町田市、東京急行電鉄、ソニー・クリエイティブプロダクツは14日、官民連携で開発を進める「南町田グランベリーパーク」について、11月に新しい駅・商業施設・公園などの「まちびらき」、12月に「スヌーピーミュージアム」開館が決定したと発表した。新しいまちのロゴマークも公開された。
この計画は、田園都市線南町田駅の南側に広がる鶴間公園と旧グランベリーモール跡地を中心とする約22ヘクタールのエリアについて、官民が連携し、郊外住宅地に魅力あふれる「新しい暮らしの拠点」を創り出すまちづくりプロジェクトとなる。約230店舗が出店する商業施設の開発、新しいまちの玄関口となる駅や緑豊かな憩いの場の都市公園のリニューアルに加え、商業施設と公園の中間に位置するパークライフ・サイトに「スヌーピーミュージアム」が開館する。
11月のまちびらきでは、商業施設の全店舗と公園、パークライフ・サイトの「まちライブラリー」、カフェ、こどもクラブが開業し、「スヌーピーミュージアム」は12月に開館予定。今回のまちびらきの発表に合わせ、出店する約230店舗のうち197店舗のテナントも先行して発表された。全店舗の4割がアウトレット業態、3割が飲食・食物販となるほか、アウトドアやエンターテイメントなど個性豊かな店舗が出店する。
アウトドア関連では、クライミングが体験できるウォールやカヤックが試乗できる人工池を常設した「モンベル」、レストラン併設型としての出店が日本2店舗目となる「スノーピーク」、商業施設初出店となるキャンピングカー&ミニベロ専門店「トイファクトリー」などが出店。エンターテイメントでは、最新鋭の上映システムと快適な鑑賞環境を導入したシネマコンプレックス「109シネマズ」、アミューズメント施設を手がけるセガがNHK Eテレの人気番組をモチーフとした屋内型体験施設「FUN VILLAGE with NHK」などが出店する。
「南町田グランベリーパーク」のロゴマークは、大空に向かって伸びやかに育つ大きな樹をモチーフとし、駅と商業施設、公園がシームレスにつながり、まち全体がひとつの「パーク(公園)」のような、自然とにぎわいが融合した新たなまちの魅力を表現した。ロゴマークを彩る4色には、自然の豊かさを表す「フォレストグリーン」、ゆとりや憩いを表す「ナチュラルグリーン」、人々の笑顔や温もりを表す「ヒューマンイエロー」、発見と驚きを表す「サプライズピンク」の意味が込められている。7つのダイヤは商業施設内の7つの広場を象徴している。