6月15日公開の映画『女の機嫌の直し方』の完成披露舞台あいさつが22日、都内で行われ、早見あかり、平岡祐太、松井玲奈、佐伯大地、有田駿介監督が出席した。
『妻のトリセツ』で話題のAI研究者・黒川伊保子氏のベストセラー『女の機嫌の直し方』を実写映画化した本作。4月に行われた「第11回沖縄国際映画祭」で最優秀作品に相当する「おーきな観客賞」を受賞するなど、公開前から大きな話題を集めている。結婚式場で巻き起こる男女のトラブルを、男女脳の違いを分析した最新のAI研究をもとに次々と解決していく、というストーリーとなっている。
主演の早見あかりは、大学でAIを研究する理系女子の真島愛役。「女の機嫌の直し方」をテーマに卒論を執筆中で、データ収集のために結婚式場でアルバイトを始めるという設定だ。初めて台本を読んだ印象として早見は「もっと早く知っていれば、今まで起きた男女間のトラブルを未然に防げたと思いました。私もそうですが、女性は感情の浮き沈みが激しいんですけど、何でイライラしているのか分からないと思うんです。それが明確に言葉になっていて、私がイライラしていた理由が分かりました。相手に対して求めるのではなく、許容する心が必要だと思いましたね」と勉強になったという。愛が働く式場で結婚式をあげる北澤茉莉役の松井玲奈も「本当によく考えられていて、こんなに納得して読んだ台本は初めてでした。共感できたというか、もっと早く知りたかったですね」と絶賛た。
式場で起きる男女間のトラブルを描いた本作。それにちなみ、理想の夫婦像を問われた松井は「私の両親はすごく仲が良くて、出掛ける時は今でも手をつないだり腕を組んで出掛けるんです。素敵な夫婦像で、そういう背中が素敵だなと思います」と自身の両親が理想の夫婦像だという。昨年12月に一般男性と結婚した早見は「私は4年間お付き合いして、結婚してから半年経ちますが、手もつながないし腕も組みません。バレちゃいけないから癖だったのかな。あんまりしないかもしれませんね」と明かし、「心は本当に通じ合ってます」と新婚らしく幸せオーラ全開。また、夫婦として上手くいく秘けつを聞かれた早見は「結婚して6カ月しか経ってないのでペーペーですが」としつつも、「自分が求めるだけじゃなく、相手の意見を尊重する心、思いやりが必要だと思います。怒ることがあっても相手の気持ちを考えながら優しい気持ちを片隅に起き、長く一緒に居られたらと思います」と実感がこもっていた。映画『女の機嫌の直し方』は、6月15日より全国公開。