女優・歌手の大原櫻子が、7月クールの新ドラマパラビ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』(毎週水曜25:35〜)の主演を務めることが14日、明らかになった。
同作は、元劇団「猫ニャー」主宰のブルー&スカイ脚本によるオリジナル作。実家であるラブホテルの一室で、兄が営む探偵事務所の手伝いをする水野羽衣(大原)が、水に濡れるとタイムリープできるという特殊な能力を生かし「びしょ濡れ探偵」として事件を解決へと導いていく。
今作でドラマ初主演、そして、テレビ東京のドラマ初出演となる大原。自身初となるドラマ主題歌を担当する。「……水を差すようですが、彼は犯人ではありません! とんだ濡れ衣です!」を決め言葉に、びしょ濡れになることで過去・現在を行き来する。
大原櫻子 コメント
・「びしょ濡れ探偵」のオファー、台本の感想
企画書を拝見した時、水野羽衣の「水を差すようですが……」という決め台詞が目に飛び込んできました。今まで演じてこなかった、「凛としていてかっこいい女性を演じられる!」と喜んでいましたが、台本を読み、いろんな表情のある羽衣ちゃんにもっと魅力を感じました。
・ 水野羽衣の人物像、および役作りで心がけていること
正義感と、人一倍ある優しさを意識しています。家族や友達と会っている時と、事件解決に向かう時は、まるで別人の内面を持っている女の子です。
・実際に撮影が始まってみての感想
大変! です……ね!(笑) 何よりも寒いです! バケツ一杯の水を毎日かぶっております。寒いから、お湯をかぶりたい気持ちですが、作品上湯気は出せませんので、冷たさと毎日戦っています。
・このドラマの見どころ、視聴者へのメッセージ
今まで見たことのない探偵ドラマ。笑って、笑って、笑えるドラマです!(笑) 真剣にふざけています。面白すぎて、たぶん、出演したくなります。お楽しみに!
ブルー&スカイ(企画・脚本)コメント
びしょ濡れ探偵が過去に戻ることで事件を解決するという大枠以外、原作があるものではないので随分自由に書かせて頂いたと思います。ありがたいことです。ドラマの本筋に無関係などうでもいい会話をもっと長々と書いてみたかったものの、放送時間に収めるという当然の事情で削っていく必要はありましたが、脚本打ち合わせで、どこの“どうでもよさ”を削って、どこの“どうでもよさ”は残すか、のような話をスタッフの皆さんとしている場が楽しかったです。ありがたいことです。どうか最終回まで観て頂き たいです。
藤野慎也(テレビ東京プロデューサー)コメント
今までに絶対に見たことがない、前代未聞!? 空前絶後!? の探偵ドラマを視聴者の皆様にお届けできると思うと、今から本当にうれしい気持ちで一杯です! 何が新しいかと言うと、いろいろあるのですが、何といっても主人公が毎話水をかけられたり、自ら水をかぶったりして、びしょ濡れになりながら物語が進むドラマって絶対に見たことないと思います! 問題は、主人公をどなたに演じていただくか、でした。
映画『あの日のオルガン』を観て、映画自体も涙が止まらない素晴らしい作品だったのですが、その中でも俳優・大原櫻子さんの演技に感銘を受けました。大原さんに水野羽衣を演じてもらいたい、でもびしょ濡れで演じていただくのは体力的に相当な負担になる……。期待と後ろめたさを抱えてオファーしましたが、予想に反して快諾のお返事! 後日大原さんから、「濡れることを心配してもらうことはないですよ!こんなに内容が面白いですし!」と言っていただきました。
とはいえ、タイトな撮影スケジュールに加えてびしょ濡れでの撮影は、相当きつかったと思います。しかしながら大原さんはきつい様子は一切見せず、ドラマを面白くしたいという一心で他出演者とともに試行錯誤しながら、楽しそうに撮影に挑まれていた姿が印象的でした。大原櫻子さんをはじめとした出演者、脚本、監督そして全てのスタッフが、“新しくて面白いドラマを作る!”という高い目標を持ち、毎日笑いが絶えない撮影現場でドラマを作り上げていきました。私たちの情熱が詰め込まれた『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』是非ご覧ください!