鉄道友の会は23日、今年のブルーリボン賞に小田急電鉄70000形「GSE」、ローレル賞に相模鉄道20000系と叡山電鉄デオ730形「ひえい」を選定したと発表した。
ブルーリボン賞・ローレル賞は国内の鉄道車両の進歩発展に寄与することを目的に、鉄道友の会が毎年1回選定している賞。前年の1~12月に国内で営業運転を正式に開始した新造・改造車両を対象としている。ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が選んだ候補車両に対する会員の投票結果にもとづき、選考委員会の審議を経て最優秀と認めた車両をブルーリボン賞、優秀と認めた車両をローレル賞に選定する。
小田急電鉄はブルーリボン賞が制定された1958(昭和33)年に3000形「SE」が選ばれて以来、1964年に3100形「NSE」、1981年に7000形「LSE」、1988年に10000形「HiSE」、1992(平成4)年に20000形「RSE」、2006年に50000形「VSE」、2009年に60000形「MSE」と、ロマンスカーの歴代車両がブルーリボン賞に選ばれている。同社車両へのブルーリボン賞は10年ぶりとなる。