平成から令和に元号が切り替わる2019年のゴールデンウイークに「東京ドームシティ シアターGロッソ」で開催中のヒーローショー「騎士竜戦隊リュウソウジャーショー」シリーズ第2弾は、「シアターGロッソ10周年記念公演 ケボーン!Gロッソ」と題され、シアターGロッソの開場10周年を記念した、スペシャルな内容のアクションショーが繰り広げられた。
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は、2019年3月17日から放送されている、スーパー戦隊シリーズ最新作。古代より地球を守る使命を帯びたリュウソウ族の騎士たちがリュウソウジャーとなり、鎧を身にまとう恐竜=騎士竜と力を合わせて、邪悪な敵ドルイドンと戦う物語である。
東京ドームシティ シアターGロッソは、後楽園ゆうえんち野外劇場、スカイシアターの系譜を組む、スーパー戦隊シリーズの歴代ヒーローショーが行われている"ヒーローショーの聖地"としてファンから親しまれている屋内劇場。その歴史は2009年4月、「侍戦隊シンケンジャーショー」から始まっており、以後、「天装戦隊ゴセイジャーショー」(2010年)「海賊戦隊ゴーカイジャーショー」(2011年)……と1年ごとに新たなスーパー戦隊の活躍が描かれた。立体的な大型ステージの上で、凶悪な敵を相手に縦横無尽に戦うヒーローたちの"ナマ"の迫力が大きな魅力となり、屋内劇場のメリットを活かした多彩な照明や映像演出などが駆使されて、会場に詰めかけた子どもたちを興奮の絶頂へと導いている。
今回の「騎士竜戦隊リュウソウジャーショー」第2弾は、シアターGロッソの開場から10年という節目を迎えたことを記念し、リュウソウジャーの強さ、カッコよさを応援してくれる子どもたちに加えて、10年間Gロッソを愛してくれた長年のファンを喜ばせる趣向が盛り込まれている。
シリーズ第2弾のストーリーは、かつて倒されたはずのドルイドン幹部・タンクジョウが復活するところから始まる。ドルイドンから会場の子どもたちを守るため、さっそうと現れたリュウソウジャーは、タンクジョウを甦らせた張本人である、Gロッソの精霊「トム・ミウラ」と遭遇。Gロッソで10年間活躍してきたヒーローたちの魂の結晶「Gロッソウル」をリュウソウジャーの中でいちばん強い者に授けようと言うトムの言葉を聞いて、リュウソウレッド以外のメンバーは「自分が一番強い」と主張。トムはこれまでスーパー戦隊に倒されてきた数々の敵を呼び出してリュウソウジャーに差し向け、「Gロッソ映えする写真」を撮らせた上、会場の子どもたちの反応を具体化する「いいぞ!」を集めるように仕向けていった。競い合うように敵をカッコよく倒し「いいぞ!」を溜めていくブルー、ピンク、グリーン、ブラックだったが、これによってGロッソ全体が次第にダメージを受けていることに、レッドだけは気づき始めていた……。
クライマックスには、恐るべき正体を現した敵を迎え撃つため、Gロッソで10年間にわたって戦い続けてきたスーパー戦隊ヒーローの力「スーパー戦隊ソウル」を"竜装"したリュウソウレッドが登場。そして初日公演(4月27日)では、『侍戦隊シンケンジャー』からシンケンレッドが駆けつけ、愛刀シンケンマルを手にして華麗かつ豪快な立ち回りを披露し、リュウソウジャーの頼もしい味方として戦った。シンケンレッドのアクションシーンには、主題歌「侍戦隊シンケンジャー」が流れ、10年前のシンケンジャーの勇姿を知るファンを歓喜させた。シンケンレッドは、ショーの最後にリュウソウジャーが披露する「ケボーン!ダンス」にも参加し、少々照れくさそうにしながらもノリのよいダンスを見事に披露した。
「騎士竜戦隊リュウソウジャーショー シリーズ第2弾 シアターGロッソ10周年記念公演 ケボーン!Gロッソ!!」は6月1日から6月16日の土・日公演というスケジュールで、『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンレッド、『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッド、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッド、『特命戦隊ゴーバスターズ』のレッドバスター、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウレッド、『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウ1号、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のアカニンジャー、『動物戦隊ジュウオウジャー』のジュウオウイーグル、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のシシレッド、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』からルパンレッド、パトレン1号という歴代「戦隊」のレッドが"日替わり"で駆けつける(各ステージに1人ずつ)。歴代レッドはヒーローショーだけでなく、開場前のお出迎えにも登場する。どの日にどの歴代レッドが登場するのかは、公式サイトをチェックしていただきたい。またGロッソのあるジオポリス内では、スーパー戦隊シリーズ・ヒーローショー10年の歴史を追った「10周年記念特別映像」が放映されているのも見逃せない。
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