◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:齋藤 令子
インテリアコーディネーター・雑貨コーディネーターとして、個人邸・マンションの内・外装、マンションのスケルトン・インフィルのプラン、マンションのモデルルーム、住宅メーカーのモデルハウス、TVスタジオのスタイリスト、TVCM・カタログ製作撮影スタイリスト、商空間デザイン等のデザイン関係、キャリアアップスクール・大学での講師。
フラワー・ガーデンデザイナーとして、ウェディング、ガーデンデザインを手掛ける。
サボテンやオリーブ、アンスリウムなど、心が落ち着く「観葉植物」。この記事では、光触媒の観葉植物の選び方やおすすめの商品をご紹介。また、光触媒観葉植物のメリットと気をつけることなども解説しているので、ぜひ参考にして、自分好みの空間を演出してください。
そもそも光触媒とは
光触媒とは太陽光の紫外線や蛍光灯の光を受けることによる化学反応のひとつ。これを付加した室内に置く人工の観葉植物は、消臭効果・抗菌効果やシックハウスの原因にもなるアセトアルデヒド・ホルムアルデヒド・キシレン等のVOC(揮発性有機化合物)を分解する効果があると言われています。
室内で紫外線が得られるのは蛍光灯の光ですが、今日、光源の主流になっている現在のLEDは紫外線を発生しないものがほとんどです。最近の技術では可視光応答型光触媒が使われるようになったため、家庭内の照明の下でもその効果が期待できます。
光触媒の観葉植物の選び方
それでは、光触媒の観葉植物の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】形状を
【2】インテリア空間
【3】室内環境浄化の効果が高さ
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】形状をチェック
【エキスパートのコメント】
従来の鉢植えの形で室内に置いて楽しむのは勿論ですが、植物を育てる為の土や水遣りが不要なので、いろいろな飾り方ができます。なかには、観葉植物を額の中に入れて絵を飾るように作られた物もあります。洗面所やトイレの壁に掛けられるのもフェイクならではでしょう。
また、従来の観葉植物は熱帯・亜熱帯で光がじゅうぶんに届かない所に自生する植物を、室内でも育てられるように改良したものなので、「花」が咲かないものがほとんどですが、光触媒を付加した商品のなかには、観葉植物ではありませんが、花をたくさんつけた「胡蝶蘭」や、フラワーアレンジメントなどもあります。
【2】インテリア空間をチェック
【エキスパートのコメント】
エレガントやナチュラルスタイル等多くの空間には、ベンジャミンやシェフレラ、エバーフレッシュなど、小さな葉が沢山ついている物や、アレカヤシなど細い葉が多く生えている物が合うでしょう。
モダンな空間には、フィカス類(ゴムの木の仲間)やウンベラータなど、葉が大きく茎が個性的な物が合います。また、パキラやモンステラなどはエスニックな空間に向いています。
多肉植物は本物と見間違えるほど良くできているので、目線に近い書斎のデスクの上などに置くと効果的です。
【3】室内環境浄化の効果が高さをチェック
【エキスパートのコメント】
光触媒の効果を期待できる人工観葉植物の利点は前述のとおりですが、その中でも、より効果を発揮させる選び方のポイントは、葉をたくさん付けたものや、葉が大きい方が室内環境浄化にすぐれていることです。
人工とはいえ、本物と見間違うほど良くできていますが、作られた植物ですので、次の点に留意して選んでみましょう。幹が目立つベンジャミン、アルテシマ、シェフレラ、ウンベラータの類は幹の姿がより本物に近いかどうか。
また、「型」を使って製作するため、葉の裏側が目に入りやすいパキラ、フィカス、ヤシ類は、たまに「バリ」が残ってしまっていて「造花」感が出やすい箇所ですので、こまかくはなりますが、茎と葉の付け根・葉脈などもチェックしてみてください。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
光触媒観葉植物のメリットと気をつけること
人工観葉植物は水遣りの手間が要らないのと土を必要としないので、留守がちな人、虫が苦手な人も安心です。本物の観葉植物と違って、葉からの蒸散作用がないため、葉に埃が溜まってしまいますので、ハンディワイパーのようなもので払っておきましょう。
また、購入後に箱から出したら、枝を広げるなどして形を整えるといいでしょう。実は生きている観葉植物も、その多くが室内の有害物質を浄化する作用をしています。また、昼間は光合成で炭酸ガスを吸って、葉から酸素を出す働きをしています。
手をかける必要はありますが、成長する楽しみと緑の瑞々しさは癒しの効果もあります。どちらも身近にあることで室内環境を守ってくれる存在ですね。