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【この記事のエキスパート】
ランニングインストラクター・パーソナルトレーナー:田子 政昌

ランニングインストラクター・パーソナルトレーナー:田子 政昌

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーをはじめ国内外の数多くの指導ライセンスを保有しており、神奈川県内でランニング・かけっこのスクール事業を展開しながら、パーソナルジムの経営を行っています。

現在も現役で陸上競技大会に出場しており、選手としての自身の目線や大手スポーツ量販店での社員経験・これまでの運動指導経験を活かして様々なスポーツ関連の記事執筆に関わってきました。

各種スポーツ教室・健康運動教室・講演会などのご依頼もお請けしております。


自宅で気軽に筋トレや身体を鍛えることができるパワーラック。ホームジムセットでいつでもトレーニングできる環境がほしいというのはトレーニー(鍛えている人)の憧れでもあります。この記事では自宅で使えるパワーラックの選び方とおすすめ商品を紹介します。

自宅でジムのような本格的なトレーニングができる
パワーラックとは

パワーラックとは、バーベルなどを設置できる台のことを指します。ジムのフリーウェイトエリアにあるパワーラックは順番待ちでも、自宅のパワーラックなら好きなときに好きなだけ使えるのも大きな魅力です。

パワーラックがあればジムに行かなくても、自宅でさまざまなトレーニングができるようになるので、筋トレをしている人はぜひチェックしてみましょう。選び方のポイントは次の4つです。

(1)パワーラックのサイズで選ぶ
(2)パワーラックのタイプで選ぶ
(3)耐久性があるものを選ぶ
(4)コスパを重視するならセット品を選ぶ

サイズ、タイプ、耐久性、セット内容をみる
自宅用パワーラックの選び方

自宅で使えるパワーラックを選ぶときのポイントを、アスレティックトレーナーの田子政昌さんに教えてもらいました。

シャフトやプレートの幅も考えて
(1)パワーラックのサイズで選ぶ

出典:楽天市場

パワーラックを選ぶときは、あとで後悔しないように、サイズをよく確認しましょう。設置する部屋の広さに対して、大きすぎないものを選んでください。

大きすぎるパワーラックを選んでしまうと、トレーニングがしにくいだけでなく、行なえるトレーニングも限られてきてしまいます。

パワーラックを置くスペースは、シャフトやプレートを取りつけることも考えて、本体の大きさに2m程度の余裕をもたせましょう。懸垂などのトレーニングを行ないたい人は、パワーラックの高さと置く場所の天井の高さも忘れずにチェックしてください。

ボックスタイプとハーフタイプ
(2)パワーラックのタイプで選ぶ

出典:楽天市場

パワーラックには、ふたつのタイプがあります。パワーラックを選ぶときは、タイプにも注目してみましょう。

ボックスタイプ:カゴのような形でオプションなどがつけられるのが特徴です。一方で、設置には広いスペースを必要とします。

ハーフタイプ:オプションを取りつけることはできず、シャフトを置くスペース程度しかありませんが、設置スペースが狭くても置けるのがポイントです。

それなりにトレーニングをしたいけれどパワーラックを置く場所が限られているという人は、場所を取らないハーフタイプのものを選ぶとよいでしょう。

【エキスパートのコメント】

設置スペースに合わせたタイプを選んで

自宅などにトレーニングスペースを作る際、箱型のパワーラックではスペースを取りすぎてしまい、使い勝手が悪くなったり、生活スペースを圧迫してしまったりすることがあります。

そこでおすすめしたいのは、片側だけのハーフラック。よほどの高重量でなければ、問題なくバーベル種目を行うことができます。さらに、フラットベンチを置くことで、ベンチプレスができるようになったり、ケーブル種目のオプションをつけたりすることができるタイプもあります。

自宅で行うトレーニングとしては、じゅうぶんすぎるほどの環境を整えることができます。高重量を扱うことがない場合は、ぜひハーフラックも検討してみましょう。

耐荷重は200kgを目安に
(3)耐久性があるものを選ぶ

パワーラックは頻繁に買い替えるものではないので、耐久性があるものを選びましょう。とくに、スクワットやデッドリフトなど高重量を扱う種目を行なうのなら、荷重量200kg程度のものを選んでください。

本格的にトレーニングをしている人で荷重量が200kg以上になる場合は、さらに荷重量が大きなものを購入したほうがよいです。しかし、荷重量が大きなものはその分値も張りますので、より慎重な商品選びが求められます。

IROTEC『マスキュラーセット140』:¥149,050 ( 2024年07月07日時点 )

出典:Amazon

IROTEC製のパワーラック。バーベルやプレートもセットになったモデル。

【エキスパートのコメント】

ウェイトを重くするなら頑強な作りのものを

個人で購入できるパワーラックには比較的安価なものもありますが、トレーニング上級者が購入する場合は注意が必要です。重量が100kgを超えたら、少しの重さのズレがパワーラックのガタつきや衝撃につながります。

より本格的な種目や高重量の種目を行う際は、少し高価でも頑強な作りのものを選びましょう。底面が広く作られ、はりの部分が太いタイプのほうが安定しやすいです。やはり安全第一ですので、ロープライスすぎるものは少し不安が残ります。

シャフトやプレート、フラットベンチなど
(4)コスパを重視するならセット品を選ぶ

コストパフォーマンスを重視するのであれば、パワーラックにシャフトやプレート、フラットベンチなどが付属してるセット品を選ぶとよいでしょう。

すでにシャフトやプレートを持っている人であれば手持ちのものが使えますが、これから本格的なトレーニングをはじめたい人にとってそれぞれのアイテムを別個にそろえるのは容易ではありません。別個にそろえるとなると10万円近くの出費になることもあります。

できるだけコストをかけずに自宅でのトレーニングをはじめたいのであれば、必要なものがセットになっている商品を選んでください。

プーリーやウエイトスタックなど
ケーブルマシンを追加できるとさらに充実

POWERTEC『ハーフラック WB-HR18』:¥131,561 ( 2022年6月16日時点 )

出典:Amazon

オプションでラットタワー(ケーブル種目の設備)を追加することができる。

【エキスパートのコメント】

メーカーによってはオプションで、パワーラックだけでなく、後面にケーブル種目(ラットプルダウンやシーデットロー)を行うための設備、プーリーやウエイトスタックを取りつけることができるタイプもあります。

ケーブル種目を行えるようになることで、省スペースでも、トレーニングできる部位や負荷の種類を格段に増やすことが可能です。

最近では、比較的ロープライスなケーブルマシンつきパワーラックも増えています。しかし、上級者には少しもの足りない重さまでしか装着できないものもあるため、付属の重量がどの程度あるのか確認しておきましょう。

安く手に入れたい
自作でもできるパワーラック

出典:楽天市場

本当はパワーラックセットが買いたいけれども高い。まずはじめに中古商品をネットで探すかたが多いのではないでしょうか。それでも高いと思う方は、自作でなんとかできないだろうかと考える人もいるはず。

実は自作も可能です。よく紹介されている作り方は、まずサイズ感など書き出した図面を作成します。材料は工事現場などの足場に使われる単管パイプとクランプと呼ばれる単管パイプをつなぐ役割の固定器具です。どちらもホームセンターで購入することが可能で、材料費だけで計算すると、安いと数万円程度で作成することができます。サイズも調整できるので、設置スペースのない場合には部屋の大きさに合わせることもできます。

自作をする場合は、組み立てが非常に重要な作業になります。詳細についてはインターネットでも検索できますので、ぜひ参考にしてみてください。また自作については、安全性や耐久性を補償できるものではありませんので、できる限り完成品を購入することをおすすめします。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)