フリーター・既卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」(運営レバレジーズ)は5月10日、パワハラ、セクハラに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は2019年4月12~19日、有効回答は18~30歳の正社員・契約社員・派遣社員281人。
パワハラやセクハラで仕事を辞めたことが「ある」と答えた人は41.8%で、2018年(29.2%)と比べて12.6ポイントも増加した。
パワハラの退職理由としては、「他の従業員の前で暴力を振るわれたり、叱責されたりした」「早く仕事辞めろと毎日言われた」「残業をつけるな、定時になったら退勤を押せと言われる」などが、セクハラの退職理由としては、「過剰なボディタッチが多い」「性的な関係を迫られる」「卑猥な話題を出される」「出勤退勤時間をあわせてくる」などが挙げられた。
自分の身の回りにセクハラやパワハラが理由で退職した人が「いる」と答えた割合は58.3%で、2018年(37.2%)と比べて21.2ポイントも増加した。
パワハラ度合いが高いと感じる行為を尋ねると、2018年と同じく「人格を否定されたり、傷つけられたりすること」(21.1%)が1位。次いで「肉体的な暴力を振るわれること」(17.3%)、「『お前なんかいつでもクビにできる』などと脅されること」(12.3%)と続いた。
セクハラ度合いが高いと感じる行為を聞くと、2018年は「性的なからかいや冗談を言ったり、性的な噂を流したりすること」(15.8%)が1位だったが、2019年は「マッサージと称して必要もないのに身体を触ること」(15.7%)が首位に。以下、「しつこく食事やデートに誘うなど交際を迫ったり付きまとうこと」(14.9%)、「性的なからかいや冗談を言ったり、性的な噂を流したりすること」(14.5%)と続いた。