◆本記事はプロモーションが含まれています。

【この記事のエキスパート】
グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士:ふじえりこ

グリーンアドバイザー・愛玩動物飼養管理士:ふじえりこ

『はじめてでもカンタン!多肉植物の育て方・楽しみ方』(コスミック出版)では文を担当。『土作りで決まる!とびきりおいしい野菜の作り方』(ブティック社)『ベランダ菜園 おいしい野菜づくりのポイント70』(メイツ出版)では監修&執筆。『趣味の山野草』、エバーグリーンなどで連載執筆中。

豪華客船飛鳥のクルーズ講師、園芸教室Ceresを主宰するほか、都内植木市の園芸相談員歴20年以上。また、産業安全保健エキスパート、理科支援員・コーディネーター・アドバイザーの経歴を活かし『生き物たちのひみつ』(NHK)などのキッズライターとしての顔も持つ。

映画、漫画、健康分野にも精通し各種ライティング実績があるほか、『愛犬の選び方・飼い方・健康管理(主婦の友)』では取材ライターとしての実績あり。 多種多様、動物園の爬虫類館の植物管理経験も。植物はハーブを中心に、野菜、作物、多肉植物を栽培中。ハーブコーディネーター、植物文様研究家としても活動している。

ほかにも撮影現場のインテリアを手がける撮影インテリアコーディネーターとしても活動しており、植物を中心に現場を明るく彩るエキスパートでもある。


家庭菜園やアクアリウムの管理に役立つ「pH計」の選び方とおすすめの商品を紹介します。初心者でも手軽に使える簡易的なものから、ワイヤレス通信を使ってスマホで記録管理ができる高性能なものまで、幅広い商品を厳選! pH計の使い方も掲載しています。

pH計とは

出典:Amazon

pH(ペーハーまたはピーエッチ)は、その液体がどれだけ酸性か、アルカリ性かを0~14の数値で表したもの。それを測定する道具がpH計です。なじみのない人も多いかもしれませんが、身近で役立つことも。たとえば熱帯魚を飼っている水槽の水や家庭菜園の土壌管理などです。

多くのpH計は「ガラス電極法」を採用しています。この原理は水溶液につけて生じる電圧の差からpHが分かるようになっています。

pH計の選び方

それでは、pH計の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。

【1】用途に合う形状
【2】測定可能なサンプル
【3】可動スリーブ構造かどうか
【4】pH以外に測れる機能
【5】校正が簡単にできるか

上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】用途に合う形状をチェック

出典:Amazon

水槽のpH値を測る場合など、主に自宅で使うのであれば、細長い形状をしている電池タイプのコンパクト型が便利。計測部以外は防水加工されていない場合があるので注意が必要です。

屋外の土壌調査や河川や水たまりにおける水質調査などの測定では、本体から計測部分がコードで伸びているハンディ型が向いています。

さらにお手軽な機械式ではない計測液タイプの製品もあります。

【2】測定可能なサンプルをチェック

出典:Amazon

測定したいサンプルがどのようなものかで、選ぶべきpH計が異なってきます。液体を測定するのであれば防水機能がついた液体用を、家庭菜園などの土壌を調べるなら土壌酸度計を選びましょう。液体でも粘度の高いペンキなどは可動スリーブ構造のものが便利です。

何のpHを測定するかしっかり考えてから商品を選びましょう。

【3】可動スリーブ構造かどうかチェック

pH計は測定する電極部分などが汚れてしまうと、計測が正しくできないことがあります。また粘度の高い塗料のような液体だと、電極先端についている小さい穴である液絡部に詰まってしまうことも。可動スリーブ構造のpH計なら、粘度の高い液体が付着しても水洗いすることが可能です。

可動性スリーブ構造のpH計は数万円しますが、使用頻度の高い人やさまざまな液体に使用する人には便利です。

【4】pH以外に測れる機能をチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

ph計には、水分や温度、TDS(不純物総溶解度)、ORP(酸化還元電位)なども測定できる商品が発売されています。植物のさまざまな数値を管理し、せっかく購入したph計をより栽培に役立てるのもよいです。

ただし、多種類の数値を測定できるph計の場合、壊れやすい商品も少なくありません。このようなph計を購入する際は、信用のおけるメーカーから選ぶことも大切です。

【5】校正が簡単にできるかチェック

出典:Amazon

pH校正とは、pH標準液を使用してpH測定基準を覚えさせる作業のこと。計測器の個体差や機材汚れ、部品の消耗具合によって値がズレるのを防ぐために行います。この校正作業が自動でできるpH計や校正キットがセットになっているものだと、手間や時間が短縮できます。

エキスパートのアドバイス

【エキスパートのコメント】

数値を見ながら、少しずつ調整を!

ガーデニングの際、酸性の土をアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰や炭酸石灰などを使用してください。反対に、アルカリ性を酸性にしたい時は、酸性の強い鹿沼土やピートモスを使うとよいです。

いずれも、多量に使用せず数値を見ながら、少しずつ使用することをおすすめします。

もちろん、家庭菜園でこういった酸度の調整を行う場合、酸度測定を行う必要があります。pH計は、ガーデニングの必須アイテムということです。自身のニーズに合ったpH計を選ぶようにしてください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)