キリンビールは、江崎グリコとのコラボレーション商品「氷結 loves アイスの実」を5月21日より期間限定で販売する。「アイスの実」のぶどう・もも・メロンをミックスした味わいをイメージしており、3つの果汁感と爽快な後味を順番に楽しめるという。パッケージにはアイスの実を思わせるドットをデザインし、「アイスの実」ファンにも「氷結」を手に取ってもらうことを目指す。

  • 5月21日より期間限定で販売される「氷結 loves アイスの実」

「氷結」と「アイスの実」がタッグ

チューハイの枠を超えて新しいアルコール飲料に挑戦し続けているキリンビールの「氷結」は、2月に「いろ氷結」、3月に「旅する氷結」、4月に「氷結ストロング」リニューアル、4月に「氷結No.1決定戦」を展開するなど、新しい販促を次々と行ってきた。

そんな「氷結」が5月から新展開する製品が、今回発表された「氷結 loves アイスの実」だ。江崎グリコが5月現在「アイスの実」として販売しているぶどう・もも・メロン味をイメージして作られており、口の中で3つの味と香り、ひんやり感を持続的に楽しめるという。

  • 新発売の「氷結 loves アイスの実」と現在販売中の「氷結」

『「氷結 loves アイスの実」の味覚を端的に表現するのであれば、『アイスの実』らしい濃厚ジューシーな果汁感と、『氷結』らしい爽快な後味が楽しめる贅沢なチューハイ」と、キリンビールの成清氏はその味わいを伝える。

  • 「氷結」の商品展開とコラボについて説明する、キリンビールの成清敬之氏

氷結にアイスの実を加えて楽しむことを“追い果実”と表現し、お酒とアイスの新しい楽しみ方を提案していきたいという。

SNSから自然発生したアレンジレシピがきっかけに

「氷結 loves アイスの実」の3つの味の中でメインとなるのはぶどう味。「アイスの実」のなかでも人気の高いぶどう味は、春、夏、秋ごとに味わいを変化させており、一年を通して楽しめる定番製品だ。

今回、2社がタッグを組んで商品を開発した理由は、SNSで「アイスの実」を使った“かんたんアレンジレシピ”が盛り上がりを見せていたことにあったそうだ。5月現在、SNS上には約2,700件もの投稿が行われているという。

  • ユーザーがアレンジレシピを楽しんでいたことがコラボ実現の経緯

「『アイスの実』の特徴であるまんまるのかわいらしい形やカラフルな色味を活かして、ドリンクを中心におうちで簡単にアレンジするという楽しみ方が自然発生的に広がっている傾向がありました」と江崎グリコの若生氏は説明する。

  • 「アイスの実」の歴史とユーザー人気を語る、江崎グリコの若生みず穂氏

おすすめレシピを紹介

商品開発を担当したキリンビールの嶋村氏は、「氷結 loves アイスの実」をもっとも楽しめる方法、ぶどう・もも・メロンの3種をミックスして加えることを提案。また、すでに販売されている「氷結」の“追い果実”レシピとして、3つの組み合わせをおすすめする。

1つ目は「氷結 シチリア産レモン × アイスの実 ぶどう」、2つ目は「氷結 もも × アイスの実 もも」、3つ目は「氷結 シャルドネスパークリング × アイスの実 ぶどう」だ。

  • キリンビールが勧める“追い果実”レシピが披露された

「『アイスの実』を加えることで、見た目の美しさだけでなく、『氷結』そのものの味わいに果汁感がさらに加えられます。時間とともに味わいの変化も楽しめる新しい飲み方になるのではないかなと思います」と嶋村氏は語る。「アイスの実」の霜がちょっと溶けてトロっとなったタイミングが、嶋村氏は一番おいしく感じるという。

  • 商品開発に携わったキリンビールの嶋村麻里氏

甘味を生かしてお口直しの一杯にも

SNSから自然発生し、見た目も華やかな「氷結 loves アイスの実」と"追い果実"レシピ。メインターゲットはやはりInstagramなどを日ごろから利用している若年層になるだろう。だがキリンビールの成清氏は「チューハイを好んで飲んでいる方であればどなたでもお楽しみいただけるでしょう。甘味が強くなるため、おくちなおしの一杯としてもおすすめです」とその味に自信を伺わせる。

キリンビール、江崎グリコそれぞれの看板商品の1つである「氷結」と「アイスの実」のコラボ。ユーザー人気が非常に高い2製品だけに、さまざまな楽しみ方が生まれそうだ。