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【この記事のエキスパート】
作家/アウトドアライター:夏野 栄
作家、マルチクリエイター、アウトドア・ファッションのライター・エディターとして活躍。
アウトドア誌やファッション誌でジャンルを超えて連載。ライトノベルやゲームシナリオを執筆。
アウトドアでは『キャンプチャリ』の制作やキャンプ場プロデュースを手掛ける。またファッションマーケットの企画運営からプロダクト開発まで幅広く活動。山岳部出身、海育ちのテンカラ師。
『BE-PAL』や『camp hack』、『OCEANS』や『MonoMax』『Fine』といったメンズ誌のほか、女性ファッション誌にも参加。
レクタタープとは、長方形の形をした一枚の布です。夏の暑い日差しや急な雨など、さまざまな状況からキャンパーを守ってくれる、キャンプの快適さを決める大事なアイテムです。この記事では、レクタタープを選ぶ際のポイントとおすすめの商品をご紹介します。
自由自在にアレンジ
レクタタープとは?
レクタタープとは、長方形の形をした一枚の布です。別名でスクエアタープとも呼ばれますが、スクエアタープは正確には正方形の形をしたものを指すので若干異なります。
レクタタープは、アレンジが自在で合計6本のボールで設置しているので高さを調節することも可能です。キャンプ初心者におすすめのタイプとなります。
高さ、素材、キャンプスタイルで
レクタタープの選び方
レクタタープは商品の特徴が分かりにくいアイテムですが、重視するべきポイントはいくつかあります。ここからは、レクタタープを選ぶときのポイントをご紹介します。
遮光性の高さを確認する
タープは何もない野外に屋根を作るキャンプ用アイテムです。日差しの強いサイトでキャンプするときは、紫外線をカットしないタープを張ってもあまり意味がありません。タープの遮光性は生地の厚さやコーティング、UV加工など商品によってさまざまです。
また、基本的に遮光性の高いタープほど、強い日差しを遮る効果が期待できるので、タープ下の温度は低くなります。レクタタープを選ぶときは、まずしっかりとした遮光性があるかどうかを重視して選ぶことが大切です。
持ち運びやすいものを選ぼう
サイズが相対的にみても大きいものがおおく、付属品も多いので収納しても場所をとってしまうのがレクタタープ。外出時には、なるべく軽量のものを選んでしまいますが、飛ばされてしまうようなものは避けましょう。
それを踏まえて、一人から二人で持ち運べるサイズがおすすめです。通常は一人で組み立てることはないので、数人で運べる大きさでも良いかもしれません。
耐水圧をチェックする
レクタタープの生地が水圧にどれだけ耐えることができるかも大事な指標です。低いものでは1000mm、高いものでは3000mmまであります。
耐圧性が高すぎても、夏などは熱中症を引き起こすこともあります。選ぶ基準は季節を鑑みて適したものを選ぶと良いかもしれません。
タープ素材の特徴を確認する
タープに使われている素材は商品によってさまざまです。純粋なポリエステルやコットン素材、コットンと他の素材を混ぜやコットン混紡素材があり、それぞれの性質は異なります。
たとえば、ポリエステルは比較的軽い素材で水に強く、やわらかな風合いが魅力のコットンは耐久性も高いのが特徴です。一方、混紡素材は組み合わせる素材によってそれぞれのよさをもっているのがメリットだといえます。
ただし、素材によってはメリットもある反面、デメリットもあるので注意しなければいけません。素材の特徴を理解して、自分のキャンプスタイルにマッチしたレクタタープを選びましょう。
夏の使用には、UVカット機能が必要
夏に使用するレクタタープは、遮光性を考えて生地の厚いものを選ぶのはもちろん、紫外線や暑さ対策に役立つ機能が必要です。生地の素材はある程度の紫外線を吸収してくれるポリエステルがベスト。紫外線の侵入を防いでくれるUVカット加工が施されたものなら、より紫外線対策を強化できます。
暑さ対策には赤外線を遮ってくれる遮熱性を備えたものを選んでください。綿素材でもこうした加工が施されたものがありますが、洗濯など経年で加工がうすれていきます。
初心者はすぐに設営ができるセット商品を
レクタタープの設営は、バランスを見ながら張る必要があるため、むずかしい印象を持たれている方もいるでしょう。初心者はタープの機能をもつテントを選んでみるのも、ひとつの方法です。
テントを別で用意しなくてもタープとセットになっているため、導入しやすいメリットがあります。まっすぐのポールを設営するよりもかんたんに設置できるため、スマートなテント設営が可能です。
ポールやペグなどの付属品もチェックしておこう!
レクタタープは張る布地だけではなく、設営に必要なポールやペグなどが必要ですが、商品によってはついておらず別に用意する必要があります。すでにお持ちなら問題はありませんが、初心者はポールやペグなどがついているかチェックしましょう。
張り方をアレンジしたい方は、サブポールが伸縮可能かどうかもチェックしてください。また、ペグは設営する地面によっては付属のペグではむずかしいことも。素材や形状などさまざまな種類が展開しているため、付属のペグでうまく設営できない場合は、別途購入も検討してみてください。
キャンプスタイルに合わせて選ぶ
レクタタープは日差しをカットする以外にもさまざまな役割があり、シンプルで汎用性の高い道具です。例えば、キッチンスペースを確保したいときや、焚き火のシェルターに利用することができます。そのようなときは、耐火性に優れたタープを選びましょう。また、雨天時にオーバーフライとして使う場合は、耐水性を重視してタープを選ぶ必要があります。
レクタタープを選ぶときは、自分のキャンプスタイルを考慮したうえで、どのような使い方をするかを明確化することが大切です。用途にマッチしたタープを購入すれば、後悔することはないでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)