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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー・インテリアショップ店主:末永 京
DIYアドバイザーで3児の母。
埼玉県川口市にある『インテリア&カフェToiToiToi』店主。
DIYワークショップ講師、店舗や住宅のDIYプロデュース、内装リフォームなど。著書に『シェルフを作ろうはじめてのDIY』㈱パッチワーク通信社がある。
木の温もりがあり、ベッド下のスペースを有効活用できる「木製ロフトベッド」。ベッドの高さでロータイプ・ミドルタイプ・ハイタイプにわかれており、その種類はさまざまです。この記事では、木製のロフトベッドを選ぶ時のポイントや、おすすめの商品をご紹介します。
ロフトベッドの魅力と木製のメリット・デメリット
ロフトベッドとは、寝床の下にスペースを設けたベッドのこと。木製と金属(パイプ)製のロフトベッドがありますが、木製ならではのメリットやデメリットがあります。
【ロフトベッドの魅力】
・収納スペース、くつろぎスペース、在宅スペースとして、ベッド下を有効活用できる
・暖気は上方に移動するので、冬には温かく眠れる
・雑然としやすい布団などが見えづらいので、部屋がすっきりまとまって見える
◆木製のメリット
・安定感があって、揺れや軋みが少ない
・耐久性も高いので長く使うことが出来る
◆木製のデメリット
・購入時の価格が割高
・重量が重く組み立てが大変
何を重視するかによりメリット・デメリットは変わってきますので、材質を決める際の参考にしてください。
木製ロフトベッドの選び方
それでは、木製ロフトベッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の8つ。
【1】高さ
【2】ロフトベッドのタイプ
【3】はしごの形状
【4】材質
【5】耐荷重など強度
【6】サイドフレームの有無
【7】持っているマットレスに合うか
【8】ヘッドボードの機能性
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】高さをチェック
▼ハイタイプ:高さがあるロフトベッドの特徴
高さがあるロフトベッドは、ベッド下の空間が広々としていて、学習机も置きやすいという特徴があります。高さがあるロフトベッドを選ぶときは、ベッド下の空間はもちろんですが、ベッドの上から天井までじゅうぶんな空間があるかどうかもチェックして選びましょう。
ベッドから天井までが近いと、圧迫感があり、快適に過ごせません。ベッドに座って背筋を伸ばした状態でも無理なく座れる高さのものを選んでください。
子ども用のロフトベッドを選ぶときは、子どもの成長も考慮して選ぶことが重要です。
▼ミドルからロータイプ:低めのロフトベッドの特徴
圧迫感のないロフトベッドを探しているなら、低めのロフトベッドを選ぶとよいでしょう。天井までじゅうぶんな距離があるため、らくにベッドから起き上がれます。ただし、高さがあるもののようにベッド下に学習机を置くことはできません。
低めのロフトベッドは、寝具の上げ下ろしがしやすく、子どもの寝顔が見やすいという特徴もあります。
【2】ロフトベッドのタイプをチェック
ロフトベッドには、フレームだけのシンプルタイプとデスクやシェルフなどがセットになったシステムタイプがあります。
システムタイプは、デザインが統一されているのでお部屋がスッキリまとまり、見た目もおしゃれです。すでにある家具などを利用したい方は、シンプルタイプを、お部屋をすっきりまとめたい方は、システムタイプがよいでしょう。
【3】はしごの形状を確認
【エキスパートのコメント】
ロフトベッドのはしごには「直立タイプ」と「斜めタイプ」があります。「直立タイプ」は床上にはしごのスペースを取らないのでスマートですが、昇り降りが大変なのがデメリット。逆に「斜めタイプ」は昇り降りはラクですが、床上にスペースが必要となります。
ほかには昇り降りのしやすい「階段タイプ」や、お子さんがよろこびそうな「すべり台つき」のものなどもあります。使う人や、設置するスペースに合わせて選ぶといいでしょう。
【4】材質をチェック
使われる部材の多くは、無垢材か集成材・化粧合板の2種類です。無垢材は、丸太から切り出したままの木材のことで、自然そのままの木の味わいが魅力です。家具によく使われる木の種類と特徴を簡単に説明します。
ヒノキ、パイン、スギなど
柔らかく軽量で加工しやすいので、いろいろな家具で使われています。
ナラ(オーク材)、ブナ(ビーチ)、ケヤキ、ウォールナット、チーク、マホガニーなど
硬くてキズがつきにくく、重いので大型家具などに使われることが多いです。
集成材や化粧合板・化粧繊維板は、経年によるゆがみを減らし、強度が高められた木材で、薄い無垢板を貼ったり、化粧紙や塗装を施してあります。品質は高く購入価格が無垢材に比べて安いところがメリットです。
▼天然木無垢材の特徴
木の自然な色味や手触りが感じられるのが天然木無垢材です。木の心地よい香りも感じられます。調湿性にすぐれているため、室内の湿度調整にひと役かってくれるのもポイントです。
作りもしっかりしているものが多く、安定感があります。長く使い続けることであたたかみのある風合いも加わるので、ひとつのロフトベッドを長く大事に使いたい人に適しています。
▼集成材・プリント紙化粧合板の特徴
棒状の無垢材を接着して1枚の板にしたものが「集成材」です。反りが起きにくく、素材の品質が安定しているという特徴があります。
「プリント紙化粧合板」は、厚さ2~3mmの薄い合板に木目をプリントした紙を貼りつけた素材です。部屋の家具を同じ色柄でそろえると、統一感が出ます。
いずれも無垢材にはない見た目の安定した美しさがポイントです。
【5】耐荷重など強度をチェック
【エキスパートのコメント】
毎日使うものなので強度も大事なポイントです。「ロータイプ」よりも「ハイタイプ」のほうがぐらつきやゆがみが生じやすいので、より慎重に選ぶ必要があります。商品によって耐荷重に大きな違いがあるので、まずは耐荷重を確認しましょう。
続いて、補強材を確認しましょう。補強材とは、脚と脚をつなぐための横や斜めに入っているパーツです。この補強材が少ない場合は強度が弱い可能性があります。
【6】サイドフレームの有無をチェック
高さがあるロフトベッドを選ぶときはとくに、サイドフレームの有無をチェックしましょう。サイドフレームは、就寝中の転落を防いでくれる大切なパーツです。小さい子どもが寝る場合は、万が一のことも考えてサイドフレームが高めのものを選ぶとよいでしょう。
より転落しにくさを求めるのであれば、パイプ型のサイドフレームではなく、パネルやフレームの面で支えるサイドフレームのものを選んでください。
【7】持っているマットレスに合うかチェック
今使っているマットレスがそのまま使えるかどうかも、ソフトベッドを選ぶ大事なポイントです。ロフトベッドのなかには、上に乗せるマットレスの厚さが指定されているものもあります。
また、ロフトベッドによってはマットレスのサイズが合わないこともあるので、自分が今使っているマットレスのサイズを確認したうえで、購入するロフトベッドを選びましょう。
【8】ヘッドボードの機能性をチェック
寝床に備えておきたい機能性も必ず確認するようにしましょう。まずは、モノが置ける宮棚があるかどうかです。スマホや眼鏡、ティッシュなど就寝中や就寝前後で必要になるものを置いておけます。
またスマホの充電ができるようコンセントがあるかどうか、寝る前に読書などができるようLEDライトなどもあると便利です。それぞれ必要なものを判断しチェックしてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)