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【この記事のエキスパート】
キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文
使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。
その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。
道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。
数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。
この記事では、香り高い胡椒を挽けるペッパーミルの選び方とおすすめ商品、口コミを紹介します。プジョーやラッセルホブス、ブルーノといった人気ブランドを中心に、充電で使える電動タイプや安い手動タイプ、子どもでも扱いやすい小型タイプの製品などをピックアップしました。
コショウを挽くもの、岩塩を挽くもの
ペッパーミルとソルトミルの違い
粒状のコショウを挽くものを「ペッパーミル」、岩塩を挽くものを「ソルトミル」と呼びます。中身の構造はほぼ同じなのですが、粒を粉砕する刃に違いがあります。
ペッパーミルには一般的に鉄製の刃が使用されていて、ソルトミルにはステンレス製の刃が使用されています。その理由としては、塩は鉄製の刃をサビさせてしまうためです。専用のミルを使用しないと、つまりや故障の原因になってしまう可能性があるので、併用を避けた方がいいでしょう。
電動・手動、木製、セラミック刃などの特徴も解説
ペッパーミルの選び方
ここからは、ペッパーミルを選ぶ際のポイントを詳しく解説していきます。
ポイントは下記のとおり。
【1】タイプ
【2】刃の材質
【3】本体の素材
【4】手の大きさに合うサイズ
【5】粗さの調節
【6】お手入れのしやすさ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うペッパーミルを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプで選ぶ
ペッパーミルは、両手でひねって挽くタイプ・片手で挽けるタイプ・グラインダータイプ・電動タイプの4種類があります。
それぞれの特徴ごとに使い勝手もちがいますのでお好みや使いやすさで選んでみてください。
スタンダードな「両手でひねるタイプ」
ペッパーミルの中で一般的なのが両手でひねってコショウを挽くタイプです。このタイプのいいところはコショウの挽く量を細かく調節できて、また自分で挽くので香りづけしやすいという点です。
このタイプを選ぶ場合は、自分の手のサイズに合った挽きやすいものにしましょう!
洗練されたデザインの「片手で挽くタイプ」
片手で挽くタイプはレバーを握ったり、ボタンを押したりしてコショウを挽くことができます。一般的な両手で挽くタイプとは違い、デザイン性や遊び心があるものが多いので、お料理好きな方へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
一度に挽ける料が少ないため、キッチンで使うというよりは食卓において、少しずつ挽いて香りを楽しむ用としての使用がおすすめです。
軽くてスムーズに挽ける「グラインダータイプ」
レバーをくるくると軽い力でスムーズに回せるグラインダータイプは、さまざまな素材の商品も販売されています。片手で挽くタイプ同様、おしゃれで洗練されたデザインのものが多い印象ですが、レバーの部分が飛び出ているため収納する際にかさばってしまうという点も。
あまり見かけないデザインなので、見せる収納をされている方にはおすすめです。
ボタンを押すだけ簡単な「電動タイプ」
ボタンを押すだけでサッとコショウが挽かれて出てくる電動タイプは片手で簡単に操作ができるため、忙しい調理中には役立つアイテムです。
手動タイプとは違い電池式で作動するので、電池を定期的に交換する必要があるので、コスト面を考えて購入しましょう。
【2】刃の材質をチェックする
コショウをひく刃の部分は重要です。刃の素材には、ステンレス製・鋳鉄(ちゅうてつ)製・セラミック製などがあります。
ステンレスは、丈夫で錆びにくいのが特徴。こまめにお手入れしたい方にはおすすめです。
