがラクです。

高反発マットレスのなかには壁に立てかけられたり、畳んだときに自立する形状のものもあります。また、水洗いできる素材を選べばペットやオムツのとれていないお子さまのいる家庭でも清潔に使い続けられます。

メンテナンスのしやすさにも注目して選ぶのもいいでしょう。

【5】収納性の高さをチェック

出典:Amazon

設置したままのベッドと違い、収納すれば昼間は寝室を有効利用できるのがマットレスのいいところ。マットレスを収納したい場所によって形状を選びましょう。部屋に押入れがある場合は、横にしても立てかけても収納できる三つ折りタイプが便利です。クローゼットに収納したいなら、ロール状に巻いて収納するタイプが収まりやすいでしょう。

部屋に収納がなく壁に立てかけるだけなら、自立する厚みがあるものがおすすめです。収納しない場合は、生地の色をインテリアに合わせて選ぶようにしましょう。

【6】保証の有無をチェック

マットレスが自分に本当にあっているかどうかは、やはり実際に寝てみないことにはわかりません。また、高反発マットレスは名称のイメージからへたらないイメージを持ちがちですが、当然長く使っていれば経経ってくることもあります。

通販サイトで購入する場合には、口コミや評判なども参考にしてみる、試用期間を設けていたり返品や返金に応じてくれるお店を選んでみる、また長期保証がついているメーカーなどの商品を選んでみるのもひとつでしょう。

エキスパートからのアドバイス
厚みやかたさは要チェック!

【エキスパートのコメント】

高反発マットレスは体が沈み込まないため、腰に負担をかけたくない人にとくにおすすめです。

反発力があるので、寝返りしやすいのも特徴。安眠度に貢献する寝心地は、マットレスのかたさや厚みによって左右されます。加えて、干さなくていいものや水洗いが可能なものなど、メンテナンスがラクなマットレスを選べば、より清潔に快適に使うことができるでしょう。

立てて収納できたり自立するなど、収納のしやすさも大事です。体重やマットレスのお好みのかたさ、収納する場所などを考慮して、最適のものを選んでみてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)