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【この記事のエキスパート】
ハンディクラフト作家・Round*R(ラウンド*アール) :正久 りか(まさひさ りか)
ラッピングとフラワーデザインのオフィスにてスタッフ、講師を勤めた後、『Round*R(ラウンド*アール)』主宰。
「花」や「紙」を使った雑貨、アクセサリー販売、メーカーとのコラボ、ブライダル、ディスプレイ、ホビークラフト作品を中心に著書や雑誌、TVなど幅広い分野で活動。
2004年の著書では「おし花かるた」を制作し、現在「切り紙かるた」を制作中。「ルシードフラワー協会」認定講師。
手芸をしたことがない人でも、手軽に挑戦できる「手芸キット」の選び方とおすすめ商品をカテゴリ別にご紹介!子供の知育にぴったりの商品から、高齢者が楽しめる商品、刺繍や羊毛フェルト、ビーズなどさまざまな手芸キットをピックアップしています。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。
裁縫初心者でも安心!
「はじめて」にやさしい手芸キットの魅力
手芸キットは、説明書と必要な材料がそろっている簡単キット。説明書どおりに作れば、作品が仕上がるようになっています。
パッチワークやビーズ細工など、手芸キットにはさまざまな種類があるので、これまで難しそうだからという理由で、手芸を諦めていた方でも取り組みやすいのが魅力。
また、基本的に裁縫キットを持っていなくても、手芸キットを購入すればすぐに作ることが可能。追加で用意するものも、わかりやすく書かれています。
幼児・大人・高齢者も楽しめる豊富なラインナップ
手芸キットは編み物系や刺繍系、裁縫系やクロッシェレース、パッチワークなどさまざまな種類があります。動物ボンボンなどは、作り方もかんたんなので、小さい子どもでも手軽に取り組むことが可能です。
逆に、高齢者手芸キットなど大人の方でも楽しめる魅力的なアイテムも。高齢者は、手指を動かすことが認知症対策になります。友人や家族に贈りものとして作ってみるのもおすすめです。お家時間を楽しめる豊富なラインナップが用意されているのが、手芸キットの魅力といえます。好みのキットを探して手軽にはじめてみましょう。
手芸の種類は豊富!
いろいろある! まずは作りたい作品を選ぼう
大きく分けると、「編み物」「刺繍」「裁縫」「その他」の4つのカテゴリに分けられます。詳しく見ていきましょう。
編み物系
まずは、編み物系から見ていきましょう。編み物系は大きく分けて、棒編み・かぎ針編みの2種類があります。
棒編み
棒編みは、先がとがっている棒状の編み棒を2本使って編んでいく技法です。作る作品によって使用する棒の数は3本・4本と異なりますが、一般的には2本あればマフラーやセーターなどを編むことができます。
手芸キットを使えば、スヌーピーやすみっこぐらしなどのかわいらしいマスコットや、手縫いのカバンなどが作れますが、棒編みに慣れてきたら洋服にチャレンジしてもよいでしょう。
かぎ針編み
かぎ針編みは、かぎ針1本だけを使用して作ることができる、棒編みよりも手軽な技法です。かぎ針編みでは、コースターやあみぐるみなどのアイテムを作ることが可能です。手芸の入門としてかぎ針編みにチャレンジし、慣れてきたらレース編みなど少し難しい手芸に挑戦してもよいでしょう。
以下では、初心者の方でも使いやすい「かぎ針セットおすすめ12選」を紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
刺繍系
手芸キットにある刺繍系には、フランス刺繍とクロスステッチ、刺し子、手まりの4種類があります。
フランス刺繍
フランス刺繍とは、ヨーロッパ風の刺繍の総称のこと。日本では、一般的に刺繍全般のことをフランス刺繍と呼んでいます。針が刺しやすい生地に、好みのデザインや柄を写して刺繍針でひと針ひと針縫っていきます。
初心者の方は、まずワンポイント刺繍からはじめてみましょう。地道な作業ではありますが、少しずつデザインができあがっていくと、次第にやる気も出てきますよ。慣れてきたら、母の日のギフトにハンカチなどを作ってみるのもおすすめです。
クロスステッチ
クロスステッチは、布のマス目に沿って刺繍するだけなので、初心者の方でも取り組みやすい技法です。子どもがはじめて刺繍をするときに、クロスステッチにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
手芸キットでは、しっかりと基礎が学べるように、クロスステッチ専用の針を使って、縫い方をていねいに教えてくれます。慣れてくれば、クッションやテーブルクロスなどの大きなものも作れるようになりますよ。
刺し子
刺し子は日本に古くからある伝統的な刺繡であり、藍色の布に白い糸で線を描く、素朴で美しい技法です。手芸キットでは、おもにコースターやキーホルダーなどが作れます。慣れてきたらバッグやクッション、枕や花ふきんなどにもデザインすることができるでしょう。
「刺し子キットのおすすめ15選」では、初心者の方から楽しめるキットを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
手まり
手まりは丸いかたちをしているので、ほかの刺繍と比べると難しいイメージがありますが、手芸キットがあれば初心者の方でも取り組みやすいのが魅力です。
刺繍糸をかがっていくだけで、すてきな子供向けの知育玩具を安く作ることができるでしょう。平面の布に刺繍するのに慣れてきたら、ぜひ、立体的な形の手まりに挑戦してみてくださいね。
