◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
自転車ライター:浅野 真則
自転車専門誌やウェブサイトなどで活動する自転車専門のライター。
ロードバイクやサイクルパーツ、サイクルアパレル、自転車用デジタルデバイスなどのインプレッション記事、トレーニング系の記事、ロングライドの実走レポートなどを得意とする。
執筆活動の傍ら、Jエリートツアーの選手としてロードレースやタイムトライアル、ヒルクライムなど幅広いレースに参戦。
自転車版の耐久レース・エンデューロも好きでよく出場している。
通勤や通学などの際に多く見られるようになったロードバイク。ツーリングを安全に楽しむために購入すべきアイテムのひとつがヘルメットです。この記事では、ロードバイク用ヘルメットの選び方とおすすめ商品をご紹介します。OGKやジロなど、人気ブランドの商品もピックアップ!
ヘルメットって必要?
ロードバイクを購入した場合、ほかに購入しなければならないものとしてヘルメットがあります。ですが、自転車だからあとで購入しても大丈夫だなと考えている人は少なくないでしょう。
ヘルメットの重要性はあります。なぜならロードバイクの場合平地では時速30km以上を出すことが可能です。山の下りでは一時的に時速50km以上となることもあります。自転車事故でも頭部の損傷によって重症化するケースも少なくありません。
ロードバイクを楽しむためにも、ヘルメットはバイクと一緒に購入しましょう。
ロードバイク用ヘルメットの選び方
ここからはロードバイク用ヘルメットの選び方について見ていきましょう。おしゃれなデザインのものもたくさんあります。しかし注目すべきなのはしっかりと頭部を保護できる製品です。
ほかにも日本人にあったアジアンフィットの製品や、きのこ頭に見えないものなども選ぶポイントして紹介します。自分の頭をよく見ながら検討してみましょう。
自分の頭にフィットするものを選ぶ
まずはヘルメットのサイズについてです。いろいろな製品がありますが頭の周囲の大きさを確認して、ジャストサイズの製品を選んでください。海外ブランドのヘルメットは、欧米人向けで大きくサイズが設定されていることがあるので注意しましょう。
欧米ブランドの場合には、ジャパンフィットもしくはアジアンフィットと呼ばれる製品かどうかを確認してみてください。国内ブランドの場合は、日本人に合ったサイズで作られていることが多いのでジャストの製品を見つけやすいでしょう。
通気性が高いタイプを選ぶ
ロードバイクで走ると当然ながら体が熱くなり、発汗します。夏場だけでなく、冬場においても上り坂を走ると汗をかいてしまうことがあります。汗がヘルメット内にたまると気持ちのいいものではありません。
通気性をよくしたい場合には、ヘルメットのシェル(表面)に穴が多く空いている製品を選ぶようにしましょう。走行中にヘルメットの中に風が通るので、ヘルメット内が汗で蒸れることが無くなるでしょう。暑い季節には重宝します。
ヘルメットの重量もチェック
ロードバイクは、深い前傾姿勢で、首を持ち上げて前方を見る姿勢を長時間キープしなければならないため、首や肩の筋肉への負担を考えた場合、できるだけ重量の軽いヘルメットの方が望ましいといえます。重量の目安としては、大体250g以下のものであれば軽い部類に入ります。
安全性をチェック
言うまでもありませんが、ヘルメットは頭部を保護するために装着するもの。そのため、さまざまな基準をクリアして頭を保護できる製品であるかを確認することが重要です。
日本のレースに参加する人は「JCF認定」のヘルメットを購入しましょう。レースには出ない人でも「SG規格」や「CE規格」などの基準をクリアしている製品を購入すれば、事故にあったときのリスクを減らせるでしょう。
走るコースに合うものを選ぶ
ロードバイクで走るところによっても、使いやすいヘルメットが変わってきます。平地の場合にはエアロヘルメットがよいでしょう。空気抵抗をうけにくい構造になっているので、スピードを上げて走ることができます。
ヒルクライムやロングライドを楽しみ人は軽量なヘルメットをおすすめします。汗のかきやすい走りになるので、軽量化のために、通気口が多く設定されているモデルを選ぶと通気性がよくて、気持ちよく走れます。
デザインで選ぶ
ロードバイクのヘルメットを選ぶ基準として、見た目も大事なポイント。機能をしっかり確認したうえで、ウェアやロードバイクに合う、個性的なデザインを選びましょう。
通勤・通学や街乗り用なら、普段着に合うカジュアルなデザインを選びましょう。たとえば、帽子タイプなどの形もよいでしょう。
もっと個性を出すなら、空気の流れを考えた魅力的なデザインの高級モデルもあるので、好みのデザインで探してみましょう。
ほかにもあった!
