キャリアやMNVNO各社から、2019年夏モデルにラインナップされていたファーウェイ製スマートフォンの発売延期が発表された。
auは、ミドルロー向けのスマートフォン「P30 lite Premium」の発売を5月下旬に発表していたが、発売を延期。auによると「ファーウェイ製スマートフォンを取り巻く状況について、現在その経緯や影響範囲、事実関係を確認しているため」という。発売時期は未定だが、再開のめどが立てば改めて告知する。同時発表されていた購入キャッシュバックキャンペーンも、 P30 lite Premiumの発売日が決定次第、改めて案内される。
また、NTTドコモが、今夏販売予定だったフラッグシップスマートフォン「P30 Pro」も、ドコモに確認したところ「予約を停止する方向で検討している」という。なお、予約自体は発表日である5月16日から開始されているため、もし予約停止が決定した場合には何らかの形でユーザーに告知されるとみられる。
5月22日17時、ドコモは公式に「P30 Pro」の事前予約受付の停止を発表。この理由について、アメリカ政府の許可なく米企業から部品の調達などを禁止する「エンティティーリスト」にファーウェイが追加された影響を確認中のためとした。「影響範囲を確認するため、予約受付を停止したが、今後販売しないということではない」といい、販売再開については「影響を確認して適切に対応する」という。
MVNOでは、UQモバイルとワイモバイルが、5月24日に発売を予定していたファーウェイのAndroidスマートフォン「HUAWEI P30 lite」の発売延期を発表している。
【記事追記】ドコモから公式に事前予約受付の停止が発表されたため、内容を追記しタイトルを修正しました(2019年5月22日 17:40) |