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【この記事のエキスパート】
料理研究家&食専門ライター:松本葉子

料理研究家&食専門ライター:松本葉子

紙媒体およびwebで食関連記事を執筆するほか、食物学専攻の学生時代から継続している料理研究および多くの料理人や飲食店、生産現場を取材してきた経験を生かして食品メーカーや飲食店などにレシピ提供・メニューアドバイスを行っている。


サラダやマリネとも相性のよい果実酢(フルーツビネガー)は、りんごやぶどうなどのさまざまな果実から作られるお酢です。この記事では、果実酢・フルーツビネガーの選び方とおすすめの商品をユーザー、エキスパート、編集部の視点からそれぞれ厳選してご紹介します。

前提知識
果実酢とは

出典:Amazon

JAS規格において、原材料に1種類以上の果実を使用し、果実の使用総量が、酢1Lあたり300g以上になっているものが、「果実酢」として定められています。ぶどうやりんごなど、それぞれの果物が持つ香りを活かしながら醸造されているのが特徴です。

また、ほかの種類の酢よりもクセが少なく、飲みやすいのが魅力で、ドレッシングやマリネなどの料理に使われるほか、「飲む酢」としても人気を集めています。

果実酢の健康効果

出典:Amazon

果実酢は、果物を原料としているのが大きな特徴です。そのため、原料果物に含まれているビタミンやカリウム、ポリフェノールといったさまざまな栄養素を、果実酢から摂取できるのがメリット。

また、果実酢を含む酢には、酢酸やクエン酸などの豊富な有機酸も含まれています。これらは、代謝を活発にするために役立つ成分です。

種類や原材料で
果実酢の選び方

果実酢(フルーツビネガー)を選ぶときのポイントをご紹介します。

ポイントは下記の4つ。

【1】原材料
【2】果物の種類
【3】食品表示を見て選ぶ
【4】飲用として成分が調整されている商品も

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】原材料を確認

果実酢の原材料は、商品ごとに異なるためチェックしてみましょう。

健康志向の高い人はオーガニックを

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日々の健康管理や美容のために果実酢を利用したいと考えている人なら、ぜひオーガニックの商品を手に取ってみましょう。

有機栽培された果実を使っているこだわりのメーカーがあるほか、香料などの添加物や甘味料が含まれていない商品も多数展開されています。身体のことを考慮して品質を重視したいときには、オーガニックタイプがぴったりでしょう。

飲みやすいはちみつ入り

果汁だけを使って作られた、ナチュラルな製品もたくさんありますが、酸味が強くなりやすいため、人によっては苦手だと感じてしまうことも少なくありません。

そんなときは、はちみつなどの甘みを加えて、より飲みやすいよう工夫された果実酢が適しています。とくに、毎日ドリンクとして飲む場合などは、おいしいと感じられることが続けるモチベーションになるため、飲みやすさを重視する人ははちみつ入りをチェックしましょう。

【2】果物の種類で選ぶ

果実酢にはバリエーション豊富な果物が使用されます。それぞれの特徴を確認しましょう。

ざくろの果実酢

ざくろの果汁を醸造して作った果実酢です。ザクロ果汁やほかの果物の果汁をプラスしたり、はちみつを加えてドリンクとして飲みやすくした商品が多く販売されています。

また、さまざまなドレッシングやコンポートなど、料理からスイーツまで幅広く活躍するでしょう。ザクロの果実には、ポリフェノールやナトリウム、ミネラル類などの栄養素が、たっぷり含まれています。

りんごの果実酢

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りんご酢は、食べなれた果物から作られており、味に親しみやすいのが特徴です。また、国内でも豊富に生産されている作物なので、国産原料を使った商品も多数展開されています。

また、フルーティな香りとまろやかな風味があり、野菜との相性がばっちり。そのまま飲むほか、ドレッシングにも適しているでしょう。また、りんごには、とくにミネラルが豊富に含まれています。

マスカットやパイナップルなどの果実酢

パイナップルやマスカットなど、めずらしい種類の果実酢は、飽きずにいろいろな味わいを楽しみたい人や、ギフト用に果実酢を選びたい人にぴったりです。

とくに、ドリンクとして楽しむ場合は、原料果物のバリエーションが豊富だと、ジュース感覚で楽しめるでしょう。サラダのドレッシングに使っても、いつもと違った風味が感じられるため、数種類試しながら、好みの味を見つけるのもいいでしょう。

【3】食品表示を見て選ぶ

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「フルーツ酢」などの名称で販売されている商品の中には、日本農林規格で定められた「果実酢」「ぶどう酢」「りんご酢」の定義とは異なる製品があります。商品名だけをみると果実酢に思えても、食品表示を確認すると「清涼飲料水」だったというケースも。

単なる「果物を使った酢」「果物の風味の酢」ではなく「果実酢」を選びたいなら、食品表示を確認してください。

【4】飲用として成分が調整されている商品も

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「果実酢」には、果汁や糖類などを加えたものもあります。特に「飲用」として販売されている果実酢には、食酢成分以外のものをブレンドして飲みやすくしてあるものが多いです。

これらのなかには熱を加えることで風味が変わってしまうなど、調理用としては適さないものもあるので注意が必要。料理に使うために果実酢を購入するなら、果物以外になにが入っているかを原材料表示で確認してから選ぶようにしましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)