JR東日本は「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画ルートのうち、「東山手ルート」と「アクセス新線」について、東京都環境影響評価条例にもとづき、5月15日に「環境影響評価調査計画書」を東京都に提出し、環境影響評価手続きに着手したと発表した。

  • 事業区間位置図(JR東日本提供)

「羽田空港アクセス線(仮称)」は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面から羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する計画。今回、改良区間である「東山手ルート」(田町駅付近~東京貨物ターミナル付近、約7.4km)と、建設区間である「アクセス新線」(東京貨物ターミナル付近~羽田空港新駅、約5.0km)の環境影響評価手続きに着手することが発表された。

なお、改良区間や建設区間などの計画概要等については、環境影響評価を行うにあたり取りまとめた現時点における内容であり、今後の検討や関係機関との協議などにより、変更となる可能性がある。

東京都に提出した「環境影響評価調査計画書」には、事業内容、環境影響評価項目、調査・予測や評価手法等について記載されており、5月30日から6月10日までの期間、東京都庁や港区・品川区・大田区の区役所などで縦覧できる。5月30日から東京都環境局のホームページでも閲覧可能となる。