東京・歌舞伎町といえば、日本でも屈指の歓楽街。夜の賑わいはもちろん、午前中からまったりとお酒を飲めるお店もたくさんある。せっかくなら、安くて美味しいお店で楽しみたいものだ。ところが、歌舞伎町にはたくさんお店がある分、いったいどこへ入ったものやら? と頭を悩ませてしまう人もいるのではないだろうか。そこで、今回はリーズナブルな小皿料理をおつまみに飲める店「肉バル BEEF KITCHEN STAND 歌舞伎町店」(東京都新宿区)を紹介しよう。
50品以上の小皿料理がスタンバイ!
歌舞伎町の入り口に入ってすぐ、ドン・キホーテを右手に見ながら進むと、平日の昼間にも関わらず、多くの人がジョッキやグラスを片手にワイワイやっているお店があった。代表を務める松本丈志さんによると、「肉バル BEEF KITCHEN STAND」は東京・神奈川で7店舗を展開しているお店で、2016年に神奈川県磯子区で立ち飲み屋として1号店が誕生。その後東京に出店して立ち飲み屋と洋風居酒屋が融合したお店になったという。確かに、店内は大衆居酒屋的な雰囲気がありながら、キッチンの方を見るとレンガ作りの壁と黒板にフードメニューのイラストが描かれていたりと、ユニークな雰囲気を醸し出している。
50品以上の小皿料理があるとのことでメニューを見てみると、おおっ安い! 100円から激安メニューが並んでいる。100円、110円、130円……こんなに細かく刻まれた居酒屋メニューの価格帯見たことない。ほとんどのメニューが100円から380円という低価格だ。
なかでも人気なのがお肉のメニュー。店名の通り、「名物ビフテキ 50g 」(税別290円)をはじめ「四元豚のポークステーキ」(税別380円)「大山鶏のチキンステーキ」(税別380円)といったステーキを低価格でおつまみにして飲めるお店というのがコンセプトなんだとか。料理はお酒のおつまみに特化させているために小さめなサイズながら、むしろ色々な料理をおつまみにしながらじっくりゆっくりと飲んでいたい人には、間違いなく喜ばれるはず。
美味な料理とドリンクを実食!
早速、色々な料理をオーダーしてみた。「名物ビフテキ 50g」は、見た目も食べた感じもボリューム満点。
続いて「オールビーフハンバーグステーキ」(税別380円)に「目玉焼き」(税別100円)をプラスしてみた。肉がギッシリで、目玉焼きと合わせて食べると子どもの頃を思い出すご馳走感あり。
「ローストビーフ」(税別480円)は、他と比べると価格は高めではあるものの、大きくて肉の旨味が凝縮されており、この味でこの価格ならまったく問題なし。
ドリンクの方も、「トリスハイボール」(税別290円)「プレミアムモルツ生」(税別399円)とリーズナブルだ。おすすめしたいのが、「こぼれワイン(赤/白)」(税別390円)。店員さんがなぜか小皿の上に乗せられたワイングラスにトクトクトク~っと赤ワインを注ぐと、グラス一杯になっているにも関わらずノンストップ。思いっきりこぼれてグラスの足元もワインで一杯に。日本酒の「もっきり」スタイルで飲めるメニューなのだ。なんだかとても嬉しい!
また、"ドイツの養命酒"「イエーガーマイスター」が置いてあるのもお店の特徴。56種類のハーブ入りの薬膳酒で、アルコール度数は35度あるそうだが甘くてスッと飲めるため、食前酒的なお酒として女性にも人気だという。
さてさて、さらに料理を頼んでみる。「牡蠣のアヒージョ」(税別199円)。「バゲット」(税別100円)に乗せて食べながらワインをグイッと飲むと、なんという幸せ。これはハマってしまいそうだ。
「冷菜4種盛り」(税別380円)、「ベーコンほうれん草」(税別130円)、「チーズフォンデュ」(税別290円)と、いっぱい頼みすぎてテーブルがいっぱいに! でも、それがイイ。どれも小皿サイズながら、意外なほどに食べ応えはあり。しかも味も抜群。それもそのはず、どのメニューも、もともと料理人だったという松本さんが監修しており、安くて美味しい料理を多くの人に食べてもらうべく開発したものばかりなのだ。「色んな料理をちょっとずつ楽しみながらお酒を飲んでほしいです」という松本さん。お酒を飲むのが大好き、という人は毎日でも通えそうなリーズナブルさもあるので、是非一度、気軽に立ち寄ってみてほしい。
●information
「肉バル BEEF KITCHEN STAND 歌舞伎町店」
東京都新宿区歌舞伎町1-17-11 プレーンシティ新宿ビル 1F
営業時間:11時30分~翌1時
※金、祝前日は11時30分~翌5時、
土は11~翌5時、日、祝日は11~翌1時
休:無