パーソルテクノロジースタッフは5月20日、キャリアチェンジに関する調査結果を発表した。調査は今年3月、関東・東海・関西エリア在住の20~50代のIT・機械電気領域で働くエンジニア922名および非エンジニア100名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、エンジニア(IT/機電)のうち、過去にエンジニア以外の職種の経験がある人は36%。経験した職種を聞いたところ、「営業」「生産工程」(ともに16.7%)が最も多く、次いで「クリエイティブ職」(11.7%)という結果に。生産工程やクリエイティブ職など設計・開発エンジニアと親和性の高い業務が3割近くを占めた。
キャリアチェンジした理由を聞くと、「専門的なスキルに興味があったから」(12.0%)、「やりがい・達成感を感じられそうな仕事だから」(11.7%)、「何かを作り上げることが好きだったから」(10.6%)が上位に。
キャリアチェンジして良かったことについては、「やりがい・達成感を感じられた」(12.4%)、「興味のある専門的なスキルを身に付けられた」(11.7%)、「新しい経験を通じて自分を向上させている実感が得られた」(10.1%)という回答が多かった。
次に、「あなたの生活において実現したいことは何ですか?」と尋ねたところ、エンジニアと非エンジニア職で6ポイント以上の差が出た項目は、「仕事のやりがい」(エンジニア:30%、非エンジニア:21%)、「贅沢な暮らしをしたい」(エンジニア:16%、非エンジニア:22%)、「新しい仕事に挑戦したい」(エンジニア:11%、非エンジニア:17%)の3項目。新しい仕事への挑戦意向が低いのは、専門性ややりがいを得られるエンジニアという仕事への満足度が高く、新たな別の仕事・職種にチャレンジしたいと考えるエンジニアが少ないことが伺える結果となった。