新京成電鉄は14日、鎌ケ谷市内での連続立体交差事業の進捗に合わせて、6月16日の始発から新鎌ヶ谷駅の新京成線改札口を新京成線高架下に移転すると発表した。
同社の新鎌ヶ谷駅はこれまで、改札口など駅舎機能を北総鉄道と共用していたが、新京成線専用の改札口を設置することで、両社の改札口を分離する。
新設の改札口では、新たに新京成線専用の駅窓口とトイレ、最新の券売機と精算機などを設置し、現在3台設置されている新京成線専用の改札機を移設するとともに、車いす等の利用者向けに幅の広い改札機を1台新設する。これにより、新鎌ヶ谷駅は新京成電鉄独自の駅として営業することになる。なお、出入口の変更は新京成線を利用する場合のみとされ、北総線改札口や北総線連絡改札口、ホームのりばは変更されない。
連続立体交差事業は、千葉県、鎌ケ谷市と新京成電鉄が共同で進めており、鉄道を高架化して踏切をなくすことで、交通渋滞の緩和、踏切の危険性や市街地の分断などを解消することを目的としている。2017年10月に下り線の高架切替工事が完了し、2019年度に上り線の高架切替工事を実施する予定となっている。