米ロイター通信は5月19日(現地時間)、「Googleがファーウェイに対して、ソフトの提供など一部ビジネスを停止した」と報じた。5月16日にアメリカ商務省が、アメリカ政府の許可なく米企業から部品の調達などを禁止する「エンティティーリスト」に、ファーウェイとその関連企業68社を正式に追加したことを受けたものだという。報道が事実であれば、ファーウェイが販売しているAndroid端末では今後、OSアップデートが提供されないだけでなく、ユーザーがGoogleマップやYouTubeといったアプリを利用できなくなる可能性もある。

  • ファーウェイ端末でAndroid OSやGoogle Playストアを利用できなくなる可能性がある

本件についてGoogleに問い合わせたところ、既存のファーウェイ端末では今後も引き続き、Google PlayやGoogle Play Protectによるセキュリティ保護機能を利用可能という。ただし、今後登場するファーウェイ端末でGoogleマップやYouTubeなどが使えるかどうかや、最新のOSアップデートが提供されるかどうかは、はっきりしない。Googleからの回答も得られなかった。

マイナビニュース・デジタルの問い合わせに対してGoogleは、「We are complying with the order and reviewing the implications. For users of our services, Google Play and the security protections from Google Play Protect will continue to function on existing Huawei devices.」と述べている。