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【この記事のエキスパート】
キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文
使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。
その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。
道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。
数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。
この記事では、一般的な包丁に比べて短い長さのペティナイフの選び方とおすすめ商品を紹介。ミソノやヘンケルス、ビクトリノックス、グローバルなどを中心に、コスパに優れた安い商品、おしゃれでかっこいい商品、プロユースの切れ味に定評がある高級な商品などをピックアップ。
キャンプやアウトドアにも大活躍!
ペティナイフとは?
ペティナイフは、肉、野菜、果物など素材を問わず使える万能包丁で、西洋包丁のひとつです。
サイズが小さいナイフで、キッチンでの下ごしらえや食卓での果物の皮むき、果物ナイフとしてフルーツや野菜をカットしたりなどいろいろなシーンで活躍してくれます。大きめサイズのペティナイフなら、肉や魚を切ることも可能なのもポイントです。
ペティナイフのメリット
ペティナイフのメリットは、とても小回りが利くところです。
ペティナイフは、一般的な包丁より小さいサイズのため、皮むきや飾り切りなどのこまかい作業をするときに便利。また、キッチンが狭いケースでも、活躍してくれます。軽量なので、重たい包丁が苦手という女性の方にぴったりです。
ペティナイフのデメリット
デメリットは、大きな食材を切るのが大変なところですが、ひとり暮らし世帯などでは、そんなに大きな具材を使わないことも多いので、ペティナイフだけでもなんとかなるというケースもあります。
サイズ・素材・洗いやすさに注目!
ペティナイフの選び方
キッチンツール専門店・店主の田中 文さんに、ペティナイフを選ぶときのポイントを教えてもらいました!
【1】刃渡りの長さ・形状を選ぶ
【2】刃の素材で選ぶ
【3】刃の構造をチェックしよう
【4】グリップの素材をチェック
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うペティナイフを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
用途に応じて
【1】刃渡りの長さ・形状を選ぶ
カットする食材に合わせて、ナイフの長さや形状を選びましょう!
<刃渡りのサイズ目安>
●「サブ使いするなら」約8~12cm:野菜や果物の皮むきなど
●「メイン使いするなら」約13cm以上:薄切り肉や鶏肉、魚のさくなど
短いペティナイフは食卓用向き、長いものは調理向きです。
また、刃がギザギザの波刃になったものもあり、これはトマトのカットやスイーツの切り分け、パンのカットに向いています。
ステンレス・鋼・セラミック・ダマスカス
【2】刃の素材で選ぶ
ペティナイフはステンレス製が主流となりますが、それ以外にもセラミックや鋼(はがね)製のものもあります。
ステンレス製:サビにくく、お手入れしやすい
ステンレス製のペティナイフは、サビにくいのが大きなポイント。また、食材へのニオイ移りが少ないので、メンテナンスがしやすいのも特徴です。
切れ味もよく、普段使いのペティナイフを探しているならステンレス製がぴったりです。柄の部分も一体になったオールステンレスタイプなら、口金部分に汚れが残る心配もなく、より衛生的です。
鋼製:切れ味はプロ級
鋼製のペティナイフは、切れ味がとてもすぐれています。使用後にきちんと水気を拭き取って保管させる必要がありますが、ほかの素材にはない鋭い刃で、カットがよりスムーズにはかどります。
お手入れに多少時間がかかってしまっても、とにかく切れ味を重視してペティナイフを選びたいなら、鋼製をチョイスするようにしましょう。
セラミック製:軽くて料理しやすい
セラミック製のペティナイフは、金属でないためにおいが食材に移らないのがポイント。また、本体がとても軽量になっていて、手首への負担が軽いのも大きなメリットです。サビてしまう心配もなく、食器洗浄機も可能なので、取り扱いもかんたん。
刃がかけやすい性質もありますが、セラミックナイフ専用の砥石で研ぐことで、切れ味を高くキープできます。
ダマスカス鋼製:丈夫で切れ味が持続する
ダマスカス鋼素材のペティナイフは、質のよいアイテムです。複雑な縞模様はとても美しいたたずまい。切れ味や耐久性が高いのに、鋼製の弱点であったサビやすさを克服して、より使いやすくなっているのが特徴です。
値段がはっても、品質のよいペティナイフを見つけたいなら、ダマスカス鋼のアイテムを探しましょう。
複合材:いいとこ取り!
