バンダイは5月20日、小中学生のおこづかいに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2019年4月12日~14日、調査対象は子どもと一緒に回答できる小学1年~中学生3年生の子どもを持つ親で、有効回答数は900人。
おこづかいを1カ月に1回など定期的にもらっている割合は全体の42.7%で、小学生は34.5%、中学生59.0%となった。また、定期的にもらっていると回答した子どもに誰からおこづかいをもらっているかについて聞いたところ、89.6%が親からもらっており、約4人に1人(23.2%)の子どもが祖父母からおこづかいをもらっていることが分かる結果となった。
おこづかいの管理方法について聞いたところ、おこづかいをもらっていると答えた子どものうち、約8割(77.5%)が子ども自身で管理していることが分かった。具体的な管理方法については、「貯金箱」や「財布」に入れて管理しているという意見のほか、「おこづかい帳をつけている」との声も多く、子どもに考えながらおこづかいを使わせている様子もうかがえた。
定期的にもらうおこづかいの金額について聞いたところ、全体の1カ月の平均金額は2,036円だった。親からもらう平均金額は1,892円、祖父母からもらう平均金額は2,869円となり、祖父母からもらう金額は、親の約1.5倍となっていることが分かる。学年別にみてみると、親からもらう定期的なおこづかいの1カ月の平均は小学生1,507円、中学生では2,298円、祖父母からもらう平均は小学生2,436円、中学生では3,500円となった。
小中学生におこづかいの使い道について聞いたところ、男女共に1位は「お菓子やジュースなどの飲食物」となった。学年別にみると、中学生のランキングでは、4位「外出時の交通費」、5位「映画を観に行く」、6位「外食」など、上位に外出先での使い道がランクインしており、学年が上がるにつれておこづかいの金額も増え、使用する用途も広がっている様子が見受けられた。
また、男女別にみてみると、男子では4位「ゲームソフト」や5位「おもちゃ」、7位「アミューズメント施設でゲームをする」といった、遊ぶものに使用している傾向が読み取れる一方で、女子では、6位「友達にプレゼントを買う」、7位「服・アクセサリーを買う」など、男子とは異なる使い道も上位にあがった。
なお、総合4位には「貯金」(25.6%)がランクインしており、約4人に1人の子どもが貯金をしているという堅実な結果になった。学年別にみてみると、小学生は28.4%いるのに対し、中学生になると21.3%に割合が減少していることから、中学生になりお金の使い道が増えることで、消費する割合が増えていることが推測される。