KDDIが5月13日に発表したスマートフォン夏モデル8機種。おなじみのXperiaやGalaxy、AQUOSといったスマートフォンに加え、耐衝撃スマートフォン「TORQUE」の新モデルも登場。ハイエンドだけでなく、安価で購入しやすい価格ながら充実した装備の実力派モデルもラインアップしています。実機で特徴をおさらいしていきましょう。

  • 8種類のスマートフォンを夏モデルとして用意したKDDI

Xperia 1

ソニーモバイルコミニュケーションズのフラッグシップモデル「Xperia 1」。21:9という唯一無二の縦長ディスプレイが大きな特徴です。瞳AFに対応したカメラや、Cinema Proアプリによる映画のような撮影など、面白い機能も満載です。本体カラーは、Xperiaならではのパープルをはじめ、ホワイト、グレー、ブラックの4色を用意します。発売は6月中旬で、価格は11万2320円となります。

  • 4色のカラーバリエーションを用意する「Xperia 1」。スリムなデザインが魅力のフラッグシップモデルです

  • 21:9という縦長のディスプレイを採用。ほかの大型ディスプレイ搭載スマートフォンと比べて幅が細いというわけではないのですが、縦長のためより細く見えます。持ちやすさは悪くありません

  • 本体背面。フラットなボディで、指紋センサーが側面に戻ったため、背面はシンプルになりました。auロゴもありません

  • カメラはXperia初の3眼となりました

  • 本体側面には指紋センサーを搭載。SIMスロットは上部に用意されますが、イヤホンジャックはありません

  • 21:9のシネマワイドディスプレイは従来の16:9と比べて没入感が高く、映画やゲームプレイに最適だと感じました

  • 21:9を生かしたマルチウィンドウ機能。16:9の横向き動画とブラウザやSNSを縦に並べて表示できます

  • 21:9の動画を撮影できるカメラアプリ「Cinema Pro」。ソニーの映画撮影用プロフェッショナルカメラ「CineAlta "VENICE"」のUIを採用しています

TORQUE G04

ついに4世代目に進化した京セラのタフネススマホ「TORQUE G04」。世代を追うごとにディスプレイサイズが大型化し、使いやすくなっています。27項目の試験をクリアしたタフネス性能は健在。唯一無二の存在感を放っています。発売は8月下旬で、価格は現時点で明らかになっていません。

  • au独占販売のタフネススマホ「TORQUE G04」。本体カラーはブルー、レッド、ブラックの3色を用意します

  • 個性的なデザインはさらに洗練され、液晶は5インチに大型化されました

  • 背面はデュアルカメラを搭載。クアッドピクセルの画素混合により、暗所でも明るい写真を撮影できます

  • 純正アクセサリー「Hard Holder」を装着すれば、ベルトやリュックにぶら下げることもできます

  • 本体側面。角張ったデザインがTORQUEならではといえます

Galaxy S10+/S10

サムスン電子の高性能スマホで、6.4インチの高精細有機ELパネルを搭載する「Galaxy S10+」と6.1インチの「Galaxy S10」の兄弟モデル。とにかく快適に使えるスマートフォンで、ハイエンド端末にふさわしいパフォーマンス、ディスプレイの表示性能の高さ、パンチホールによる最高峰の全画面体験が味わえます。さらに、ワイヤレス給電機能を備えており、ほかのQi対応機が充電できるのもポイントです。両機種とも、予約キャンペーンとして完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」をプレゼントする特典を用意しています。

  • 6.4インチ有機ELパネルを搭載する「Galaxy S10+」。本体カラーはプリズム ブラック、プリズム ホワイトの2色。発売は5月23日で、価格は12万960円

  • こちらは6.1インチの「Galaxy S10」。本体カラーはプリズム ブラック、プリズム ホワイト、プリズム ブルーの3色。発売は5月23日で、価格は10万8000円。基本的には画面サイズの違いですが、インカメラをあまり使わないならば、こちらの方が扱いやすいでしょう

  • Galaxy S10+(左)とGalaxy S10(右)。ディスプレイサイズ以外にも、インカメラがシングルとデュアルであるなど、いくつか違いがあります

  • Galaxy S10+のインカメラはデュアルカメラ。ディスプレイにカメラの部分だけ穴を空けたパンチホール型で、画面全体を広く利用できるメリットがあります

  • Galaxy S10はインカメラがシングルなので、パンチホールの面積はさらに小さくなっています

  • 本体背面。カメラはどちらも3眼となっています。望遠、標準、超広角の3段階に焦点距離を切り替えられます

Galaxy A30

コストパフォーマンスモデルと位置づけられ、買いやすい価格が設定されたサムスン電子の「Galaxy A30」。6.4インチの大型有機ELディスプレイや、大容量バッテリーによる長時間動作など、不満のない内容に仕上げていました。発売は5月下旬で、価格は43,200円です。

  • 4万円台の価格設定にした意欲作「Galaxy A30」

  • ディスプレイは、側面ギリギリまでディスプレイを広げたInfinity Displayで、大型ながら比較的持ちやすいサイズに仕上げています

  • 本体背面。カメラはデュアルカメラです

AQUOS R3

6.2インチのPro IGZO液晶を搭載したシャープのハイエンドモデル「AQUOS R3」。下部の指紋センサーを画面下のノッチに収め、ディスプレイを額縁ギリギリまで広げているのが外観上のポイントです。AIを活用したカメラ機能を搭載しており、なかでも30秒程度以上の動画を撮影すると自動的に15秒の動画を記録してくれる「AIライブストーリー」が面白いと感じました。発売は5月下旬で、価格は99,360円となっています。

  • 上下にノッチがある「AQUOS R3」。本体カラーはau限定のピンクアメジスト、プラチナホワイト、プレミアムブラックの3色を用意

  • ディスプレイは水滴型のノッチに加え、下部の指紋センサーを避けるようにディスプレイが広がっています

  • カメラはデュアルカメラで、一つは動画用、一つは静止画用です

  • 前モデルのAQUOS R2に比べて液晶は2倍の明るさになり、直射日光下でも画面が見やすくなりました。かなり強い光を当てていますが、AQUOS R3(左)は画面の内容がしっかり確認できます

P30 lite Premium

ファーウェイの「P30 lite Premium」は、端末と通信の分離によって端末代金への補助がなくても買いやすくしたハイコストパフォーマンスモデル。ワイモバイルやUQモバイルから発表された「P30 lite」のau版で、ストレージを128GBに倍増させたモデルです。発売は5月下旬で、価格は43,200円。

  • 狭額縁スタイルを採用するファーウェイの「P30 lite Premium」。本体カラーはピーコックブルー、パールホワイト、ミッドナイトブラックの3色

  • エントリーからミドルレンジあたりの価格帯ながら、6.1インチフルHD+ディスプレイやトリプルカメラなどを搭載し、必要十分なパフォーマンスを実現してくれそうです

  • 本体背面。トリプルカメラの存在感が目を引きます

AQUOS sense2 かんたん

シャープの「AQUOS sense2 かんたん」は、シニアなど初めてスマートフォンに触れるユーザーに向けた端末で、大型アイコンや文字を使ったフィーチャーフォンライクなUIが特徴。発売は6月中旬で、価格は32,400円です。

  • 新色のブライトシルバーを加えたミントグリーン、クリアホワイトの3色展開

  • 分かりやすいUIに加え、Google Playでアプリの追加も可能な自由度の高さも備えます。IGZOディスプレイ搭載で視認性も向上しています

  • カメラはピクセルサイズを大型化し、レンズF値も明るくなったので、前モデル比で明るさが50%アップしたそう。画質向上も期待できそうです