俳優の東出昌大が、19日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、過去の挫折を告白した。

東出昌大

東出昌大

この日は、映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の宣伝のため、脚本家・古沢良太、俳優・小手伸也と共に出演。デビュー当時の話題になり、東出は「僕は役者の勉強をしたことがなくて、23歳で映画に出させていただいて」と2012年に公開された『桐島、部活やめるってよ』の頃を振り返った。

「『僕はできる』と思ってたんです。勉強こそしてなかったけど映画好きでしたし、良いお芝居はこういうことなのかなと凝り固まった持論だけはあって。それで2~3年やって、(ネット上で)『なんでこいつ、テレビに出てんだ?』『画面ぶち割りたくなるくらい芝居下手』とかを見て、うわー!っと思って」

ネット上の批判が成長のきっかけになったようだが、「とにかく台本を読んでいればよかったし、声に出して100回読んでいればよかった。『セリフが入る』という状態がよく分からないまま現場に行って」と経験が浅かった自分を思い返す東出。さらに、「そういうのが最初続いたので、(現場では)パニックになりました」と打ち明け、「そういうことも卒なくできて、演技力も評価されて10代のうちにお仕事のオファーをいっぱいいただく生活をしていたら、完全に天狗になっていただろうなと思うので。デビューが23でよかったと思います」と挫折からスタートした俳優人生に感謝していた。