長崎電気軌道は6月7日、「路面電車の日」(6月10日)を記念した明治電車168号の24回目となる記念運行を実施する。
「路面電車の日」は、日本で最初の路面電車が開業した1895(明治28)年から100年目にあたる1995(平成7)年10月12・13日に広島で開催された「路面電車サミット」にて、路面の「路(ろ→6)」、電車の「電(てん→10)」にちなみ、6月10日と制定された。
長崎電気軌道は1996(平成8)年以降、「路面電車の日」を記念した明治電車168号の運行を行っており、今年で24回目となる。6月8~10日が長崎市中学校総合体育大会のため、今年の記念運行は6月7日に実施することとした。午前は10時から11時11分まで、午後は14時55分から16時5分まで運行される。
明治電車168号(元西日本鉄道153号)は1911(明治44)年に製造された木造車で、今年で108歳になる車両。当日は車掌が乗務してツーマン運行を行い、両替時は昔ながらの両替袋で渡される。なお、雨天時は運行中止となる。特別車両のため、長崎スマートカードは利用できない。