近ごろ流行りの「動画ストリーミングアプリ」。ビデオ・オン・デマンドと呼ばれることもありますが、動画コンテンツをインターネット経由で入手し、いつ・どこでも楽しめる人気のアプリです。定額で見放題のアプリもあれば、(WEBで)事前購入しておいたコンテンツを再生できるアプリもあり、サービスを提供する企業により内容はいろいろです。

多くの動画ストリーミングアプリが搭載している便利機能のひとつが、「動画のダウンロード」です。見たいタイトルを自宅などWi-Fiを使い放題の場所でiPhoneにダウンロードしておけば、データ通信料金を気にせず好きなタイミングで楽しめます。長時間のフライトなど時間を持て余す状況にはピッタリですよね。

しかし、動画ストリーミングアプリにおけるダウンロードコンテンツは、やや"緩い"扱いとなっています。『設定』→「一般」→「iPhoneストレージ」の順に画面を開き、利用している動画ストリーミングアプリの情報を表示してみましょう。ダウンロードした動画の下に、「このAppからのコンテンツは、ストレージの空き容量が少ない場合に自動的に削除されることがあります」と明記されているはずです。

そのように表示されるアプリは、ストレージの残量が不足しそうになったタイミングで、ダウンロードした動画を勝手に削除してしまう可能性があります。定額サービスだからストレージ不足の解消を優先しても問題なからん、との判断なのでしょう。

なお、iPhoneの内蔵ストレージにはアプリの裁量で読み書きできる領域がいくつかあり、そのうち「/Library/Caches」などの領域はシステムの判断で内容を消去することが認められています。ダウンロードした動画はいつまでも再生できるものではない、と認識すべきでしょう。

  • アプリでダウンロードしておいた動画が勝手に削除されました!?

    動画ストリーミングアプリでダウンロードした動画は、システムの都合で消去される可能性があります