ロードバイク用ヘルメット選びで大切なこと
ロードバイク用のヘルメットを選ぶときに、ほかにも気をつけるといいポイントを紹介します。長い目で見たうえで、適切なヘルメットを選ぶことが大切です。上記でご説明した選び方と合わせて参考にしましょう。
ロードバイク用ヘルメットの劣化に注意
ヘルメットはずっと使えるわけではない
ヘルメットの使用可能期間は、約3年です。使っているうちに、汗や皮脂によって劣化が起こります。とくに、ヘルメットの内側にある発泡ライナーは、衝撃や水に弱いという性質があります。
そのため、地面に落とした衝撃で変形したり、汗や雨で劣化したりする可能性があるのです。さらに、未使用でも時間の経過とともに内部のガスが抜け、劣化していきます。
日頃のお手入れが重要
インナーパッドも消耗品
ヘルメット装着時の違和感を軽減する役割のあるインナーパッドは、汗を吸収しやすいという特徴があります。
長期間使用していると、汗や皮脂が染み込み、真っ黒になってしまうため注意が必要です。
手洗いしたり、汚れを拭き取ったりしてふだんから手入れすることが大切です。しかし、消耗品であるため頭部との摩擦によって破れてしまったり、フィット感が損なわれたりしてきます。
紫外線や直射日光もダメージに
屋外での使用による材質の劣化
屋外で使用するものであるため、紫外線や直射日光による熱、雨、土などによる材質の劣化もあります。これらのことから、購入から約3年が交換時期と言えるでしょう。
高額なものを購入しても、3年程度しか使えないため、無理のない範囲で買えるものを選ぶ必要があります。価格にも着目して選びましょう。
ロードバイク用ヘルメットの人気メーカー・ブランド
ここからはおすすめのヘルメットのメーカーやブランドをご紹介していきましょう。メーカーごとにこだわったデザインや機能性などがあるので、その特徴をよく見て自分に合った製品を選んでみてください。
欧米メーカーであれば、アジアンフィットのモデルの有無についても説明していきます。それでは早速見ていきましょう。
OGK KABUTO(オージーケーカブト)
OGK Kabutoは、日本の大阪で開業したメーカーが手がける製品です。1982年頃からオートバイや自転車用のヘルメットの製造を開始し、40年近い歴史を持っています。
フルフェイスやハーフタイプなどいろんなヘルメットを手掛けており、乗る状況によってヘルメットを選びやすくしています。日本のメーカーであることから、日本人にフィットする製品をコンセントにしているのでジャストサイズの製品が見つけやすいでしょう。
GIRO(ジロ)
アメリカのブランドであるGIROは、多くのライダーたちに支持されているメーカーです。ライダーの頭を保護することは当然として、心地よくツーリングなどを楽しめるように、通気性のよさや空気抵抗の少なさを追求した製品を作り続けています。
アジアンフィットのモデルも多数用意されており、日本人でもメーカーのこだわりのヘルメットを使うことができます。ライダーとともにロードバイクの将来を見据えているメーカーです。
BELL(ベル)
アメリカのロサンゼルスで1954年から小さなガレージで創業したメーカーです。1975年に世界ではじめての自転車用ヘルメットを発表したことでも知られています。
ボタンをスライドするだけで空気の取り入れを調整できる製品や、磁石でアイシールドを取り付けられるものを生み出しました。いままでにない製品を手掛け続けており、いまなおこの業界のパイオニアともいえる存在です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)