女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦である「ワールドレディスサロンパスカップ」の最終日が5月12日、茨城ゴルフ倶楽部にて行われ、渋野日向子選手が通算12アンダーで大会最年少でのメジャー初優勝を決めた。
令和初のメジャー女王の座を、若干20歳の渋野選手が射止めた。首位タイで迎えた最終日はボギースタートとなったが、続く2番でバーディーを奪取。4番でもボギーを叩くが、直後の5番ホールでまたもやバーディーを取り返すなど我慢のゴルフを続け、同じく首位タイでスタートしたぺ・ソンウ選手と激しい首位争いを演じた。
ゲームが大きく動いたのは16番。ぺ・ソンウ選手は第2打を大きく右に曲げ、続く第3打目もバンカーにつかまってしまう。このミスが響き、終盤で痛すぎるダブルボギーを叩いてしまう。一方の渋野選手はこのホールをパーでまとめて2打差に。最終18番はぺ・ソンウ選手が意地のバーディーパットを沈めるが、渋野選手が落ち着いてパーパットを決めて勝負あった。
渋野選手はこの優勝が自身のツアー初優勝で、メジャーでツアー初優勝を果たしたのは、日本人では畑岡奈紗選手以来8人目の快挙。しかも大会最年少Vという名誉もついたことに「私で大丈夫でしょうか」と、自分自身に驚いている様子だった。
photo by KUBOTA MIWAKO