女優の小芝風花が主演を務める、テレビ朝日系スペシャルドラマ『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』が7月12日・13日(23:15~ ※一部地域除く)の2夜連続で放送されることが20日、明らかになった。
原作は、漫画家・インカ帝国氏により電子コミックサービス「LINEマンガ」で連載されている『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』。
小芝が演じる稲穂みのりは、交際中の彼氏・山之内拓馬がヒップホップにハマり、どんなときでも韻を踏みたがることにイライラを募らせていた。しかしその矢先、原因不明の“RAPウイルス”のパンデミックが発生。このウイルスによって、世界はラップを放つゾンビだらけに。そんな終末世界を生き抜くため、みのりは知恵をしぼりながら、嫌悪していたラップの本質を探り、いつしかラップへの理解を深めていく。そして拓馬を救うため、ライム(=韻)を刻むことになる。
小芝は「最初、“ラップでゾンビを倒す役”だと聞いたので、『えっ!? いったいどういうこと?』とビックリしまして…。すぐに原作コミックを読ませていただき、『こういうことか!』と納得しました」と笑顔で明かす。そして、「いままで“ゾンビもの”や“ラップもの”のドラマはありましたが、2つを融合させた作品は初めて! ものすごく面白そうだなと思って、とてもワクワクしています!」と語った。
しかし「実は、自分からヒップホップ音楽を聴いたことがなくて…」とのことで、「今までまったく触れてこなかった分野なので、今はヒップホップ音楽を聴いたり、動画を見たりして勉強しています。これからラップのことを深く知って、どんどん好きになれたらいいなと思います」と述べた。
また、「ラップバトルの動画も見て勉強しているのですが、なかなか難しそう…。ビートにのることに必死になって気持ちがおろそかにならないよう、監督と相談しながら作っていけたら…。とにかく頑張ります!」と意気込み、「なにせ主人公を演じるのがラップ未経験者の私なので、ラップを知らない方も、ラップが大好きな方も、温かい目で見ていただけたらうれしいです!」と話した。
原作のインカ帝国氏は「小芝さんのような素晴らしい女優さんに主役をやっていただけて、これまで漫画を描いてきて良かったと心から思いました。ようやく家族に誇れるような事が出来てとてもうれしいです」とコメント。
テレビ朝日の高崎壮太プロデューサーは「主人公・みのりは誠実に必死に演じていただければいただくほどこの作品がコメディーとして面白くなると信じていますので、小芝風花さんにこの役を演じていただけるのを今からワクワクしております!」とし、「原作のギャグやポテンシャルに応えつつ、さらにドラマ実写化で一皮むけた『ラッパーに噛まれたらラッパーになる』をお見せできればと思っております!」と語っている。