2種類以上の素材を使っている複合素材は、とても使い勝手がいいですよ。例えば、鋼をステンレスで両サイドを挟み込んでいると、鋭い切れ味はそのままに、手入れのしやすさも兼ね備えることになります。
特殊な技術を採用していて、通常のペティナイフより価格的に高くなる傾向がありますが、利便性は申し分なしです。ただ、刃先はあくまで鋼なので、サビることがあります。水気が付いたらそのままにせず、乾いたタオルなどで拭くようにしましょう。
両刃 or 片刃
【3】刃の構造をチェックしよう
ペティナイフの刃には、「両刃」と「片刃」の2種類があります。
両刃:オールマイティに使える
両刃は、ナイフの上下どちら側にも刃がついています。そのため、右利き左利き関わらず使えたり、まっすぐに食材を切れることが特徴です。
とくに得意なのは、野菜の輪切りや角切り。ですが、分厚いお肉や魚を切るのにも使えて1本は持っておきたいオールマイティなナイフです。
片刃:果物の皮むきなど細かい動きが得意
片刃はナイフの片側だけに刃がついているものを指します。切った食材がスパッと離れやすいので、とくに果物の皮むきが得意です。
そのほか、大根の桂向むきなどこまかい作業のとき活躍してくれます。
樹脂・ステンレス・木・ステンレス製
【4】グリップの素材をチェック
ハンドルの素材には樹脂やステンレス、木などがあります。洗いやすいものはステンレス製で、軽いものは樹脂製、重厚感のあるものは木製です。
樹脂:軽くて使いやすい! アウトドアにもおすすめ
樹脂製のグリップのペティナイフの特徴は軽いところ。女性など重たい包丁を持ってこまかい作業がしにくいと感じる方なら、軽量タイプの樹脂製グリップのアイテムがぴったりです。
また、アウトドアでバーベキューをするときなど調理器具を持っていく場合にも、軽量タイプのペティナイフなら荷物にならず、より便利に使えます。
木製:水に濡れても滑らず使える
木製のグリップのペティナイフは、手にしっくりと馴染んでくれて持ちやすくなっているのが特徴。手が濡れていたとしても、滑ることなく握れるので、つかみ損ねてしまいケガをするという心配が少なく済みます。
サビてしまうことがないようにメンテナンスする必要がありますが、使用後によく拭いて乾かすようにするなら大丈夫です。
ステンレス一体型:汚れがたまらず、衛生的に安心
グリップの部分も刃と同じステンレス素材で、一体型になっているタイプは、刃とグリップのつなぎ目がないので、すき間に汚れがたまってしまうことがなく、衛生的に使えるのが特徴。
煮沸消毒が可能になっているアイテムも多く、食器洗浄機でも洗えるので、メンテナンスもとてもやりやすくなっています。衛生面を重視したいなら、オールステンレスの一体型がおすすめです。
専門家からのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
ペティナイフは2本持ちが便利!
ペティナイフはサイズに幅があるため、2本持つととても便利に活用できます。2本を使い分けることでそれぞれの刃の持ちがよくなるのもメリット。
1本は三徳包丁のサブ用のナイフとして、もう1本は小さいサイズをそろえて皮むきや果物用などに使います。
2本をそろえる場合は、約15cmと約10cmが便利です。また、ギザギザの波刃のペティナイフは日本では馴染みがないもののが、海外ではよくチーズやパンを切り分けたりするのに使われています。
こちらも1本持っておくととても便利です。毎日使うものなので、品質のいいものをそろえておきましょう。
迷ったらチェック
ペティナイフのおすすめメーカー
ペティナイフ選びに迷ってしまった方は、お気に入りのメーカーから選ぶのもおすすめです。
人気メーカーをピックアップしたので参考にしてみてくださいね!
藤次郎:プロも愛用する高い実力
日本有数の金物産地である、新潟県の燕三条で刃物を製造している「藤次郎」。伝統と熟練の技で、切れ味の高さが人気の秘訣です。プロの料理人も愛用するほどのクオリティの高い包丁を取り揃えています。
長さや形状のラインナップも豊富なので、予算や用途に合わせてぴったりの1本を見つけることができるでしょう。
貝印:コスパに優れた商品が多い
「貝印」はキッチン用品や生活雑貨などを手掛ける日本の人気メーカーです。なかでも、家庭向け包丁ブランド「関孫六」が人気があり、手頃な価格の製品が多いのもポイント。
コストパフォーマンスも重視したい方は必見のメーカーです!
吉田金属工業:オールステンレスが絶大な人気!
刃物の名産地である新潟県燕三条にあるステンレス製品メーカーの「吉田金属工業」。包丁は、「グローバル」ブランドとして展開されていて、オールステンレスの衛生的に使えるラインナップがそろっているのが特徴。
また、デザイン性もとても美しくスタイリッシュなアイテムが多く、愛着が持てるペティナイフを探している方にぴったりです。
Misono(ミソノ):新旧の技術を昇華させたナイフ
プロユースの刃物を生産しているメーカー「ミソノ」。ペティナイフのラインナップも、高い技術と職人技によってより使いやすく仕上げられています。
800年の伝統のうえに新しい加工の技術を重ねて、最先端の素材の強度や切れ味をつくり出しているメーカーです。モリブデン鋼やカーボン鋼などの幅広いアイテムから好みのペティナイフが選べます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)