鋳鉄はかたいので軽くてひきやすく、ひくときの手の感触が一番心地いいでしょう。ただし、塩などに使うことができず、スパイスもコショウに限定される場合が多いです。また、錆びやすいので洗った後はしっかり乾かす必要があります。
セラミック刃はサビの心配がなく、塩やスパイスなど用途も広くて丈夫なため多くのメーカーが採用しています。摩擦(まさつ)熱も起こりにくいため、香りも保てるといわれている素材です。
また、セラミックの刃を使用した分解洗浄できるペッパーミルもあります。
【3】本体の素材で選ぶ
ペッパーミルの材質には木やステンレス、ガラス、樹脂などがあります。好みに合わせて選んでみましょう。
定番の木製は、風合いがあって人気です。透明な材質なら残量が見えて便利。インテリアに調和しやすいデザインです。
ステンレス製ならスタイリッシュな上に錆びにくく、汚れも落としやすいのがメリットです。
シンプルなデザインが魅力の樹脂製・ガラス製。残量を⼀⽬で確認できるので、詰め替えのタイミングがわかりやすいことがメリットです。
【4】手の大きさに合うサイズで選ぶ
食卓用として背の低いペッパーミルもありますが、両手でひねるタイプで低すぎるものは、調理中はとても使いづらいでしょう。
頻繁に使うのであれば、⽬安として⾼さ12cm以上のものが使いやすいサイズです。手の大きい人なら少なくとも16cmくらいはあったほうが便利だといえます。
【5】粗さの調節をチェックする
コショウは、何に使うかで粗さを調節できると便利です。お肉の下ごしらえにはできるだけ細かく、スープやパスタなどの仕上げには粗くといった具合に、最適な粗さは違ってきます。
ペッパーミルを食卓だけで使う場合は、仕上げですから引き具合は「粗い」だけでいいかもしれません。ですが、調理にも使う場合は「細かい」があると便利です。
調節は、2種類か3種類あればじゅうぶんですが、こだわりたい人は6種類調節可能なミルもあります。
【6】お手入れのしやすさで選ぶ
胡椒や塩を入れて使う場合、毎回ペッパーミルをお手入れする必要はありません。ただ、キッチンや食卓で使うため、油が飛んだり汚れが付いたりしやすいでしょう。
本体のお手入れしやすさで考えるならステンレス製や樹脂製、ガラス製のものが、よごれをサッと拭き取りやすくておすすめです。刃の洗いやすさでは、セラミック製のものが錆びにくく、使い勝手がいいでしょう。
また、両手でひねるタイプなど構造がシンプルなものやパーツを分解できるものなら、お手入れに手間がかかりません。
専門家からのアドバイス
【エキスパートのコメント】
高い耐久性とバラつきのないひき具合に注目を
コショウの粒は思った以上にかたいので、刃にはそれなりの負担がかかります。その場しのぎで買ってしまうと、すぐに刃が劣化したり、壊れたりする恐れがあるのです。また、ミルによっては、ひき具合にバラつきがあったり、少量ずつしかひけなかったり、ひくのに力がいるものもあります。
いいペッパーミルの条件とは、高い耐久性とバラつきのないひき具合で、余分な力がいらず、一度にたくさんのコショウがひけることです。
毎日のように使うものですから、質のいいものや飽きのこないデザインのものを選ぶようにしましょう。
プジョー・イケダ
ペッパーミルのおすすめメーカー
ペッパーミルは定番メーカーから選ぶのもおすすめです。ここでは、人気のメーカーをいくつかピックアップしてご紹介します。
peugeot(プジョー)|優れた挽き心地の歴史あるペッパーミル
プジョーは、フランスの高級車メーカーとして知られていますね。もともと歯車など金属を扱うメーカーだったプジョーは、その技術を生かしてペッパーミルを開発。なんとペッパーミルでは200年以上もの歴史を誇ります。
二重らせん構造の刃を採用することによって、たくさんの胡椒もスムーズかつ均一に挽くことができます。洗練されたおしゃれなデザインもおすすめのポイントです。
IKEDA(イケダ)|プロ御用達の国産メーカー
プロの料理人からも愛用される日本のペッパーミルといえば、イケダが有名です。たくさんの胡椒も均一に挽けて耐久性も高い、品質の良さが人気の理由。
素材やデザインのラインナップが豊富で、リーズナブルなので家庭用としても取り入れやすいでしょう。日本製の高品質なペッパーミルをお探しの方は、チェックしてみてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)