エレクトロラックスの代名詞ともいえるのが、ハンディクリーナーにもなるスタイリッシュなコードレススティック掃除機「エルゴラピード」シリーズ。5月16日に、このエルゴラピードシリーズの新モデルが発表されました。
新モデルは、フローリング掃除に力を発揮する「エルゴラピード・パワープロ」と、付属アクセサリーが異なる「エルゴラピード・パワープロ プラス」。そして、従来モデルと同等性能の「エルゴラピード・リチウム プラチナ」の3モデルです。
ヘッドを一新してフローリング掃除性能をアップ
今回の新モデルで注目を集めたのは、なんといってもヘッドを一新した「パワープロ」シリーズです。従来のエルゴラピードシリーズはナイロンの硬い毛を利用することで、フローリングの掃除はもちろん、カーペットの毛の間のゴミも「掻きとる」のが特徴でした。
最近は多くの家庭がフローリング床を採用していることを受け、パワープロシリーズはヘッドまわりの構造やデザインを一新。フローリング掃除に特に高い性能を発揮するようになりました。
パワープロと従来モデルとの最大の変更点はブラシ。パワープロの新ブラシ「パワープロ・ローラー」は、密度の高い柔らかな毛を採用。床のゴミやホコリなどを吸い取るだけではなく、フローリングやタイルなどの床を「拭き掃除」するような効果も期待できます。
新モデルのメディア体験会では、水性ペンで落書きをした床の汚れをパワープロで掃除する実演デモが行われました。ヘッドを一往復させることで、汚れがキレイに落ちていました。
この「ペン汚れも落とす掃除性能の高さ」は、新しいブラシだけが理由ではありません。新開発のシールド・ノズルシステムも、掃除性能の高さに寄与しています。シールド・ノズルシステムはヘッド内部の密閉性が高く、掃除のときにヘッドがギュッと床に張り付きます。この高い密閉性によって、ゴミを吸引する能力がアップ。フローリングの隙間などに溜まったゴミの除去率も、約6倍までアップしているそうです。
会場ではフローリング床材での掃除実演もありました。掃除機によっては、フローリング表面のゴミは取れても、フローリングの繋ぎ目である深いミゾのゴミを取れり切れないことがありますが、パワープロはミゾ奥の汚れまできちんと吸い取れているのがわかります。
パワープロは「フローリングに強い」のが特徴ですが、カーペットの掃除にも弱いわけではありません。会場ではカーペットに細かなパン粉を撒いてパワープロで掃除する実演も行われましたが、一往復でほとんどのゴミが取れていました。
エルゴラピードシリーズの使いやすさは継承
パワープロは、エルゴラピードシリーズの特徴でもある「本体からユニットを取り出してハンディ-クリーナーとしても使える」機能も継承しています。また、ハンディタイプで使うときの付属アクセサリーが豊富な点も特徴です。
「パワープロ プラス」と「パワープロ」の違いは付属品の種類だけ。パワープロ プラスは、UVライトと強力な吸引力で99.3%のダニアレルゲンを除去できるという「ベッド・プロ・パワーUVノズル」を付属し、本格的な布団クリーナーとしても利用可能です。
一方、従来のエルゴラピードにあってパワープロで省かれた機能もあります。そればヘッドのLEDとブラシロールクリーン機能。ヘッドのLEDは新ブラシを搭載する設計上、搭載が難しかったといいます。
もうひとつのブラシロールクリーン機能とは、ブラシに絡まった糸くずや髪の毛などを、5秒ほどでカットする、従来のエルゴラピードシリーズで特徴的な機能。こちらはヘッドを密閉するという構造上、髪の毛などがブラシに絡まりにくくなったためにあえて搭載しなかったそうです。
エルゴラピード・リチウム プラチナはミニパワーノズルを付属
パワープロはフローリングに強い掃除機ですが、従来のように「カーペットにも強い」掃除機が欲しい場合は、パワープロと同時に発表された「エルゴラピード・リチウム プラチナ」という選択肢があります。こちらは従来機とほぼ同じ仕様で、もちろんヘッドのLEDやブラシロールクリーン機能も搭載しています。
最大の変更点はアクセサリーで、ハンディタイプながらモーターブラシ搭載で強力な「ミニパワーノズル」をはじめて付属。ソファーやクッションなどに付着したゴミなども軽く掃除できるため、特にペットを飼っている家庭におすすめです。