裁縫系
裁縫系はおもにパッチワークや洋裁、つるし雛の3種類があります。
パッチワーク
手芸キットの、定番とも言えるのがパッチワークです。柄と柄を組み合わせて、ひとつの大きな作品を作り上げるのが魅力的です。最初はカバンやポーチなどの小さい作品から作っていき、慣れてきたらこたつカバーなどの大きな作品まで作り上げる人もいます。
手芸キットを使えば、パッチワークの基礎からしっかりと学べますので、どなたでも手作り雑貨を楽しむことができるようになります。
洋裁
洋裁は、洋服や洋風の小物を作ることを目的とした裁縫のことです。ベビースタイや子どもの幼稚園カバン、上履き入れなど、おもに子どもが使うものを洋裁で作るという方が多いようです。
とくに赤ちゃんがいるご家庭では、ベビースタイは何枚あっても困らないですし、作りもシンプルなので、初心者の方でも作りやすいのが魅力です。手芸をはじめてみたいと思っても、何からはじめたらよいのかわからないという方は、洋裁をおすすめします。
つるし雛
つるし雛は、小さいお人形をたくさんつくって、全部吊るすというユニークなものです。作った人たちのたくさんの想いが詰め込まれている、とてもかわいらしいものでもあります。
手芸キットのつるし雛は、京ちりめんのキットになっており、子どもの誕生を祝ったり、健やかな成長を祈るために作られます。
ほかの手芸キットと比べると、やや手先が器用な人向けではありますが、少し手芸に慣れてきたという方はぜひ、挑戦してみてください。子どもにピッタリなおもちゃが作れますよ。
その他(ビーズ・羊毛フェルトなど)
最後に、ビーズや羊毛フェルト、動物ポンポンやちりめん細工などを見ていきましょう。
ビーズ細工
ビーズ細工とは、ビーズを使ってハンドバッグや絵画、人形などを作る技法のこと。初心者の方でも取り組みやすく、サンリオなどのキャラものも作りやすいのが魅力。簡単な手芸キットもたくさん販売されています。
ひとつひとつ手作業でビーズを入れていくのは、根気のいる作業ですが、説明書どおりにおこなえば、きちんと作品ができます。平面的なビーズ織り専用のキットも売られていますので、はじめての方でもかんたんにビーズ細工ができあがりますよ。気になる方はぜひチェックしてみてください。
羊毛フェルト
犬や猫、くまなどの動物や、花、ブローチなどが作れる羊毛フェルトは、さまざまな種類の色があります。
手芸キットを購入すれば、作るのに必要なフェルトや目のパーツ、説明書などが一式で入っているので、初心者の方でも取り組みやすいのが魅力。
近年では、手芸用品店以外にもダイソーやセリアなどの100均でも売られており、ぬいぐるみが簡単に作れる人気手芸として、話題にもなっています。子どもと一緒に作れば、喜んでくれること間違いなしです。
動物ポンポン
動物ポンポンは、羊毛フェルトの進化系とも言われているもので、最近流行りのぬいぐるみです。動物ポンポン専用のポンポンメーカーを使えば、初心者の方でもかわいい犬や猫、小鳥などが作れます。
毛糸をグルグルに巻いて、ハサミで形を整えながらカットして細部を仕上げるだけなので、複雑なデザインでなければ、短時間でできあがります。毎月新作の動物を作って、どんどん数を増やしていくのも楽しいでしょう。
ちりめん細工
ちりめん細工は、江戸時代からの歴史をもつ伝統手芸のひとつです。美しい絹織物を使い、動物や金魚、花やドールなどをつくります。
羊毛フェルトや動物ポンポンなどと同じく、大きさは手のひらに乗るくらいのものなので、作ったらお部屋に飾りましょう。
「ちりめん細工キットのおすすめ12選」では、初心者の方でも作りやすい手芸キットを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
難易度やキットの中身をチェック!
手芸キットの選び方
作りたいものが決まったら、キットの内容にも注目していきましょう。
難易度を確認する
ハンドメイドキットの種類はさまざまで、難易度や所要時間も千差万別です。たくさんの用具やいろいろな素材が必要な手芸もあり、材料をひとつひとつそろえるところからはじめるのは、少し腰が重くなるかもしれません。
そんなとき、材料が揃っている初心者向けのキットはかんたんに作品を制作でき、短時間で完成させることができます。夢中になって作っているうちにできあがるので、達成感とまた作ってみたいという興味も湧いてくるでしょう。
自分で用意するものは最小限がラク! キットの中身を確認する
ひとくちに手芸キットといっても、その内容はさまざまです。布や糸など、手芸の材料のみが詰められたものから、道具まで一式セットとして販売されているものもあります。
はじめてトライする種類の手芸であれば、必要な道具も入っているほうが、手元に届いてすぐに作りはじめられるので便利でしょう。道具がすでにそろっている場合は、材料のみの手芸キットを選んでください。
エキスパートのアドバイス
まずは、興味をひかれたものからトライしよう!
【エキスパートのコメント】
数年前からのハンドメイドブームもあって、ご自分でも何か作ってみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
最初から難易度が高いキットだと続かないものですが、パーツが揃っている手芸キットなら取り掛かりやすいですよね。
自分の手でひとつ完成させるとそれが何とも愛おしく、「また次を作ってみたい」「ほかの素材でも応用したい」といったアイデアも湧いてくるかと思います。まずは、少しでも興味をひかれたものから試してみてくださいね。